狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

「4・25県民大会」は中国への秋波!

2010-04-24 09:01:46 | 金武町流弾事件

 

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明日(25日)は、「普天間基地を『県外・国外』へ 私たちの意志を日米両政府に示そう!」をテーマにする「4・25県民大会」が開催予定である。

「県民大会」や「私たち」と勝手に使うことへの異議はさておいて、

沖縄マスコミとサヨク団体を中心に10万人の動員を目論んでいるようで、新聞に折込チラシが入ったり、昨日の沖縄タイムスは一ページ全面を使った動員広告が掲載されたり、各自治体では会場までの無料バスを準備するなど、07年の「11万人集会」を彷彿とさせる雰囲気である。

主催者側は「島ぐるみで県外・国外を主張している」といった印象操作に必死で、マスコミがこれをバックアップしているが、

一昨日まで仲井真県知事は大会参加について、「大会当日まで分からない」と渋っていたが、大会直前まで肝心の県知事が出席を躊躇する類の集会に「県民大会」はないだろう。。

今朝の沖縄タイムス一面トップ記事は、「知事が大会出席表明」の大見出しであるから、「島ぐるみで県外・国外主張」がいかにいい加減なものかを暴露したようなものだ。

大会を明日に控えた地元紙の一面トップで、これまで参加を渋っていた県知事が参加表明をしただけでニュースとなって一面トップを飾る。

沖縄タイムスは、語るに落ちたというより「飾るに落ちた」というべきか。

大会のタイトルは、「普天間基地を『国外・県外」へ、私たちの意志を日米政府にしまえそう!」となっているが、

日米政府に示すのはともかく、沖縄のこの「反米集会」の動きに興味津々で注目している隣国を忘れてはいけない。

中国は「沖縄の潜在主権は中国に属する」と考えている国であり、「4・25県民大会」で、米軍基地撤去を叫べば叫ぶほど、

「日本に侵略された沖縄が中国に援護を求めている」という秋波となって中国に届く。

琉球処分報じた中国紙入手 沖縄は日本ではない?

これに気がついている県民が果たして何人いるか。

明治期の廃藩置県の折、既得権を奪われた琉球王府の一部中国派の役人(脱清人)が、中国(清)の軍艦が援助にやって来ると妄想したが夢かなわず中国に亡命した歴史がある。

だが、当時の清は図体はでかいがドロ舟のようなもので、琉球王はドロ舟に乗るより高速艇の日本を選び、琉球王国は沖縄県になった。

普天間移設に絡んで、沖縄から「米軍基地撤去」の声が沸きあがるのに呼応してか、最近の中国海軍の動きは異常である。

2週間ほど前には中国艦隊が、沖縄本島と宮古島の間を横切るという日本にとって屈辱的行為をしたが、

鳩山政府は抗議をするどころか、そのときワシントンで行われた日中首脳会談で話題にすることさえ「首相の判断で」でしなかったという。(平野長官)

沖縄タイムスやサヨク勢力は、は明治期の脱清人のような妄想に駆られ、今でもいつの日か中国の黄色い軍艦が沖縄を解放に来るとでも夢想しているのだろうか。

過去に何度も引用したが、沖縄タイムスの中国観を表すコラムを紹介する。

なお執筆者のタイムス記者は例のサラさんの実弟である。

 ◆<2005年5月16日> 沖縄タイムス
[大弦小弦]

 黄色軍艦がやってくる…。船体に黄色の龍の文様を描き、黄龍旗を掲げる清国の南洋艦隊は黄色軍艦と呼ばれたという。知人とこの話をしていたら、黄色軍艦が沖縄を侵略すると、勘違いして話がややこしくなった▼実際は逆で、明治の琉球人にとって清国軍艦は援軍だった。武力で琉球国を併合した明治政府に対し、琉球の首脳らは清へ使者を送って救援を求めている。そして、沖縄側はその黄色軍艦を待ちわびたのだった▼一八八六(明治十九)年に大迫貞清県知事が上申した「事変準備ノ件」が残る。清が軍艦を派遣するとの報に対し、政府派遣の知事は、対策十項目を提案。政府も北洋艦隊から戦艦九隻が派遣されると情報を得て、県に指示を出した▼日清戦争時にも清国の援軍は話題になった。それから百余年が経過し、あれほど待ちわびた援軍をも敵と間違うところに今の位置があるのか。林泉忠著『「辺境東アジア」のアイデンティティ・ポリティクス』は当時の言葉を紹介する▼「生きて日本国の属人と為るを願はす、死して日本国の属鬼と為るを願はす」。生きても死んでも日本とは一緒にならないという激しい決意。中国で死んだ幸地朝常が李鴻章へ送った書簡に残る言葉。歴史の反転は大きかったようだ▼百余年前はともかく、少なくとも最近の銃口や占領者を忘れてはいけない。境で揺れる島だからこそ、平和の選択肢を選び取る覚悟も必要だろう。(後田多敦)

