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久しぶりのTOUKAI-0

久しぶりにTOUKAI-0耐震診断を1件、担当した。
焼津市が指定しているソフトである耐震チェックⅢというソフトも久しぶりに起動。
バージョンアップも怠っていたのでまずはダウンロードからはじめることにした。(私は建防協の耐震診断を使う場合はホームズ君を使用)
間取りが単純な家だったのでソフトの入力は1時間程度で完了する。
後は、グループリーダーにチェックしてもらえれば依頼者に報告書を提出できる。

無料診断ではこのブログで再三書いているが、市から報酬をもらっている。
つまり、無料で診断が受けられるが診断する人間は無料で動いているわけではない。
実は結構な報酬をもらっていて、私などはこんなにもらっていいのかなと思ったこともあった。
一体、この事業にどれだけの税金が投入されているのだろうか、別のところに使った方が社会全体のためによいのではないかと思ってしまうこともあったが、そこは私が思い悩むところではないとすぐ気がついた。

これまでこのTOUKAI-0無料診断でいろいろな方々と出会った。
素晴らしい出会いもあったし、苦い経験をしたこともあった。200件近く診断したのでちょっとした本でも書けそうなぐらいの多種多様な経験だったと思う。

今、マルワ建工のお客様の大半がTOUKAI-0という事業によって知り合うことができた方ばかりであり、この事業について今でも感謝している。
一方で、この事業が徐々にその役割を失いつつあるのではないかという寂しさや事業がスタートした頃を懐かしむ気持ちが私にはある。

今後、TOUKAI-0という事業がどうなっていくのか分からないが、この事業があったから今の建築士としての私があり、この事業のスタートから全盛期に参加できたのは運が良かったと思う。
最近になって参加という方には申し訳ないが、この耐震事業はスタート時から参加している方の方がよほどよい経験ができたと思う。

耐震補強といえばマルワさんとか私と思ってくださる方も多いようで、そう思って頂ける方々の期待に応えたいと思う。
やはりこれだけ既存住宅の補強を経験しているとひとつの武器だなという気持ちはある。

これまでTOUKAI-0事業と共に培ってきた私の武器を今後はどう活かしていくのか、それが今の課題であるのかもしれない。

今、私にとって耐震の仕事といえば歴史的建造物の改修や伝統構法住宅への改修という意味合いが強まりつつある。
ただ、補助対象の一般住宅についての対応も継続中で、今も数件対応している。
JSCA関西の講習で学んだことは、伝統構法住宅だけでなく一般住宅への耐震計画でも活かされているため、まだまだ自分には伸びしろがあるなと思えてうれしい。
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便利になりました。

本日の朝は孤雲院様の現場に行き、仮設電気設置の立ち合い。
仮設トイレをちょうど父と弟が搬入してくれたので、これで工事で使用する電気水道とトイレは準備完了です。

その後、昨年3月に増改築工事を完了したお客様の家に行きました。確定申告の時期で、頂いた工事が所得税控除対象のため、一応忘れないで控除の手続きもしてくださいと説明するためです。
一応、昨年3月にも説明しましたが、すっかりその存在を忘れていたようで、所得税控除となる話を知って喜んで頂けました。

午前中の用事は終わり、事務所で耐震診断。
リフォームと耐震診断のご相談を頂いた方に提案するための資料を整えました。

お昼は、久しぶりに両親と弟と近くのお蕎麦屋で食べました。
お蕎麦好きなので満足です。

午後はまた土工事の打ち合わせのために孤雲院様の現場に行きました。
事前に資料を整えてあったので割とスムーズに終わりましたが、いささか薄着だったので寒かったです。
作業着もそろそろ根本的に見直したいと考えています。

打合せの後は、上泉の新築現場に寄ってから事務所に戻り、いくつかリフォームのご相談を頂いていたので、関係する業者に見積もりや実際工事した場合の懸念すべき点を相談するため、メールで先に情報を送りました。
最近はようやくGoogleのビジネスサービスにも馴れ、随分とこのような連絡や指示も簡単に行うことができるようになりありがたいです。

