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手ごたえ

今月は、いろいろな活動に参加したのでBLOGもなかなか書くことができませんが、書く内容には困らないといった感じです。

先週の土曜日と日曜日は、大井川町ローラー作戦に参加しました。
これは、以前にTOUKAI-0無料診断を受けた方で倒壊の恐れがあると診断された方を対象に再度、相談士(基本的に複数)が補強の意義や補助金制度・工事内容などを説明するというもので、事前に役場が連絡し、話を聞きたいという方だけ訪問するという形をとっています。なお、今回は大井川町の西地区に住む方に対して行っています。

実は、話を聞きたいという方が多いですね。
ようするにキャンセルが少ないわけです。それだけ、耐震補強に関心が高いのだと私は思います。
あと、役場から依頼されて派遣された専門家ということで信用されているというのが大きな理由ではないでしょうか。信用できる人から話を聞きたいという町民のニーズを感じます。

ローラー作戦に参加した際の印象ですが、補強工事が非常に高額であり、悪徳業者が多いので怖いという意見をもっている方が非常に多いですね。「耐震リフォーム」という言葉もだいぶ知られているようですが、その名称もなんだかうさんくさい印象を持つ方がだいぶ増えているように思えてなりません。「耐震リフォーム」という単語は、非常に聞こえはいいですが、どこがリフォームでどこが耐震補強なのかわからなくて、あいまいになりがちなので、結局あやしげな印象になりやすいのかもしれません。私は、この名称は以前からあまり好きではないので、使いませんが、今後も使わない方がいいと思うようになりました。

一方、私自身は、今までにない手ごたえをローラー作戦で感じています。(かすかに・・・ですが)
これはおごりではなく、これまで地道に活動してきたことや補強工事の実績などが、少なくとも地元で評価されつつあるという感じがします。うれしいですね。それにいろいろなところで説明をしているという経験が、何気ないときでも生かされている感じがします。

もちろん、私のやっている考えや行動がすべて正しいとは思っていません。ただ、今回の衆議院選挙でもそうでしたが、分かりやすくて、明確に説明をすることができる存在が好まれるようです。耐震補強は、他の工事に比べて分かりにくい部分が多いです。ですが、だからこそ、明確に分かりやすく、はっきりと説明したり、工事を行うということが求められているのだと思います。

補強そのものは、必要であるということは大抵の方が認めるでしょう。ただ、問題は補強という存在そのものが、よく分からない存在であることがネックであり、よく分からない存在である方が都合が良いと思って商売される方もわりと多いのではないかということです。
確かにすべて説明して、納得させることは無理かもしれませんが、すくなくとも依頼する方が、これならば確かに安心だと思える説得力が求められていることは確かです。あいまいなものをあいまいなものとする。それはそれで必要である場合もありますが、建築に関してはそうではないと思っています。

耐震補強に対する考え方ややり方は建築士によって違うでしょうが、一番私は嫌だなというのは、結局何もしないということですね。それだけは、私は避けたいと思います。それに手ごたえを感じている以上、手を休めるわけにはいきません。今後も積極的にいろいろ活動したいと思います。

なお、来週の土・日も大井川町では耐震ローラー作戦は行います。
18日の日曜日は、建築よろず相談会もありますので、この相談会にどれだけの方が参加されるのか楽しみです。
よろず相談会が終わってからは、私の耐震課外授業関係の活動に力を注ぎたいと思っています。11月に役場の依頼でまた何かやることになりそうなので、その件についてもまたはっきりしたらここで書きたいと考えています。
私のような若輩ものは、歩むのをやめたらそこでおしまいです。まだまだ、これからなのでがんばりたいです。

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