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インクルーシブな社会のために

障害の有無程度に関わらず支え合う社会へ ~ハマジョブネットワーク~

医療と福祉

2009年08月29日 | 記事
7月23日、医療に障害児者の理解を広げることをテーマに、
ある団体の方々と意見交換。

知的・発達障害のある人の場合、
こだわりや恐怖などのためスムーズに受診できず、
その結果、適切な医療を受けられず、
治る病気も治らないこともある。

それは、障害が問題なのではなく、
適切な対応を医療側が知らないということが問題なのだ。

しかし、障害のある当事者の家族や支援者は、
医療を受けさせてもらうという心理により
泣き寝入りすることがよくある。

この問題に取り組みたいと思っている。

中学生のふれあい体験

2009年07月26日 | 記事
7月3日、近所の中学生数人が教師と松風学園を訪れた。
「ふれあい体験」ということで、実習をするのだ。
松風学園で利用者が参加している日中活動に加わってもらい、
一緒に作業したり、レクリエーションをしたりした。

1時間ばかりではあったが、中学生たちにわずかでも
思い出が残ればいいと思う。

思い返すと、自分も、中学生のときに実習をした記憶がある。
ほとんど何をやったかも、利用者の顔も、覚えていないが、
こんな場所が身近にあるんだとわかるだけでよかったと
今になってみると機会に感謝している。

Yネット総会

2009年07月26日 | 記事
6月27日、Yネット総会が開かれ、
自分は事務局として参加した。

Yネットは正式名称横浜ふくしネットワークといい、
市内の障害福祉に関する有志の権利擁護ネットワークである。
Yネットに加盟している施設は、オンブズパーソンを毎月呼び、
施設内を回って、利用者の声を聞いてもらったり、
職員と意見交換をしてもらったりしている。

その他にも職員同士で学習会をしたり、施設間研修をしたり、
利用者向けのセミナーをやったりと、活発に活動している。

総会では、昨年度の事業報告と、今年度の事業計画が発表された。
50人以上が参加して大盛況、懇親会も予想以上の参加で盛り上がった。

最近、県内で多くの不祥事が明るみに出ているが、
単に人権研修をすればいいのではなく、
こうした普段の継続的な活動が大事である。

しかも、施設職員だけで連携しているのではなく、
オンブズパーソンさんと緊張はありながらも
信頼関係ができているのが、素晴らしいと思う。

西部ブロック会議

2009年07月26日 | 記事
6月26日、泉区役所にて西部ブロック会議があったので参加した。
横浜市では、市自立支援協議会と、ほとんどの区にも協議会があり、
地域の障害福祉の課題について話し合っているが、
その間を埋めるものとして市内に4ブロックの会議があるのだ。
西部ブロックは、旭・保土ヶ谷・泉・瀬谷の4区からなっている。

会議には、各区内の区職員(ワーカー)や相談支援事業者が集まり、
個別支援会議の運営の仕方を学んだり、
各区の状況を報告し合ったりした。

こうした刺激を受けて、メンバーは自分の地域に戻って
フィードバックするのである。
横浜は非常に広く、全体で集まると煩雑になるので
こうしてブロックに分けているだろう。

個人的には非常に勉強になったし、
また松風学園として何を考えなければならないかのヒントももらった。

セーフティマネジメント委員会

2009年06月29日 | 記事
6月23日、セーフティマネジメント委員会として、
松風学園の職員による会議を行った。

テーマの一つは入浴における安全管理で、
現状や問題点を提示し合った。
課題はハードやソフトさまざまだが、
情報共有や意見交換をすることで、
新たな対応が考えられることもある。

この取り組みは松風学園の売りでもあるので、
今後も伸ばしていきたい。

松風学園再整備事業について

2009年06月29日 | 記事
最近、松風学園の再整備に関する経過報告を、
利用者・ご家族、職員に対し続けて行った。

再整備については、昨年、学識経験者、民間施設長、保護者、
市職員などからなる基本構想検討委員会により、
基本構想の提言が出されたところである。

また、PFI事業(民間手法を使った公共事業)の導入について
調査が進んでいるところ。

これらを受けて、どんな絵を描いていくか。
福祉を担う一員として、また松風学園の現場にいる者として、
責任を果たしていかなくてはならないと思っている。

インフルエンザ

2009年06月29日 | 記事
最近、新型インフルエンザをめぐり、世界中で騒がれている。
国内では一時に比べ落ち着いたかなという印象があるが、
いまだに被害は広がっているし、安心してはいられない。

松風学園では、この動きをきっかけに、
責任職が朝一番で会議をする習慣ができた。
今でも重要な連絡はここでできるので、よい成果だ。

また、利用者にもインフルエンザの疑いが出て、
結果的には陰性だったのだが、
その際に対応を次々とこなさなくてはならず、
これもよい訓練になったと思う。

日本は騒ぎ過ぎと報道されることがある。
確かに焦ってパニックになるのはよくないが、
冷静に万全の準備をすることが、市民の安全につながる。

施設見学

2009年06月29日 | 記事
6月2日、横浜市障害福祉部職員向けの施設見学に同行。
朝から晩まで見学して、非常に勉強になった。

その中で、施設の雰囲気は、ハードの古い新しいではないと思った。
利用者がいかに居心地よさそうにいるか、
職員がいかに利用者本位で支援しているか、
これは松風学園でも気をつけようと思った。

