「見仏」と「札所巡り」と「仏教少々」

仏像鑑賞と札所巡りと受け売りの仏教を少し

薬師寺東京別院、法話

2010-08-21 22:32:47 | 仏教
薬師寺の法話を話される方は、司会者なみに話し方がきれい。
今回2回目か3回目だが、ほんとに関心する。

今日のテーマは、般若心経だったと記憶していたが、
話し手のここ数日に出来事があったため、
普通の法話という感じではなかった。
2時間もの時間だったが、思ったほどはあくびはでなかった。

話し手の僧侶の方の出来事とは、1つ目は2日前に孫が
生まれたこと、もうひとつは1日前に、親戚の人が
亡くなったこと。その亡くなった人は、
(聞き違いでなければ)その僧侶の姉か妹のだんなさん。
離婚したか何かで家を出いき生活していたという。
音信普通だったとか。
何かで頭をうち、脳挫傷となり、
しばらく具合が悪かったそうだ。
それで、法話のあったこの日の夕方にお通夜と
葬式をいっしょにするという(一日葬)。

薬師寺は、お墓を持たないという宗派。
しかしこの方は僧侶でもあるので
戒名はつけることができるし、葬式も行えるらしい。
しかし、このなくなった人については、
家族がお世話になっている別の宗派のお寺が
あるという。この話し手の僧侶は、
親戚だからと法事を全面的にしてあげるという気持ちで
いたようだが、お墓を管理したりする
家族がお世話になっているお寺にお世話になりたい
ということで、この話し手の僧侶は全面的に
法事ができなかったようだ。

別のお寺がつけた戒名を、檀家をもつお寺はいやがるそうだ。
戒名をつけることは、お寺にとっては大事な収入源だという。

この亡くなった人には60万くらいしか預金がなかった
らしく、これでは他人を呼んでの葬式はできない金額らしい。
結局、家族葬にするそうだ。
(中には直葬といって、亡くなった場所から直に火葬場へ
 運ぶこともあるという。つまり葬式なし。この方法だと
 20万くらいとか)

親戚がなくなるより、孫が生まれたほうが早かったので、
生まれ変わりだとは言われないだろうと冗談を言っていた。

あと、本日ゲストがいますということで、
紹介されたのが、なんと・・・、奈良のせんと君。
いつもは150cmくらいの女の子が入ることが
多いらしいが、今日は175cmくらいはありそうな
せんと君であった。
法話というこの場に、せんと君とは、意外性にびっくりした。

それから、もう一人ゲストということで、
宝塚の現役の女の方(さくら組)も見えられていた。
この女性の兄が狂言師で、公演のPRのために来られていた。
彼女も狂言が少しできるというので、
一説狂言の一部を聞かせてもらった。
言葉はっきり、しかもかなり大きな声で、すごいなあ。
狂言を勉強すると、かなりかつぜつがよくなるのかもしれない。

わずかに般若心経の話もでてきたが、今日は
法話らしくない法話の回であったようだ。
でもそれはそれで、いい勉強になったし、
気楽に話が聞けた。


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牛久大仏、浄土真宗、がっがり

2010-08-15 23:34:26 | 見仏(茨城)
お盆にイベントがあるというのででかけていったが、
今日は夜遅くまでイベントがあるし、
大仏の体内にはいる時間はまだ余裕があるだろうと
たかをくくっていたら、時間がきてしまい中に
入れなかった。
で、体内の入場料分は、払い戻ししてもらおうと
事務員へつげた。すると男のクレーム係が
きて、いくつか問答、クレーム、ちょっとした言い争い。

腹がたったが、次回きたときの割引券をもらって引いたが、
当然納得がいかないままで、心に引っかかったままだった。

家へ帰って、その割引券をみてあぜん。
割引券の利用期限が今日の日付の22.08.15。
あきらかにパンチミスした割引券を渡されていた。
23年のはずなのに。

浄土真宗ってこんな対応なんだなあとあきれた次第。
(この牛久大仏のお寺は、東本願寺派)

仏性をもちたいという自分にあって、らしくないといえば
らしくないが、今回、見仏でも、法話でもない内容を
ブログに載せた。

後で考えると、何かが、浄土真宗から、自分の心を
引き離そうとしているのか、
それとも、自分がためされているのかもしれない。

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築地本願寺、広島のほうの尼僧の法話

2010-08-13 22:33:31 | 仏教
最初に、法話を聞きにこられている人は、
それなりの事情があって来られていたり、あるいは、
先祖が導いてくださっていたりするんですよ。
という入り。