上泉の現場は祝日ですが外壁業者が仕事していました。
一部納まりで相談されたので、電話で指示するより現場に行った方がいいと判断しました。私が乗っている軽自動車は最近タイヤを変えたばかりなので気のせいか走りも軽快な気がします。
明日の朝は上泉の新築現場に行って、大工職人と今後の作業について打ち合わせです。
徐々に出来上がってきたので細かい部分の確認をしなければなりません。

それにしてもブログでも消化した小ぶりのタブレットも購入してからかなり活躍してくれます。
スピードある対応には今やかかせない存在です。
タブレット落として壊すと今はとても困るので落下防止のバネのようなものを取り付けて腰につけています。
ちなみに事務所では友人が手伝ってくれた自作PCが初起動から変わらない速さで対応してくれます。



この前書きましたが、忙しいときほど真価が問われると思っています。
時間と道具を上手に使って、効率の良い作業を心掛ければ、もっともっとよいサービスはできると思います。
まだまだ改善すべき点がありますが、今日は以前より効率化が進んだなと思える一日でした。

例え小さな仕事やご相談でもできるだけ調整して、よい対応したいと思っています。
関係業者の皆さんも工程会議後は今以上に熱意ある対応でありがたいです。

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工程会議

・工程会議

昨日は、孤雲院庫裏新築工事の工程会議でした。
工程会議では工事の流れや工事中の注意点だけでなく、最近監理していて気になる点などをつたえる場です。
また、工事関係者の気持ちをひとつにまとめるという目的もあります。

私のこの仕事に対する熱意を十分に感じて頂き、関係業者の皆様も気合が入ったようです。
工程会議の最後に本堂でご住職様に工事の安全を祈願して頂きました。

工程会議で私が強調したのは感謝の気持ちです。
今、仕事があり、こういった名誉ある仕事を任せて頂けたことへの感謝。
建築業はとても忙しいこともあれば、暇になっていまうこともある、浮き沈みの激しい傾向があります。
暇なときは誰でも仕事の話があれば一生懸命対応するものです。

対して、忙しいときはどうでしょうか。
どうしてもやむを得ない、それほど忙しいときもありますが、仕事があるという油断から生じる怠慢な応対が大半ではないかと思います。

つまり、忙しいときほど、真価が問われると思います。
お客様と業者は契約上は対等な立場かもしれません。
でも業者は仕事を頂く身であり、お客様はお金を支払う側です。

数ある業者の中でうちを選んで頂いたということ、それについての感謝の気持ちは忘れてはならないと思います。
それは、仕事の相談で連絡を頂くだけでもそうだと思っています。

いろいろある業者の中で相談先として選んで頂けた。土俵にあがれただけでもありがたいことです。

今回の工程会議ではその考えを強く伝えたつもりです。

また会議では、インターネットについての注意もはじめて伝えました。
関係業者の方々に対して、当社の許可なく工事現場で写真撮影し、ネットで公開することを禁止したのです。

ネットの扱いについては以前からいろいろ悩みました。
このブログに関してもお客様から了解を得てから写真を公開するようにしたいと思っています。

情報の取り扱いはこれからとても大事になると思います。
工事請負契約時にネットでの写真効果についての対応も記載しなければならなだろうなと思っています。
今後、ネットに関する取扱いは詳しい方と相談して、きちんと整備したいというのが私の考えです。
これまでは我ながらずさんでした。

外観の写真はGoogleマップのストリートビューもあるので気にしても仕方がない気もしますが、内部の写真は特に気を付けたいですし、少なくともお客様の了解は特に新築の場合必要だろうという考えに至った次第です。

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・現在工事中の新築

サイディング工事が順調に進み、もう少しで張り終えそうです。管理能力優れた業者を選んだので安心して任せられます。
社長のイメージに合わない仕事はできないからと担当が気にして確認の電話を私に頂けるので、ありがたいです。