太鼓のコンサート

2009年05月31日 | 記事
5月30日、友野龍士のわくわくコンサートに行く。
友野さんは和太鼓奏者で、
市役所の同僚が元同級生という縁で
自分は今回2回目のコンサートだった。
同僚や知り合いも多く来ていた。

客の多くが、そうした何らかの縁で来ており、
友野さんに対する声援は、音楽を超えて、
熱い男を盛り上げて、元気をもらおう!というものに見えた。

支え合い。
まさに福祉の理念である。

施設職員の連携

2009年05月31日 | 記事
5月27日、Yネットの推進員部会。
Yネットは横浜市内の障害福祉事業所のネットワークで、
利用者の権利擁護を目的としている。
推進員部会は、そのスタッフの部会である。
松風学園からは自分を含めて5人参加。

会場には30人ものスタッフが集まっていた。
昨年度行った、施設間研修の報告。
また、今度行われるYネット総会の打ち合わせ。
それから、今年度の推進員部会の役割分担。

終わった後、懇親会にも参加。
別の施設職員と、共通する利用者さんの話をする。
表立った意見交換は難しいけど、
こういうところでつながりができていれば、
仕事に生きる。

当然だが、職場は違っても、目指すところは一緒なんだと思った。

塀の中から外へ

2009年05月25日 | 記事
5月24日、テレビ番組「NNNドキュメント'09」を見る。
知的障害のある人が生活苦から窃盗などの犯罪を繰り返すことがある。

これは、知的障害があるにも関わらず、
福祉の支援につながらないまま、生活困難に陥る人を
どうやって福祉につなげるか、ということ。

本当は初めに犯罪を犯す前に手を打てればいいのだが、
残念ながら犯してしまった場合、
刑務所などからいかに福祉につなげるか。

番組ではこうした課題について、
長崎県内の刑務所・社会福祉法人双方での取組が描かれていた。
この取組がやがて全国に広がるのだという。

横浜でも当然、触法ケースの取り組みはある。
今後は事例を蓄積して、体制を整備する必要があるだろう。

自立支援法に関する講演

2009年05月24日 | 記事
5月16日、県社協にて、自立支援法に関する講演があった。
講演者は、社会事業大学の平野方紹さん。
主催者は、厚木精華園。

この中で、障害福祉の法制度が、公的責任と私的責任の中で
揺れ動いているという指摘があった。
法制度なんだから公的責任なのは間違いないんだが、
どこまで責任を持つか、ということである。

たとえば、介護保険の財源は、その一部を保険料で賄っている。
これに対して、障害福祉では保険料をとらない。
これは、障害福祉の方が、より、公的責任を重んじているということ。
単なるお金の話でなく、公的責任に対する理念の問題でもある。

今度の自立支援法の改正で、
応益負担から応能負担になるという点がある。
これは、サービスを受ける分だけ負担するというものから、
支払える能力に応じて負担するものになるということ。
これはいわば、公的責任という考え方をより強くするものといえよう。

この方向性にはもちろん異論があろうが、
法制度はそうなっているということである。

後見的支援推進プロジェクト

2009年05月24日 | 記事
5月15日、横浜市役所において、
横浜市障害者施策推進協議会の一専門委員会である、
後見的支援推進プロジェクトの第1回が開催されたので聞きに行った。

第1回なので、各委員が自己紹介と問題意識を述べるにとどまったが、
早くも福祉と司法間の問題が出てきた。
最近、触法のケースで、両者の連携の必要性が特に叫ばれているが、
触法まで行かずとも、この関係作りが必要である。
今後の展開が楽しみである。

個人的には、専門家だけでなく、地域・ご近所さんで
支える仕組みをどう作るか、
あるいは既存の仕組みにどう入れていくかが気になった。
こういう委員会だと、当然だが、専門家による議論になる。
ここに、いかに「地域」の視点を入れるか、である。

乗馬会

2009年05月24日 | 記事
5月12日、松風学園にて乗馬会が行われた。
乗馬協会という団体に協力をお願いし、
グランドにて利用者さんを馬に乗せ、引率付きで馬を歩かせる。
怖くてなかなか乗れない利用者さんも多い。

乗馬の後は、餌(人参と林檎)をやる時間があり、
乗らない人も馬とふれあって楽しむことができる。

また、この会の特徴は、近隣にも声をかけ、
特養ホームや保育園、作業所などの利用者さんも乗馬するのだ。
皆さん非常にいい顔を見せていた。

インフルエンザ対策

2009年05月09日 | 記事
ゴールデンウィーク前から、新型インフルエンザの発生と拡大が
世界的にニュースになるようになった。

松風学園でも、過剰に騒ぐことなく、
対応する体制をとった。

まず、毎朝8時半に責任職会議を開き、情報交換。
GW前には、可能な限り職員を集めて、
松風としての対応について説明をした。

また、帰宅しているまたは帰宅予定の利用者を一覧にし、
帰宅する際には、ご家族にインフルエンザについて説明し、
高い発熱と咳など呼吸器系の症状がある場合は、
病院に行く前にまず保健所に連絡するよう要請。
また松風に戻る際には、ご家族に対して、
帰宅機関の健康状態と帰国者の有無を確認。

GW中は、責任職が交代で出勤し、非常時に備えた。

今のところ無事であるが、しばらくこの体制を続ける予定。

報道を見ていると、インフルエンザに対する対応は、
政府によるものだけでなく国民によるものも含め、
日本人はしっかりできていると思う。
これは誇っていいのではないだろうか。