インクルーシブな社会のために

障害の有無程度に関わらず支え合う社会へ ~ハマジョブネットワーク~

障害者自立支援法案、廃案に

2005年08月15日 | 記事
08月08日、郵政民営化法案否決による衆議院解散に伴い、障害者自立支援法案・雇用促進法改正法案が廃案となった。
実際に自立支援法対策に携わっている職員はこの日、久々に早く帰宅した。

郵政民営化も大事な問題だから、仕方ないとは思いつつ、しかし少し悲しい気がした。
比較できることじゃないけど、郵政公社の職員の身分より、障害のある人々の状況のほうが深刻なんだ!
そりゃ郵政民営化は単に公社の民営化の話に留まらないわけだけど。
だから、政局が安定したら、きちんと議論してくれよ!と願う今日この頃。

ろう学校生徒の市役所実習

2005年08月15日 | 記事
08月05日、鶴見区役所と神奈川区役所にて行われた、ろう学校生徒の1週間の実習が終わった。
いずれも高校2年生の2人の生徒が、区役所のオフィスにて、事務をこなした。
伝票整理・PCへの入力・計算、アンケート集計、パンフレットの作成など、仕事はあるある。
高校2年の彼らにとって、どこかに通って仕事をするというのは初めての仕事。
しかし、自分の技術が、社会に役に立つということは、大きな自信になるに違いない。
このあと、彼らは本格的に進路を考えていく。楽しみである。

市役所では現在、主に知的障害のある方への支援を行っているのだが、
ろう学校生徒の実習は、昨年度、当校から依頼されて、試しに自分の職場でやってみた。
すると思った以上の能力とひたむきさに心打たれ、今年は他の部署にお願いしたのだ。
いずれの区役所でも聴覚障害のある職員がおり、受け入れもスムーズだったとのこと。
生徒を中心として、手話講座が開かれることもあったようだ。
こうして受け入れ側も、変わっていく。これも楽しみなのである。

福祉関係専門学校学生と面談

2005年08月15日 | 記事
07月30日、NPO活動への参加を呼びかけるため、学生さんと面談。
学生さんと言っても、昼間働いて、夜に勉強しているのだ。
志のために頑張る姿はステキである。こちらが教えられる。

お返しに夜間の勉学では学べない現場を提示できたら、と思う。
具体的には、子育てについて悩みをもつ親へのインタビュー。
悩みを打ち明けるのはある意味、自分の身を切ること。
この人になら、身を切ってもいい、そう思わせないといけない。
そのためにはまず、人と人との信頼関係が必要不可欠。

でもそれって難しい話ではなく(技術的には難しいけど、日常的ということ)、
たとえば恋人との会話。自己満足なアプローチではいけない。
まず自分が身を切って示すこと。

…なんて恋愛の達人みたいだな。真実はNot at allである。