「見仏」と「札所巡り」と「仏教少々」

仏像鑑賞と札所巡りと受け売りの仏教を少し

築地本願寺、350年祭

2008-05-28 07:03:43 | 仏教
 築地本願寺が築350年ということで、境内でお祭りが
あった。アイスクリーム、日本酒の無料試飲等や、
他にいろんなイベントもあった。

 お魚をおいしく食べる方法という講話があった。
その土地の旬の魚を食べるというのが結論のようであった。
あじの開きの実演もあったりした。
 お寺のイベントだということもあってか、最後に、
お魚を食べるということは、お魚の命をいただく、
食事前に「いただきます」ということは
あまり言わなくなったが、感謝の念を頂いて、
いただいてほしいということであった。
まあ、ほんとうに、よくしゃべる話家のような人であった。

 もうひとつ紹介。金子みすずという詩人の歌詞をもとに、
朗読と、それに曲をつけて歌うシンガーソングライターの
ちひろという女性のミニコンサート。
金子みすずと同じ山口のほうから、上京されてきたそうだ。
 以前、ここ築地本願寺の法話で、
金子みすずの紹介をされた僧侶の方がいて、
その話とかなりかぶった内容であった。
 自分がさびしいとき、友達は笑ってはげましてくれ、
母はやさしくしてくれる。
そんなとき、ほとけさまは、さびしいの。と、曲にのせて
歌ったときに、なにか、はまってしまって、
涙が目からこぼれ落ちそうになった。
詩の内容がわかっていただけに、くるぞくるぞという感覚で
そして、きたーという感じで、あともう少しで、
涙がこぼれそうになった。
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ねこのガネーシャ

2008-05-21 00:00:35 | エピソード
 暖かくなってきて、なんとなく、煩悩が我ながら、
大きくなってきているなあという今日この頃。
 少し反省しつつも、見仏も、間が空いても
いいので欠かさず続けていきたいと思う今日この頃。
 見仏とは関係ない話。半のらねこが
家の近くにいる。駅までの道のりでたまに
顔を合わせる。服装が違うと、
なかなか覚えてくれないが、
服装が変わっても最近少し覚えてきてくれたよう。
会うと体をこすりつけに寄ってくる。
そのねこの名前をかってに、ガネーシャと名付けた。
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もうひとつの薬師寺展

2008-05-11 20:57:45 | 見仏(特別展)
 東京国立博物館でやっている薬師寺展に並行して、
東京の薬師寺別院で、もうひとつの薬師寺展というのを
やっているというので、行ってみた。場所は五反田。
閑静な住宅街の中にある。
ちょうど、美智子妃殿下の生家があったところに近い。
建物は、いわゆるお寺らしい外見はなく、
お寺だと気が付かず最初、通りすごしてしまった。
 薬師寺は、他のお寺と比べて大きく違うところ。
それは、檀家を持たなければ葬式もしないし、
お墓もない。それでは何をするところか?
簡単には、文化センターという言葉で表現される。
つどいの場であったりする。
が、お寺本来の役割である仏教を通じて、
人々の心をいやすということ。ちょうどキリスト教の
日曜日の礼拝などのように。

 お墓がないということなので、近隣の住宅は、
いっさい気にしなくてすむ。
 
 さて、見仏だけの期待で行ってみると、
ラッキーなことに、法話もあった。
そういえば東京の薬師寺別院は、定期的に法話を
しているようだ。ただし、お寺ではなくカルチャー
センターのようなところで、有料で行っている。
有料で法話をしているのもあってか、
お話の仕方にすごくなれているなという印象があった。

 年配の僧侶と、23才の僧侶の短い2つの法話を
聞かせてもらったが、ユーモアも十分にあって、
感心した。
 
 さて、法話の内容。
仏教の大きな一面で、慈悲という言葉がある。
相手のことを思いやる心。
人々が慈悲の心を持てば、穏やかな世の中に
なるのに・・・。

 同様に、自利よりも利他。自分の利益よりも、
人のために何か役に立てることをする。
年下であっても、おのおのそれなりに、
得意な分野があれば世の中に対してできることが
あるのでは?

