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来年の目標

すでに来年の目標達成のために動いていますが、あらためて来年はこれだけは実現させると決めている点を書きたいと思います。

①自分たちが使いたいと考える耐震工法を実用化させる。
②耐震補強見学会を来年も焼津市と協力して実現させる。
③新築住宅については、造りつけ家具と建築化照明に力を注ぐ。
④寸又峡和紙のあかり展にいつも協力してくれる電気業者と協力して参加する。

①②は、このブログでもときどき書いている内容です。
自分たちが使いたい、使いやすい、効果が高いと考える工法を生み出したいです。そして、より多くの方々に今まで培ってきた耐震技術をみせる機会をつくり、補強について分かりにくい点を説明できればと思っています。

③については、新築住宅を毎年何棟か手がけていくうちに内装にあった照明器具がなかなかみつからなくて悩むことが増えたため、そうなれば自分たちで作ってしまえばいいのではないかと思うようになりました。すべてではなく、例えば玄関やリビングといった住宅内部における共用部分に少し、工夫を加えたいと思うのです。なんでも自分たちで作ろうとするのは無理がありますし、余計な負担をお客様にかけることになります。大切にしたいのは、選択できるということ。この内装にあった照明がなかなかみつからないし、あったとしても高い場合、それでは自分たちでつくってしまおうという選択が欲しいのです。それは造りつけ家具でも同様です。

④は、ようするに③を充実させるには、チャレンジする姿勢が大切だと思ったことが影響しています。寸又峡の和紙のあかり展は以前から関心がありました。できれば、来年こそ初出展したいと思っています。そして、それを新築の仕事を頂いたお客様にプレゼントできたらなと。やっぱり、普段の仕事とは別にチャレンジすることは大事だと思います。補強だけでなく、照明についてもその流れをつくりたいですし、一緒にいつも仕事をしている電気業者さんとあれこれ考えるのは楽しいかなと。

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耐震補強に制震性能という付加価値は必要か

最近の耐震補強製品は、単に耐震だけでなく制震性能が加わっているタイプが多く、非常に高性能です。ただ、このような高性能な製品がはたして本当に古い木造住宅への補強に必要なのか疑問に感じることが多くなりました。

耐震補強計画を考える際に依頼者が保管していた図面を参考にすることがあります。しかし、その図面に記載されている筋かいが実際には存在しなかったということが多々あり、その図面をあてにしてよいのかどうか不安になることもあります。工事中にどうも図面通りに実際は施工されていないと判断した場合、計画を途中で変更したこともありました。

耐震補強は、工事前に検討し、工事中にも再検討することが多い工事です。そのため、高性能な耐震製品が足かせとなってしまうこともあり、最近ではその扱いが難しいと感じるケースが私個人としては増えています。高性能な製品は、性能が高い反面、設置の際の条件が厳しく、工事着工後に取付不可能もしくは計画通りの効果が期待できないと判明することあるからです。

私と父の強みは、数多くの補強を手がけたことです。
そこから導き出された効果的でなるべくお客様の経済的な負担が軽減できる方法については、現場見学会という形で多くの方に説明したいと思ってます。これは来年早々の目標です。

そして、以前からこのブログでも書いている新しい耐震補強工法を自分たちで考えて実用させたいと思っています。正直、実用化までには様々な道のりですが、こういった新しいものを生み出す力というか活力がある会社にしたいと思っていましたし、そういった元気を多くの方にみてもらいたいとも思っていました。

元気があれば何でもできるという言葉は有名ですが、私はこの言葉は結構当たっていると思うのです。

私は古い木造住宅への耐震補強に制震性能をことさら加える必要はないと思っています。
それを言葉ではなく、実際に形にして証明することができたらと思うだけで、自分はまだまだがんばれると確信できます。
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