「見仏」と「札所巡り」と「仏教少々」

仏像鑑賞と札所巡りと受け売りの仏教を少し

東京博物館「スリランカ―輝く島の美に出会う」

2008-09-24 20:14:45 | 見仏(特別展)
東京国立博物館で行われている、特別展に出かけていった。
ある程度は仏像目当てだったが、小さめのものが多かったが、
その仏像のスタイルは、日本のものと比べてユニークで、
見ておいてよかった。
インドで仏教をちょう愛していたカニシカ王の子孫が
スリランカへ仏教を広めたという。その後、ヒンズーとかも
入ってきたりしていた。16世紀頃になると、
ポルトガル、オランダ、イギリス等の植民地支配を受けて、
今日まで至る。列強支配があったおかげで、
インドという国とは別に、スリランカという国が存続し、
同時に、仏教もヒンズーの波にのみこまれることなく、
生き残ってこれたのではと思う。
一時期、ヒンズーの広まりと仏教の衰退を案じて、
ビルマやタイから
僧侶を招へいしたことがあるというのには、少し驚いた。

仏像は、50cmほどではあるが金色に輝く菩薩の像は
特に印象に残った。
仏像の一部の頭の上のこんもり感などを見ると、
このあたりも、日本に伝わっているなあという印象。
鼻筋は、たいてい、きりっとしているが、
眼は東洋系のイメージが感じられる。
如来とか菩薩とかの区別は、見た目で区別して、日本語で、
その区別はされていた。
後期の仏像は、タイなどにみられるように、
宇宙人型のものも見られた。
ヒンズーの像で、シバ神が、人を片足で
ふんずけている像があって、これは、まさしく日本の
四天王が邪鬼をふんずけている像を連想させる。
シバ神の奥さん、パールバーディーの像や、
息子のガネーシャの像もあった。


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