「見仏」と「札所巡り」と「仏教少々」

仏像鑑賞と札所巡りと受け売りの仏教を少し

築地本願寺、仏教文化講座2015.8精神科医

2015-08-29 18:39:33 | 仏教
精神科医の香山リカが講師。
テレビでのコメンテーターとしても知られている。

そのためか、けっこうな集客だった。


宗教は、幸せのため・・・。
しかし昨今、人の命を奪い合っているという状況。

今、立教大学の教員もしている。
この大学は、キリスト教系の大学。
実は、この講座のあと、
もうひとつのキリスト教系の大学との合同で、
会合があって、そこで司会的なことをする。

その内容は、昨今、国会で憲法違反と思われる
動きがある。平和について・・・という内容。

かつて戦時中、立教大学でも国策を優先させ、
大学3年生を、もう卒表でいいから、
兵士として、戦地に向かわせていたという
事実があった。

話は現代になり、ある日立教大学のほうに
あるメールが米国人から送られてきた。
その米国人は神父で、立教大学と同じ系列の
キリスト教。
その神父が住んでいる近所にあるおじいさんが
いて、最近がんで亡くなった。
そのおじいさんは、
ある東南アジアの島で、日本軍と戦っていた。
そこで戦利品として、寄せ書きのようなものが
書かれている旗を持ち帰った。
そこには、立教大学、山岳部一同と書かれてあったそう。
それで、その旗の持ち主を探してのメールだったという。

その旗の持ち主は判明。その子供さんは、亡くなっていた。
65才のめいごさんは生きていた。

その旗の返還式が行われ、今は、立教大学の資料館に
展示されているという。

戦時中に、学生を戦場に送り出したことについて、
大学側は反省した。


(ここまでの話は、なかなか興味深いところでは
 あったが、本題のここからは、
 深いい話はなかった。精神科医をしている
 経験から、普段感じていることを話していたが、
 一般の人も感じているだろうという内容でも
 あったと思う。)

精神科に来る人たちを見ると
お金はあって裕福そうでも幸せになれない。 

昨今、インターネットの広まりもあり、
比べるものが増えた。

医療の世界もインターネットの広まりで
選択肢が増えた。迷いもでる。
一昔前の医療では、そのお医者さんに
まかせるということが当たり前。

インフォームドコンセントという
患者の同意書も生まれて来た。

***

一人でいることは失敗。負けているという感覚。
でも一人だからこそできることもある。

***

自分を認めてあげる。・・・大切なこと。

100点ではないけれども、まあ、うまくいって
いると思えばよい。

人は自分にムチ打つことは得意。
成長、発展という面ではよいが,ほどほどに。

自分に暖かい目を向ける。

日常生活で当たり前のようにできていることでも
けがとかすると、当たり前のようにできない。
当たり前のようにできることでも
自分をほめればよい。

自分で自分を嫌いになる。
これほど、ストレスになることはない。

***

科学が進み、より、人が長生きすることが
できるかもしれない。
しかし、以下のような問題も生まれる。

100歳を超えたおばあさん。いたって、健康には
さほど問題は無いが、老人ホームに入ることにした。
それはなぜか。
70歳の娘さんが認知症になったため。
2人そろって、老人ホームのほうへ。

***

その他、感じたこと。

・・・ね。・・・・ね。
とちょっと変わった話し方。
精神科医というところから
そういう話し方になっているのだろうか。
女友達に話をしている風にも感じられた。

精神科医の目からみて、こう思えばよいという
ようなことは、結局、仏教の教えでも言われている
ようなことと似ている。

今回の講話は、新しい発見はあまりないものの、
仏教の教えに通じるものがあると感じた。
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深川えんま堂2015.8

2015-08-16 20:28:28 | 見仏(東京)


