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シロアリはコンクリートまで食べません


診断すると高い確率で人為的に基礎が破壊されているのを確認します。
大抵が、シロアリ業者か床下換気業者によるものでしょう。

床下が湿気ているから換気した方が良い。
シロアリがいると建物によって良くない。

それは正しい意見です。床下は乾燥していた方が、木材の腐食しません。シロアリがいると木を食べられます。
そんなことは、誰でも分かっていることです。
異論を唱える人はおそらくいないでしょう。

ただ、シロアリは、コンクリートまで食べません。(食べるシロアリがいるのならみてみたい。)
湿気によって、基礎が写真のように破壊されることもありません。

建築とはトータル的に判断しなければならないと私は思っています。
耐震補強を行うことによって、生活が不自由になったり、採光不足となるのはどうかと思っています。
シロアリや湿気対策も同様ではないでしょうか?
ひとつの問題点を解決しても別の問題を発生させてしまうことは避けるべきです。

そういえば、柱直下の基礎部分でなければ破壊しても問題ないと言った業者もいました。
どうして問題がないのか、私には理解できませんが基礎を破壊されたおかげで、耐震診断の結果が悪くなったことだけは確かです。写真のように破壊するだけでなく、破壊したコンクリートを放置する行為に意味があるとは思えません。
正直、他人の仕事に対して、意見を言いたくないのですが、あまりに多すぎるのでこのブログで再度書く事にしました。

もちろん、丁寧な仕事をするシロアリ業者や床下換気業者もいるとは思いますが、個人的にはそれはごく少数ではないのかと思う今日この頃です。
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