                    

中国艦艇の近海通過問題 中国艦載ヘリが護衛艦にまた接近  2010.4.21 20:16

海上自衛隊艦艇「あさゆき」(写真奥)海上自衛隊艦艇「あさゆき」(写真奥)

 防衛省は21日夜、同日午後3時37分から40分ごろまでの間、沖縄本島の南方約500キロの海上で、中国艦艇を警戒中だった海上自衛隊の護衛艦「あさゆき」に対して、中国軍のヘリコプターが約90メートルの距離に接近し、2周ほど周回したと発表した。政府は外交ルートを通じて、中国側に抗議した。

 中国軍の艦載ヘリの護衛艦への近接飛行は8日午前にも発生しており、度重なる近接飛行は日本側の監視を牽(けん)制(せい)するねらいがあるとみられる。

 また、岡田克也外相は21日の衆院外務委員会で、中国艦艇10隻が沖縄近海を通過し、ヘリが近接飛行した問題について、ワシントンでの12日(日本時間13日早朝)の日中首脳会談で取り上げなかったのは鳩山由紀夫首相の判断だったことを明らかにした。

 岡田氏は「ヘリの近接接近は現場で何度も起こったわけではない。中国艦船の日本近海通過も法的には認められた行為だ。そういう中で首相、首相周辺で総合的に判断した結果、首脳会談のテーマにしなかった」と説明した。

 また、外相自身が外務省事務方から報告を受けたのは発生4日後の12日だとした。艦載ヘリの護衛艦への近接飛行は8日午前に発生し、同日夕に防衛省から外務省に伝えられた。岡田氏は自身への報告について「確か9日だったと思う」と答弁。その後、「私に上がってきたのは12日昼ごろ」と答弁を訂正した。

 一方、武正公一外務副大臣は外務省が12~14日に外交ルートを通じて中国側に計4回申し入れを行ったことを明らかにした。近接飛行の事実確認を要請するとともに、ヘリの行為を「護衛艦の安全航行上危険な行為」と指摘し、双方の安全確保の観点から日本船舶に対し今後このような行動を取ることがないよう申し入れたという

                                                       ◇
中国艦艇は、ソブレメンヌイ級ミサイル駆逐艦やキロ級潜水艦などで、10日夜に沖縄本島と宮古島の間を南下したことが確認された。8日は艦載ヘリが監視中の海上自衛隊の護衛艦「すずなみ」の約90メートルまで接近。長島氏は、中国側に何度も事実確認を申し入れたことを詳細に報告した。

 ただ、鳩山由紀夫首相と中国の胡錦濤国家主席の会談が13日早朝にワシントンで行われ、中国艦艇の行動に関する発表は会談後になったことから、自民党は中国に配慮して発表を遅らせたのではないかとの疑念を強めている。20日朝の自民党外交・防衛合同部会では、防衛省幹部が8日以降の対応について「経緯については詳細な整理をしていないが、適切なタイミングで報告した」と繰り返したが、出席議員は「何か問題があったから隠している」と猛反発。20日の参院外交防衛委でも、自民党の佐藤正久氏が「日中首脳会談が終わってから発表した。中国に気を使っているとしかみえない」と追及した。