縁日ということもあり
出かけて行った。

えんまさんの前の扉は
開いていて、
どっしりとしたお姿が
外から見れた。

堂の中に入ると、
側面と床にメルヘンチックな
ガラスばりの花の世界が広がる。
えんまさんは座像で、推定3.5m。

後方に小さいお地蔵さんがいて
手を合わせて拝んだついでに
えんまさんの腰のあたりを
触ってみた。

そしたら、コンクリート感。
なるほどと思った。見た目、
木質ではなさそうだったので。

今回、初めてえんまさんの
前の賽銭にお金を入れたら、
何事かアナウンサー的な声が
聞こえてきた。15秒ほど
のミニ法話だったような、、、。





このお寺を後にして、
深川不動のほうにも
少しお参りに行った。


今日は、父方、母方のご先祖さんの成仏を願い、
自分の生誕に関わったご先祖さんの成仏を願った。



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仏教、おすすめ動画

2015-08-10 20:41:00 | 仏教
テーラワーダ仏教協会の
スマナサーラ長老の受け売りの仏教では
あるようですが、
お勧めの動画です。

https://www.youtube.com/watch?v=sFU9xtCuIAg
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牛久大仏2015

2015-08-01 23:48:14 | 見仏(茨城)
牛久大仏を
久しぶりに見に行った。

牛久大仏は、浄土真宗東本願寺派。
浄土真宗は仏像に関しては
一点もの。阿弥陀如来。
いろんな種類の仏には
出会えない。
しかし、牛久大仏は、それを補う
スーパーな阿弥陀如来。
蓮華座入れて120m、仏そのもの
の大きさでは100mと、とてつもなくデカイ。
青銅製仏像の世界一の大きさ。
確かミャンマーだったろうか、
世界一大きい仏像は他にあるが、
こちらの方が、より手が込んでいる。
鋳造の部品は、台湾の会社が制作。
それに、日本の建設会社が施工。

牛久駅からバスに乗り込む。
到着まで23分というが、
どのあたりから見えるだろうかと
キョロキョロと見続けていたけど、
小高い林などがあり、
見えてきたのは後半だった。

もう何度も見ているが、やっぱり大きい。

バス到着。横目に大仏を見ながら、
お寺に相当する門の前まできた。

そこには、親鸞像の姿も。
人間大くらいの大きさ。

そして、門から歩き続ける道が
阿弥陀如来に続く、長い道のり。
ずっと阿弥陀如来を視界に
入れながら、歩き続けて、
目に焼き付けたいのではあるが、
見上げ続けると、首が痛くなる。
今日は、体調もあまりよろしくなく、
見上げるという動作は、
疲れる行為になってしまう。

足元まで来た。
見上げた。阿弥陀如来が、
自分の方へと倒れかかって
くるような錯覚。

阿弥陀如来のお体は、
うっすらと青銅色の錆が、ほんの
一部にみえはじめている。
後、何十年何百年経ったら、
青銅色の錆びに包まれるだろうか。

体内に入ることに。
入り口のところで、床の何ヶ所かに、
足元は少なくとも見えるようにするための
小さなledの光がいくつか。
小さなledの光を除いて真っ暗な
状況に。たまたま居合わせたどこかの
家族の子供が恐い、恐いと言っていた。
そして、無明の暗闇を一点の光が照らすという
指向、、、といきたいところだったが、
案内のおばちゃん、操作を間違え
入ってきた入り口のほうのシャッターを
開けてしまい、無明を照らす一筋の
光というシーンが台無しになった。
(まあそんな事はどうでもよいが。)

体内は、幻想的な光など。
アトラクション的な要素も。

上層へエレベーターで上り、
東南アジアから贈られた
宇宙人的な仏像や、仏シャリ等も展示。
高さ85mの大仏の胸のところの
隙間から、小さくなった人間や車
なども見ることが出来る。

日本人に連れられてきている
西洋人も何人か見られた。
昨今外国人が増えたという状況では
あるが、日本人でさえ、さほど認知
されていない場所なので、外国人に
とってはまだ馴染みの遠い場所。

ひょんなことで、思い付いて、
今回の小旅行での牛久大仏ケンブツ。
まあ、良かったのではないだろうか。

いなかの母に、死ぬ前にこの大仏を
見せてみたいという思いはある。
他に鎌倉の鎌倉大仏、
長谷観音なども。機会があれば。
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