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地盤調査と地盤改良3


写真はジオクロス工法を撮影したものです。
ジオクロス工法については1月末にメーカーの説明会があるようなので参加して積極的に質問したいと思っています。

SS式調査と表面波探査試験については、どちらの方が優れているとはっきりいえないという見解を示す方も多いかもしれませんが、私は表面波の結果を優先したいと考えています。

先日も別の土地で試験を行いました。
SS式ではベタ基礎+表層改良を提案し、表面波探査ではベタ基礎のみ提案しました。どちらも提案どおり施工すれば10年保証します。

となるとSS式の方が表層改良分だけ費用がかかります。断定できませんが、SS式の方が過剰な工事を提案する傾向にあるのかもしれません。

今年10月以降に新築住宅を引き渡すには「保証金の供託」または「保険への加入」が必要となりますが、この場合における地盤への対応はどうなるのかについても調べました。
どうも地盤については保証対象外だが、完成引き渡し後に不同沈下が発生し、住宅本体に被害があった場合、基礎形式が適切であったかどうかを加入申し込み時に提出した地盤調査報告書から判断し、適切でなかったと判断された場合は保険対象外となるようです。

この法改正に伴い、私と父は、JIO(日本住宅保証検査機構)への登録を決め、10月以前に引き渡し予定の住宅にも保険を加入することにしました。実際それほど難しい手続きもなく、特別な作業を現場で行う必要もありません。建築基準法で定められたルールに従って工事を行えばよいだけの話です。大騒ぎするほどでもなかったなという印象を持ちました。

ただ、これまで以上に現場写真が必要になると思います。完成引き渡し後に不具合が生じた際に保険対象となるかどうかを左右するのは、現場写真になるためなるべくこまめに撮影し、最低10年間保管しなければならないでしょう。


 
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