 自民党の反発の背景には、中国の軍備増強路線への警戒感がある。中国海軍は日本列島から沖縄、台湾を結ぶ「第1列島線」を越え、小笠原諸島、グアムを結ぶ「第2列島線」に至る海域での影響力強化を目指し、潜水艦や大型艦艇を着々と配備。今回の中国艦艇の行動を受け、防衛省関係者は「この海域で不測の事態が起きかねない状態になりつつある」としている。
中国艦艇 沖ノ鳥島近海で活動継続 自民党、発表遅れを追及 

                      ◇

沖縄県を横切っても抗議どころか「申し入れ」しか出来ない政府にマスコミは無反応であったが、産経新聞のみが危機感をもって「中国海軍の威嚇行為」を報道していたが、

昨日(23日」の日経新聞が産経と並んで社説で取り上げた。

経済紙の日経が危機感を感じているのに、一般紙が見てみぬ振りをするわけにもいかず、

本日(24日)になってあの朝日新聞と読売新聞が社説に取り上げた。

読売新聞はともかく、あの媚中の朝日新聞が中国様に抗議とは、よくよくのこと。朝日社説;中国海軍 疑念をあおってどうする

これで筆者が確認した限りでは、「中国艦隊の威嚇行為」を社説で取り上げていない全国紙は、本日現在で毎日新聞だけとなった。

一方、中国が虎視眈々と狙う沖縄の新聞は、

連日「米軍基地撤去」のキャンペーーんで大忙し。

一言の抗議もないのは、黙認となる。

中国艦隊沖縄本島と宮古島の間を中国海軍の太平洋への出口として歓迎している取られても仕方がない。

何しろ沖縄では、米軍基地撤去の集会は頻繁に行われても、

中国海軍が沖縄県を横切ったことに対する抗議の集会が開かれた話は聞かないし、新聞にも一行の抗議の記事も見たことはないのだ。

関連:⇒中国の援軍と琉球処分

 

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コメント (18)    この記事についてブログを書く
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18 コメント

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Unknown (okinawazin)
2010-04-24 09:20:51
狼魔人様とも有ろう方が「米軍基地撤去」とすり替えるとは
普天間基地も米軍の一部なので、間違いではないでしょうが、いかにも明日の県民大会が「在沖米軍全面撤去要求大会」のような印象を与えています
そんな非現実的な大会なら県知事も出席しないと思います
普天間基地を県外国外に移設することにより、
嘉手納を始め、その他多数の米軍基地の安定運用に寄与するとは考えられませんか?
黄色 (のび太)
2010-04-24 09:26:58
明日の「県民の一部大会」は黄色いものを着用するというお知らせがありました。意味深ですね。
Unknown (涼太)
2010-04-24 12:25:51
狼魔人様

鳩山総理は、沖縄県民の負担軽減の大義名分で、空軍の嘉手納基地の戦闘機も三沢基地に移したいと発言しています。沖縄県の米軍基地は在日米軍基地の、約25パーセント。確かに小さなな県が担うには大きな負担かも知れません。
自民党時代と違って、鳩山総理は沖縄の反基地闘争を額面どおりにしか受け止めませんから、沖縄が中国に秋波を送りつづけると、鳩山政権が推し進める、沖縄ビジョンがどんどん進行します。
沖縄への一千万人のノービザ渡航移民と一国二制度。自民党時代はそんな馬鹿なことがあるはずが無いと、思われたいたことでも、鳩山総理はやりますよ。その後押しをしているのは、鳩山総理に「沖縄県民の負担軽減。」と言う大義名分を与えてしまった、他ならぬ沖縄県民です。
実際に554人分の子供手当てを申請した韓国人の報道も今日ありました。年間8600万円です。来年は1億7千万円、書類はキチンと揃っているそうです。法的には問題ない。裁判になったらどうなるか分からないと、心配するブログもあります。ある程度予想は出来たことです。こと民主党政権下では、そんな馬鹿なことが起きるはずが無いとの、甘い考えは捨てたほうがいいみたいです。

在日米軍

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%A8%E6%97%A5%E7%B1%B3%E8%BB%8D

