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「見仏」と「札所巡り」と「仏教少々」

仏像鑑賞と札所巡りと受け売りの仏教を少し

奈良見仏2019 奈良国立博物館

2019-03-23 18:00:00 | 見仏(奈良)
国立博物館の中で
奈良仏像館として仏像は分離。

夕方17時を越えても開館しているのは仏像館だけ。
全面的写真撮影禁止。
トーハクの緩さに比べると厳しい。

これはなかなかという仏像は5体くらいはあったろうか。
中でも秋篠宮寺から来た2体がよかった。
ということは秋篠宮寺へ行ってよけばよかったか。
と思ったりした。

外は観光客で賑わっているのに、
閉館が近づいている館内は閑散としていた。
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奈良見仏2019 東大寺法華堂

2019-03-23 16:01:39 | 見仏(奈良)
先ほどの小さい仏像で、
大きい仏欠乏症になってきた。

そこで法華堂へ行くことに。
大仏殿という発想はなかった。

同じ東大寺でも大仏殿はすごい人。
それに対して小高い山方面の法華堂は、
人気はまばらなところ。

法華堂の前を通っても、アピールしていない建物なので、
そのまま素通りされることもあるだろう。

いざ建物に入ると、
そこには3m~4mほどの立った巨人が10数体。

四天王と金剛力士はおしろいを塗った
アフリカの黒人のようにも見える。

四天王でも金剛力士の威嚇の表情には
やや負けているようだ。
金剛力士の一人は、怒髪度合いがすごい。

中心の不空羂索観音には、
まばらな色合いながら唯一金が残っている。

この堂内の雰囲気は独特だ。

この堂内でお泊りしたい気分。
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奈良見仏2019 法華寺と海龍王寺

2019-03-23 14:00:00 | 見仏(奈良)


■法華寺
拝観料700円、開帳日。

国宝十一面観音 うすく黒いすす、
目が細くやさしい顔ではない。
1mほど小さく顔の表情がわかりずらい。
遠目の位置なので
よく見えずいまいちよさが伝わらない。

他には、文殊菩薩が乗る足の長いシーサー。
元本尊の仏頭とfacetofaceできる。
(つまりとても近い位置で見れる)

もうひとつ、これが?という国宝がいた。
尊者系だったような記憶。


■海龍王寺
拝観料600円。

主役は1m弱で小ぶり、はだ艶よい。
金箔、衣装ともキレイ。
鎌倉時代作ながら、昭和20年代まで秘仏であったため
保存状態がよく、キレイに残っていると
パンフに書かれてあった。
何より美人系。女性として見たほうがしっくりくる。
近くで見えるようになっているからよい。

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奈良見仏2019 唐招提寺

2019-03-23 11:00:00 | 見仏(奈良)
600円の拝観料。

みどころは金堂。
右に薬師。真ん中るしゃなぶつ。左に十一面千手観音。
十一面千手観音は、6mほどでほほの金箔はげぐあいも
何かしらミステリアス。実際に1000に近い手を持つ。
迫力ある。
ちょっと残念なのは鳩よけの大きめな網目のネットが
視界にはいり少し邪魔で、堂内もやや暗い感じもした。
講堂には、弥勒如来という名前の座像。
左手手の甲を見せての下向き、右手立てて上向き。
前日見た岡寺の弥勒菩薩に印のスタイルが似ていた。
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奈良見仏2019 薬師寺

2019-03-23 10:00:33 | 見仏(奈良)
西国は一休み。
今日一日は、奈良市中心の見仏めぐり。

■薬師寺
薬師寺の入り口のところで、おばさん3人組と視線が合い、
記念撮影をお願いされた。
スマホを渡され、押すだけでいいですか?
というと、おばさんの1人が、
オスだけ、、、メスだけよ。
今回の旅の中で一番うけた。
女性だけなので、そう返してきたのだが。
ネタとして持っていなくて、
即興で返してきたとしたら、関西のおばさん、
さずがと思った。