内部工事も順調で、床がもう少しで全て張り終えます。
大工工事も終盤ですからこれから徐々に仕上げの段取りを指示しなければなりません。

なお、この工事におけるブログでの写真公開については、お客様から了解を頂いたので、ありがたく紹介させて頂いています。

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続・次郎長生家

私が清水にある次郎長生家と縁をもつことになったのは一昨年の11月頃でした。
最初は建築士会のSHECという活動で耐震性の調査を担当することになり、その活動が終了後も私だけ継続して協力してきました。

次郎長生家を残そうと考えている方で構成された活かす会はしっかりした組織で、みなさんとても魅力があります。
清水という街はいいところだなと思うようになったのも次郎長生家に関わってからでした。
私にとっては清水という街は近いようで遠かったのです。

ネットでご存知の方もいるとは思いますが、「あなたの残したい建物コンテスト」というものがありまして、活かす会はそこに応募、大賞に選ばれたようです。
それだけ残したいと思っている方が多かったということを考えると素晴らしいことだなと思いました。
募金もなかなか集まらかったようなので、このコンテストでその問題がだいぶ解決したと期待している方も多いようです。

私は、これまでの現地調査資料等をこのコンテスト主催者(NCNという会社)に提供し、後の改修計画や改修工事は主催者側で担当すると思っていたのですが、いろいろ事情があり今後も私が出来る範囲でご協力させて頂く流れとなりそうです。
実はこの先も関わるべきかは悩みました。
でも私の大学時代の恩師が、人から頼られたり期待されている内が華だと昔よく言っていたので、私も活かす会やこのコンテストの主催者から何らかの協力を求められている内は協力しようと思ったのです。

とはいえ、私も自分の会社を経営する身です。
直接請け負った仕事がいくつかあります。
特に今年は大切な仕事があり、その中でどの程度協力できるのか分かりません。
でもできるだけという気持ちはもちろんあります。
それくらい私も関わりが深くなったんだなという自覚があります。建物だけでなくそれを愛する人たちに対しても。

実は、昨日清水で活かす会とNCNとの第一回の合同会議が行われ、私も参加しました。

参加した感想を率直に書くと課題は多いです。
船頭多くして船山に登るにならなければいいなとは思いました。

でも会議に参加している方々はとても優秀なので、みんなで知恵を絞れば解決できると期待しています。
それにしても建築士会のSHECに参加して、こういう状況になるとは予想しませんでした。

人生何がどうなるのか分からないものです。
あと関係者にイトウという名字の方が多く、どのイトウさんか発言していて分からなくなりそうな気配。
今に私は焼津のイトウさんになるのかな。

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昨年手がけた伝統構法住宅の工事完了報告書が製本できたのでようやくお客様に提出できます。
製本すると立派にみえますね。

ちょうど、JSCA関西から今回の耐震改修計画について妥当だというレビュー結果も届きました。
これをつけて、今日中に提出します。

事務所保存用にもう一冊製本してもらいましたが、焼津市の歴史民俗資料館の方が読みたいと言ってくださったので、お貸ししたいと思っています。
伝統構法住宅への改修にはいろいろな考えや手法があるでしょうが、私はJSCA関西の考えや手法がもう少し静岡でも普及すればいいなと考えているので、読んでもらそうで光栄です。


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今日から外壁工事



現在の現場では外壁工事が開始されました。
ただ、あいにくと明日は雨なので実際は明後日からスタートとなると思います。

写真はバルコニー床裏の仕上げ。
杉板を張りました。
リビングから杉板がみれます。きれいに仕上がったなと思いました。

この住宅はリビングから庭を眺めるという点を重視しています。
取引している材木業者さんが探してきてくれました。

現場の雰囲気もよく、みなさん仕事しやすいと思っているようで監理者としてはホッとしました。

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