韓国人男性、子供手当て554人分申請。

http://deliciousicecoffee.blog28.fc2.com/blog-entry-3818.html

沖縄ビジョン

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1317999513


Unknown (蝿叩き職人)
2010-04-24 13:01:04
貴様のコメントはいつも失礼だな。言葉使いを勉強してから出直して来い。

すり替える→普天間にある「米軍基地撤去」で問題があるか。

印象を与えています→誰も間違わないって。

安定運用に寄与→そんな事はアメリカ国防総省の人間しか知る由もない。


右にヨロヨロ、左にヨロヨロ。佐藤 優みたいな奴だな。貴様は永遠に答えが出ない自分の迷走ブログで遊んでりゃいいの。
OKINAWZIN (蝿叩き職人)
2010-04-24 13:09:08
上のコメントは OKINAWAZIN に対してのものです。

失礼しました。
Unknown (涼太)
2010-04-24 13:20:32
狼魔人様

蛇足ですが、鳩山総理も小沢幹事長も仕掛けが早すぎた。二人とも自民党への批判票を、自分達への支持票だと勘違いした。
二人の勘違いで、日本は既の所で助かると思います。そう信じています。
Unknown (NEOJP)
2010-04-24 13:41:07
ブログ主様、はじめまして。
沖縄の方々には米軍基地問題で大変な思いかと存じ上げます。
ただ、日本の自主防衛が確立されてない今現時点の段階ではアメリカ軍の存在は日本に無くてはならないと思ってます。
中国は太平洋への進出を着々と準備を進めているなかで今の日本の状況は最悪ではないかと感じてます。
米軍基地の周辺には毎日のように中国人の監視が行われていると聞いています。
そんな中で左翼の方達は何を考えてそのような行動をしているのか理解できません。バックに中国共産党の工作員でも潜んでいるのでしょうか?
Unknown (なお)
2010-04-24 14:22:55
現行案修正で受け入れ調整=岡田外相がルース大使に-米紙
 【ワシントン時事】24日付の米紙ワシントン・ポスト(電子版)は日米両政府当局者の話として、岡田克也外相が23日にルース駐日米大使と会談し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設をめぐり、現行計画を一部修正して受け入れる方向で調整中であることを伝えたと報じた。
 同紙によると、岡田外相は都内の米大使館で行われた会談で、同県名護市の辺野古沿岸部に代替施設を建設する現行案に、滑走路の位置変更など幾つかの修正点を加えた代替案を検討していると語った。
 米当局者は同紙に対し、提案を歓迎しているとしつつ、日本側から来週に詳細の説明を受ける予定になっているとして、「第一歩」にすぎないと強調した。
 同紙はまた、12日にワシントンで行われた日米非公式首脳会談で、オバマ大統領が鳩山由紀夫首相に対し、普天間問題解決の「時間が切れつつある」と述べるとともに、首相を信用してもいいのかどうかただしたとの関係筋の話も伝えた。 (2010/04/24-13:08)
蝿叩き職人様 (okinawazin)
2010-04-24 16:15:00
「沖縄に軍隊があると戦争になる」
「普天間基地を県外移設すると中国が攻めてくる」
左右のブログで、よく見る言葉です
両方思考停止していると思います
本当に無防備で安心して暮らせるか?
日本の防衛に米軍は必要かも知れないが、沖縄に海兵隊が
常駐しなければ行けないのか?
等、みんなが考える事が次のステップに進めるのではないでしょうか?
準備も無く (猪)
2010-04-24 17:02:49
準備もなく「0べース」と自分の首を絞めた鳩山小僧が一番の悪でしょう。
現地で(0べース)と成れば、失礼ながら基地の値打ちは以前にも増して上がります。

税金の無駄使いを止めると「事業仕分け」で人気取り民主党議員だけが生き残れれば良い。と言う様な幹事長が仕切る沖縄問題、以前にも増して物凄い予算を食う事になります。

小沢幹事長の頭には国防なんて意識は少しも有りません。自ら「解放軍現地司令」と中国で自分の意思を開陳してしまう人、浅はかな人と言えば聞こえは良いのですが、心底日本など眼中にない人です。

民主党にも自民党にも現状で日本の国は自分たちで守るのが「筋」ですよ。とはっきり言える常識派・グローバルの文字を理解して居る人が政治家に何人いるか心細い限りです。

世界の地図を中国大陸から見て沖縄は日本に有っては成らない場所なのです。アメリカにとっても必要、日本にとっても命綱、最重要な場所と言えます。

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