さて、本題に。

拝観料1100円、料金の高さに驚いた。
片方の5重の塔を立て替え中で、
お布施的な料金がはいっていそう。

聖観音のお堂へ。

聖観音、銅が茶色っぽい。
この方もそういえばトーハクにこられていたなあ。

他には、四天王が味わいがある。風たなびく感じがよい。
多分漆も多く使っているのではと想像。
邪鬼の踏まれ具合もよい。

薬師三尊のお堂へ。

何かの儀式の打ち合わせなのか、僧侶が
学生らしき7,8人の若者に対して、
何かの段取りの説明を月光さんの前でしていた。

この日光さん、月光さんは、トーハクにも
来られていたことがある。展示物で見るほうが、
近くで見れたし迫力があり怖いイメージがあった。

薬師さんの裏を回って、光背のさらに裏側の木の形に
注目した。
木の板が、ハート型に切り取られていたのだ。
小さい発見だが、少し心が和んだ。


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奈良見仏2019 飛鳥大仏

2019-03-22 16:30:43 | 見仏(奈良)
■ 飛鳥寺、飛鳥大仏
西国巡り七番 岡寺のお参りが終わった後、
閉館に近い時間だったが岡寺から
比較的近い飛鳥寺へ。

鎌倉時代に火災にあう前には、
飛鳥寺は5重の搭もあり割りと大きいお寺だった。
江戸時代に当時無名だった大仏の噂が大阪のほうに流れた。
大阪のある人が、建物を寄付した。
建物に対して斜め向いているのは、
当時聖徳太子がいた方向を向いていたからと言われる。
当初は釈迦三尊として作られていた。
顔は左右対称ではない。

というようなことを説明されている人に聞いた。
釈迦如来。日本最古の仏像と言われる。
銅製だが、肌質は黒っぽい。
青銅とかとは少し違うようだ。
やや厚みの衣をきていて、如来系は薄着という通説が
なかっただろう時代。

こちらは、撮影OKですからどうぞ撮って下さいと言われた。
安心して何枚か撮影。

空いた時間で飛鳥大仏を見れてよかった。




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ふたたびの奈良(終了)、薬師寺

2010-03-29 00:48:35 | 見仏(奈良)
円成寺からの帰り道で下車して、奈良国立博物館へ行くことにした。
しかし、奈良国立博物館は休館だった。
がっかり。
何かしらないけどしばらくの間休館しているみたいだった。ちゃんと下調べしておけばよかった。
・・・そういえば、室生寺で、本来は、十二神将のうち10体しかいないのだが、
国立博物館から里帰りしているので12体そろっているというのを尼僧(おばちゃん)が言っていた。
なぜ里帰り?と、深読みしておけば奈良国立博物館が休館していることがわかっていたかもしれない。

帰りの新幹線の時間をにらみながら、最後に、薬師寺に行くことにした。

最初に聖観音を見た。最初は、金色でおおわれていただろうけど、金がなくなっても、
鋳造は時代が経過しても肌つやがきれい。
近くにおられる四天王は顔の作りが四つともよくにている印象。

次に、薬師三尊を見に、金堂へ。
頭かざりの欠けていないほうの右の日光、そして左の月光。
東京の国立博物館でまじかでみたとき、3mほどもあり大きくて、怖い印象もあったが、
今回少し離れてみると、それほど大きくはないなあという印象。
元のいるべきところにいるので、おちついた感じに見えるのだろうか。
日光、月光の後ろは、光背がついているので、後ろからの曲線美は今回は見ることができなかった。
そして中心には、薬師如来坐像。あまりメタボでもなく、
どっしりと迫力のある感じですわっておられる。

前回、工事中で見れなかった大講堂へ。
見た目、日光と月光とあまり変わらない、名前をあまり聞かない菩薩像。
形状は、日光月光よりに似ていて、曲線美が少ないが、より女性的な像。

中央には弥勒如来。
これも、薬師如来によく似ているといえば似ている。
手の指には、あまり水かきをあらわさないが(ほとけの特徴として、みずかきが手にあるというのは
いわれている)、露骨に水かきがある。

その他、十大弟子のうちの2人や、小ぶりな四天王がいた。

この日光月光に似た菩薩と弥勒如来は、もしかして、
薬師三尊の影武者?と思ってしまうほどの雰囲気。
それぞれ、日光月光、薬師如来です!と言っても、見た目は何の違和感もないほど。

これにて、今回の「ふたたびの奈良」シリーズは終了。
雨男の割には3日とも雨には降られなかった。
有意義な連休を過ごすことができた。
早ければまた今年の秋に、また奈良に来てみたいとも考えているが・・・。