 ちょうど23才の若い僧侶であるが、そのお話には、
考えさせられる。ふと、世の中のために、自分が
何かできることがあるのではないかと思う。
 
 写経というのは、裏に移った般若心経等のお経を
かき写していくものである。まねて書く。
まねる。というもともとの意味は、まなぶという
意味からきているという。

 薬師寺の薬師如来、両脇の菩薩について、
おもしろい表現をされた。
薬師如来はお医者さん。両脇は、日勤の
看護婦さん(日光菩薩)と夜勤の看護婦さん
(月光菩薩)。決して間違っていない。

 さて、今回のぶつは、木目が表面にでてきている
3体の味わいのある十一面観音。
宝冠をしている弥勒菩薩坐像(おもちゃのような
木でできた宝塔を両手で持っている)。
小さい30cmほどの毘沙門天、刀がなくなっている
文殊菩薩。玉眼の地蔵菩薩などが
展示されていた。


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東京国立博物館2008.5

2008-05-09 00:31:18 | 見仏(特別展)
 たまには、ということで、国立博物館へ出かけた。
基本的には、通常展示は、さほど、ぶつに関しては、
さして新しくもなってもいないが、写真okのぶつもあるし。
たまにでかけて見るのもいい。前回、薬師寺展をみたときの
通常展示にもあった京都三十三間堂の3体の千手観音、
木造と鋳造(?)の二体の模造(薬師寺の聖観音)が目を
引いた。

 あらためて、・・・三十三間堂の3体の千手観音が
いるということは京都の三十三間堂には
1001-3=998体以下しかないことになる。
とはいっても、現地では、今、博物館に貸し出して
いるので、998体の千手観音がありますとは
言っていないだろう。

 どうせ、1001体あるかどうか数える人なんかいないし。
もしかして、この3体は、しばらく貸し出して、
このまま、東京にいつづけるのではないかと思ったりする。

 写真は、鎌倉時代数年前の1mほどの毘沙門天(多聞天)
の像。
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聖天宮、その3

2008-05-07 21:16:14 | 見仏(埼玉)
 台湾風、神社らしい写真を追加して載せます。
この聖天宮は、なにこれ珍百景のテレビで「登録」
されました。
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聖天宮、その2

2008-05-06 21:23:55 | 見仏(埼玉)
 門のところにいる門番のような役割(?)の門神。
小さいもので2mほど、大きいもので3mほど。
全部で10種類ほど。

写真は、ややかすみがかっているが、
まるでプラモのように、プラスチックのカバーに
覆われているためそう見える。
ユニークでめずらしい。なぜか、お目目ぱっちり。
体が4分の1ほどかべに埋め込まれている
という特徴もある。
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法話、築地本願寺2008.5/2

2008-05-02 22:00:25 | 仏教
 関西のほうの住職のお話。
ややお年をめされたかたで、バーコード風の
髪型をされている方で、どうせなら、ぼうずにされても
いいような気もするが、どうも浄土真宗の住職の方々は、
サラリーマン程度の髪の長さを保っている方が多く、
浄土真宗はお坊さん=坊主という図式には
こだわっていない感じがする。
 今回の師は、しゃべり方の感じからして、
浜村淳風で、関西人にありがちな割と落ちをもって
くるような話で、ところどころ、おかしいところがあった。
 さて、法話の内容。
 浄土宗の法然も浄土真宗の親鸞も、
さほど考えははなれていないし、
禅宗も他力という話があり、似ている点がある。

 私⇔仏 という字で、横棒を少し引っ張ると、
私になったり、仏になったり。
棒の引っ張りあいをして、棒をなくして、
仏に近い状態になればよいのだが・・・。

 親鸞は、仏法は、お念仏といわれた。

 自分の好きな音楽を聴くように、自分の合うもの
だけを聞くというのはダメ。
わかることだけ信じるというのもダメ。
阿弥陀様の言われることを疑いなく聞くこと
が大事。疑いなく聞くという例として
以下のような例をあげられた。

 とある住職が公演で、全国行脚をしていて、ちょうど
その時期、娘さんに赤ちゃんがうまれそうになっていた。
公演の真っ最中だったとしてもいいので、
赤ちゃんが生まれたら、すぐに連絡してくれと、
頼んでいた。ちょうど公演中電話があることが、
住職に伝えられ、席をはずして、住職と電話の向こうの人の
会話。「生まれたか?」「はい」。そこで住職は、
すぐに電話を切り、公演の場にもどった。
「生まれたか?」「はい」この後、疑いをもって
「ほんまか?」とは、言わないでしょうという話。
疑いの気持ちはいっさいない状況で、阿弥陀様を
信じることが大事。
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