「見仏」と「札所巡り」と「仏教少々」

仏像鑑賞と札所巡りと受け売りの仏教を少し

小田急バス1日乗車券で見仏、世田谷観音寺他

2015-02-15 22:11:52 | 見仏(東京)
路線バスの旅番組に感化され、
バスを使って、見仏に出かけることにした。

今回は、小田急バスの1日乗車券をつかって
ぶらりすることにした。

前日に行く予定だったお寺が、小田急路線外で
あることに気づいたが、とりあえず小田急を使ってみた。

吉祥寺からバスに乗り込み、乗車時に1日乗車券の申請。
パスモにその旨の記録がされた。はずだった。
後で、ちょっとめんどうなことに・・・。

吉祥寺駅から、調布駅で下車。次は適当に、
渋谷方面向けで出発して、途中下車のつもり。
調布駅バス停で、1日乗車券で乗り込んだはずが、
なんと1日乗車券の情報がパスモに記録されて
いなかった。・・・ガーン。

運転手に状況を説明して、運転手は事務所に
連絡。そして、吉祥寺からの乗車分、
調布から乗ったときにひかれた分440円を
払い戻してもらった。その後改めて、
1日乗車券の代金510円が引かれた。
大事にいたらずにほっとした。

さあ、気を取り直し、バス再出発。
狛江駅前で下車。
狛江駅に来たのははじめて。
近くに泉竜寺というお寺があった。
行ってみることにした。

まあ、割と敷地も広いし、
それなりの雰囲気はあるのだが、
ケンブツにはふさわしくないお寺である
ことに気づく。本堂は、きっと何か
いるはずと思って見ようとしたが、
入り口は閉まっているし、ガラス戸が
すりガラス。結局見えずじまい。

やっぱり、飛び込みでケンブツを
期待するほうが悪いのだろう。

次に狛江駅前を出発して、特にあてなくバスに
乗っていたが、バス内でお寺のアナウンス。
これだと思い下車。
千住院というお寺へ。
ここも本堂が閉じられて見えない。
真新しい6角堂(8角堂?)の中のほうを
見ることにした。すると、遠めに小ぶりな
真新しい木肌の千手観音。
うーん。正直、物足りない。

再度、バスで出発。気まぐれに、
三軒茶屋で下車することにした。
バス乗車中、スマホを見ていたら、
気分が悪くなった。バス酔い。
本とか、スマホとか見ると、
どうしてもバスでは酔ってしまう。

三軒茶屋で、あまり動きまわることもできず
酔いをさますために休憩。

休憩しながらネットで検索してみた。
三軒茶屋、仏像というキーワード。
そしたら、なかなかいけてそうなお寺を
見つけた。世田谷観音寺。
小田急バスで行けるかなと考え、バス停を探す。
見つかったものの、東急バスであることに気づく。
それほど離れてもいなさそうだし、
歩くことにした。
バス停3つ分くらいの距離。

世田谷観音寺着。
石仏もちらほらあるし、
建物もユニークだった。
仁王門の仁王は、平安時代作という
ことで、歴史を感じる。
変わった建物の中のほうを覗くと、
8体くらいの羅漢さん。
なかなか味がある。正面には、
これは新し目の金ぱくのアミダ様。

次に本堂へ。行くと、受験生と
その親らしき女性が出てきた。
どうも自由に中に入れるようだ。
入ってみると、正面には何観音だろう?
という風変わりな観音様。
その両脇には日光月光。けっこう古い。
その他、小ぶりな仏もいたが、
少しびっくりしたのは、
キリスト教のマリア像似の観音様。
木製ではなさそう。
仏教という枠の中に、まさか、
キリスト教のマリア像似の観音様
がいるとは、、、。

この寺の拝観を終え、再び来た方面へと
バスに乗り込んだ。

今回、計画性もなくケンブツ目的で、
ぶらりするのは、よろしくない
という印象が残った。
もっと計画的に事前調査が
ケンブツには必要だ。


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東京国立博物館、通常展2015.2

2015-02-08 21:21:50 | 見仏(特別展)
みちのくの仏像展を見たついでに
当然、通常展も見に行った。

こちらでも、仏像が何体かみることができる。

こちらでは、展示物毎に撮影禁止が
設けられている。
撮影禁止マークがなければ、
撮影オッケー。

添付の写真は、十二神将。
さながら、写真を撮る人で
撮影会が始まった様子になった。

今日の目玉としては、他に
薬師寺の聖観音菩薩レプリカ。
柔和で笑っているような表情に見えた。

それから、別館の東洋館。
こちらは、ガンダーラの石仏が見所。
鼻の高いシッダールタと思われる石仏。
シッダールタは、西洋風の顔立ちで、
やはり、こんな顔立ちだったんだろうなと
思わせてくれる。

中国の仏像の他、エジプトの像とかも展示。
エジプトのライオンの顔を持つ女性の像。
このライオンの顔を見ると、
ほぼライオンの顔そのもの。

伝来する過程で、ライオンが、
やがて日本風の獅子に変化して行った。
伝来する過程で、正しい形が
あいまいに伝わるということなのだろう。


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東京国立博物館、みちのくの仏像

2015-02-08 19:45:51 | 見仏(特別展)
久しぶりのトーハク。

1000円の特別展入場料。
一般展もみれて安いなという印象。

まず入り口近く、肩書きは仏像だが、
どうみても神像・・・が3,4体ならんでいた。

右手のほうに、薬師如来が見えてきた。
羅髪がない。
記憶では、びゃくごうに真新しい宝石にのような
輝き。(家に帰ってから国宝だったことに気づく)

そして別のスタンダードな薬師如来2セット。
スタンダードというのは、日光月光菩薩を両脇に
従えている薬師如来という形態。

最初のスタンダードな薬師如来は、顔色がちょっと
違った風に見える。体は金箔がわずかに残っている。
羅髪はとってつけたような、つまり人間に
たとえるとアフロヘアのかつらをかぶっている
雰囲気に少し近かった。

スタンダードなもう一方の薬師如来。
ト書きにも書いている通り、
目がつりあがっていて、肩幅がけっこう広い。
今までみた仏像にはあまりないお顔だち。

最期のほうの、十二神将のうちの四体は、
このイベントの中で、もっともひかれた存在だった。
80cm程度で小ぶりではあるが、細かいところの
描写もよくできていて、なかなか見事だった。
鮮やかな色あいの後もなんとなく見られた。
これらは、鎌倉時代作ということで、
ギョクがん。ギョクがんのほうが怖さが
引き立つ。

円空作の仏の三体もあったり、
なたぼり(見た目ぎざぎざな彫り方)の仏像も。

めずらしいところでは、頭の上に
像2体の顔が乗っている如来。

今回の展示の背景として、
この前の震災についての
ト書き、ビデオ内容もあったりした。

3mくらいの菩薩立像。
海岸から100mくらいのお寺にいたが
高台にいたので、難を免れた。
このお寺は、近所の人たちの避難場所にも
なっていたという。

おおむね、みちのくの仏像の顔を見ると、
奈良・京都を中心とした仏像に
比べるとちょっと風変わり。
仏像が伝来する過程で、
伝わり方が変化してきて、
顔立ちも変わっていったのかもしれない。
菩薩なのに、細面でなくふくよかだったり、
・・・。

今回、集合された仏像は、お寺に安置され、
本来は、拝まれる存在なのだが、
自分が見た限り、
拝んでいる人は当然いない。
自分は、何体かの仏像の前で
少し手を合わせてみた。

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