広島の方で、60歳くらいだろうか。尼僧さん。
広島弁もときどきで、話し方はいうことはないが
全体的に話のつながりがなく、
浄土真宗のお経の一節をたびたび、引用したおかげで、
話が難しいなあという印象。

30分ほど経ったところで、尼僧さんは、法話を
終わるつもりでいたらしかったが、築地本願寺の
僧侶に1時間の予定ですので
もう少し話を・・・と、促されてしぶしぶ、
残り30分を続けた。
前半30分は特に話がだれることもなかったが、
後半30分は、予定していなかった分、
浄土真宗のお経の一節に
ついての解説がほとんどで、あくびがよくでた。
(今日は睡眠不足で特に眠かったのもある)

法話の内容:
・盆踊りの起源といわれる説
 インドの目連尊者(もくれんそんじゃ)の亡くなった母が、
 がき(地獄)に落ちてしまい。目連は悲しんでいたが、
 なんとか天上界にあがれたので、目連がうれしさのあまり、
 踊ってよろこんだ。これが盆踊りの始まりとか。
・かいこの話
 どういうつながりで、かいこの話になったのか
 わからなかったが、かいこは糸を自分の体にまきつけ
 まゆを作る習性がある。
 養蚕において、まゆができあがってしまうと、
人の手によって熱湯の中に、
まゆをつけられ死んでしまう。
 ・・・何か物悲しい。
・無銭でバスに乗ったおばあさんの話
 果たしてこれはどういうたぐいの法話なのだろうかと
 今思い返すと理解できないが、おもしろい話ではあった。
 広島呉市運営のバスは、老人パスがあり無料。ところが、
 おばあさんが乗ったバスは、JRバスで無料ではない。
 おばあさんがバスを降りる時関係のない無料パスを見せ、
 お金を払わずバスを降りようとした。
 運転手は、お金を払ってといったところ、
 おばあさんは、まけて!(ただにしてね!)と、
 バスから降りて離れてしまった。
 運転手は、後を追うことなくあきらめたが、
 近くにいたこの尼僧さんに
 愚痴をこぼし、あのばばあ・・・とか、
 自分の給料はいくらだと思っているんだとか、
 大学にいかしている子供がいるとか・・・
 というような話を、広島弁で話したので、
 ここはおもしろい話だった。
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築地本願寺、大阪のほうの僧侶の法話

2010-08-06 23:24:47 | 仏教
今日は、築地本願寺のほうでお祭り(盆踊り)があった。
外で、にわかにノイズがする中での法話。

お盆の時期のひとつの説に以下のようなものがあるという。

古い時代には、お坊さんたちは、
集まって勉強する時期(100日間程度)もあれば、
一般の人に法事をする時期もある。
勉強は、かんずめの状態で学校で勉強する。

殺生をするなという戒律が仏教にはある。
冬があけ暖かくなる時期になると、虫が動き始める。
その虫たちを、おぼうさんが法事をしに外出をして、
踏みつけるということもありうる。
そこで、勉強するなら、虫たちのじゃまにならないように
5月ころから勉強をはじめ、100日間の勉強が終わった後、
法事が始まり、その時期が、お盆の時期という説が
あるという。


ブッタがもうこの世を去ろうとしている涅槃のときに、
弟子たちに4つのことを言われた。
・人を頼りに生きるのではなく仏法をたよりに生きて!
・本質を見極め、言葉にたよらないで!
 人が言う言葉は時に、思惑があったり、本質をとらえてなく
 出る言葉(話)がある
・意図が表れている仏法をよりどころにして!
・仏法に関する知恵(浄土真宗では、阿弥陀さんの光明)を
 よりどころに、識にたよらないで!
 (識は、仏法以外の知識ということ?)

その他ミニ知識:
 インドのサルナートというブッタにゆかりのある地名は、
 鹿野苑(ろくやおん)と漢字をかくそうだ。・・・
 と書くとおり
 鹿がブッタの生きた当時はいたのだろう。
 かつて、古くは奈良は都の中心であった。おそらく、
 今と同じように鹿もいたであろう。
 サルナートと奈良はそんなつながりがある。

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