先週、日光へ行ってきた。
東照宮は、神社で、家康が奉られているところで有名。
そこに隣接している輪王寺は、東照宮と同様、
世界遺産の一部である。
輪王寺といえば、三仏堂の金ぴかの佛さま3体。
千手観音、阿弥陀如来、馬頭観音。
いずれも座ったお姿で大きい。
ずいぶん下から見上げる感じの視線なので、
大きさがはっきりはしない。
台座を含めて7~8mくらいはあるだろうか。
先日、金ぴかの十一面観音を東京で見たが、
それに負けないほど、金ぴか。
まず、木造だという説明に驚き、木造では、
日本一の大きさというのにも驚いた。
千手と阿弥陀のお顔はよく似ていて、
口ひげが目立つのが阿弥陀。
馬頭は、それらに反して、とても怖い表情で、
顔が3つある。馬の頭が頭部の上についていて、
草原の草を馬が食べるがごとく、煩悩を食べつくす
という観音様。観音という名前がついて、
怖い表情をしているのはこの馬頭観音くらいだろう。
3体とも新しい佛なので、リアルな玉眼が入っているが、
やはり、
千手と阿弥陀には、ちょっとミスマッチな感じがする。
馬頭のほうは、怖さが強調されていて、マッチしている。
今回の日光、この3体を見るために来たといっても
過言ではなかった。
朝一に見ることができ、10分ほど?、この3体を眺め、
他に人はいなくて、何か独り占めできたような気分であった。