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ふたたびの奈良、円成寺

2010-03-29 00:29:51 | 見仏(奈良)
奈良市内の中心地から、バスで30分ほど。

国宝の大日如来がいるというので、出かけていった。
この仏のカレンダーの写真も、自宅の部屋にはってある。

いなかの小さ目なお寺という印象で、本堂には、
大日如来はいなくて、宝塔の1階のガラスごしに
見ることができる。ガラスごしなので、
顔をガラスに近づけるその影によって、
中の様子が見える。ガラスに顔を近づけないと
外の景色がガラスに映りこんで
よく見えないことになる。

これも、ややいなかのこのお寺で、
なぜこれが国宝になったのだろうと思っていた。
金のはがれ具合など、味わいはあるのだが、
なぜ国宝かと。
後で、この仏の作者が運慶であることを知った。
誰が彫ったとかあまり関心はないほうなのだが、
運慶なら有名な仏師でよく聞く名前。

1時間間隔でしかないバスの時間をみて、
奈良市内へとバスで戻った。


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ふたたびの奈良、新薬師寺

2010-03-26 21:35:00 | 見仏(奈良)
もう少し、バス停から近いのかと思いきや、
15分くらい歩いたろうか。
バス停から近いはずだという先入観から、
実際は遠かったので長く歩いた感じがする。

かつて、このお寺は、今とは違い、
敷地の広い大きなお寺だったとのこと。
平家に焼き討ちに合ったが、今回みる仏のいるお堂は、
難を逃れたとのこと。
その後、鎌倉時代に、お寺が再建されたという。

薬師如来は、お目目が全体的に大きい。天平時代の作。

そして、これを取り囲むボディーガードの十二神将、
塑像(添え木の周りに粘土で固めていき、作ったもの)。
天平時代の作なので、玉眼ではない。
色も剥がれ落ちたりしているが、
天平という古い時代のものなので当然かな。

十二神将のうち、怒髪は、バサラ、ビギャラ、クビラ、
シュウトラ・・・等いるが、バサラがよく写真に
出てくるし、目立つ。
この十二神将の中のベスト3:
(1)バサラ(2)メイキラ(3)クビラ 

ふと、ビギャラ、クビラなどの名前は、
怪獣の名前だなと思った。
yahooで、「怪獣の名前 十二神将」で探すと、ヒットする。
ほかにも気づいていた人いるなぁ。


堂内でありえないと思った光景を目にした。
なんと、1箇所、ステンドグラスが・・・。
外の光を取り入れ、きれいな色あいではあったが、
なぜ、和様の様式の堂内にステンドグラスがと思った。

その当日の午後、なら奈良館に行った時、
初老のガイドのおばちゃんもこの件を話していた。
よく国がこのステンドグラスを許可したねぇと。
お寺の住職が、若いときからスポーツカーを
乗り回したりしていて少し変わり者であったと。

ステンドグラスに、キリストやアベマリアの人物の
デザインではなかったのが、せめてもの救いだった。

和洋せっちゅうといえば、奈良の街中に、
完全にお寺の様式の保育園の建物があるが、
この建物の玄関の屋根のほうには、
大きな十字架が取り付けられていた。

写真は、なら奈良館の十二神将のうちの
バサラ(模造)。なら奈良館では写真okとのこと。
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ふたたびの奈良、東大寺、法華堂

2010-03-26 21:07:13 | 見仏(奈良)
前回の奈良見仏で、見ていなかったところ。

このお堂の仏は、奈良天平時代のものということで、
歴史を感じさせられる。
法華堂は、もう少しすると、しばらく修復のためか
なにかで見れなくなるので、見れてよかった。

後で、仏の大きさを確認したところ、
全般的におおきかったんだなあ。
中でも梵天、帝釈天が4m級、吉祥天、弁才天でも
2m級、四天王、不空羂索で、3m級。

不空羂索のお顔は、目の部分が金が色こく残っており、
なんとなく宇宙人ぽい。
堂内の中央に、でん、と、存在している。
不空羂索の着ている衣の帯はとてもなめらかな
カーブを描いていて、乾漆(うるし)で作らないと
こうはならないのかもしれない。

梵天、帝釈天は、顔色が黒人のようで、まるで
黒人のボクサーのようで、なかなか怖い顔をしていた。

金剛力士の頭髪は、怒髪で、へびのような形状。

広目天は、戒壇堂のものと比べると、目をパチリとさせ、
かわいい感じ。

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