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大津市の件

小学校で授業を実施させて頂いたり、地元小学校で評議員を務めさせて頂いている身としては、この大津市のいじめに関するニュースには、無関心ではいられません。

ネットという場でいじめについて、何か自分の意見を書く。それだけでも非常に勇気が必要であり、デリケートな問題であることを私としては理解しているつもりでしたし、このブログの主旨とは異なるため、控えるつもりでした。学校関係者の方々の立場も一般の方より知っていましたし、公平な意見を書く自信もなかったのです。
いまさらながら私も弱い人間だなと痛感します。

最近は、ニュースでこの事件が取り上げられない日はなく、それだけに深刻さが伝わります。真相については、はっきりしないようですが、ひとりの可能性のある若者が亡くなったという事実は確かであり、その一点すらうやむやにしたいという方が仮にいたとすれば、もはやその方は人ではないと思います。教育者の中にそんな方がいないことを願うばかりです。

かつて、小学校や中学校で授業を実施させていただいたとき、また今も毎年防災センターで授業を実施させて頂くときに私はたくさんの子供たちに接します。
今の子供は・・・と思いたくなる気持ちもありますが、自分も似たようなものだったと思い出し、その姿と言動をみて、とてもまぶしくもあり危うくもある存在をひとりの大人としてどのような形でどう守るべきか、答えを出すことができないもどかしさを今は感じています。

今回の件は、インターネットの存在が大きかったのではないでしょうか。
人を苦しめる存在でもあり、メディアとは別の大衆を動かし、人を救う存在でもあるネットの力に私はただただ呆然とするだけです。
もっと呆然としているのは、これまでならうやむやにできたと過信していた人かもしれません。

ただ、ネットは劇薬で他の健康な部分に影響を与える怖さもあり、今回の件がエスカレートして関係ない人まで被害が及ぶとすれば、その力を疑問視する方が多数となると思われます。

今回の件によって、他の継続中のいじめ問題がよい方向に解決することが増えればと願います。

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