狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

八重山教科書問題、本日竹富に是正要求!文科省

2014-03-14 07:23:13 | 八重山教科書採択問題

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今朝(14日)の沖縄タイムス一面トップはこれ。

竹富にきょう是正要求

 

国 教科書で初の措置

 

町教委 24日対応協議

 

国、竹富にきょう是正要求 教科書で初措置2014年3月14日 07:14

 【東京】文部科学省は13日、八重山地区内で異なる教科書が使用されている問題について、竹富町教育委員会に対し、14日に是正要求することを決めた。文書を郵送する。国が市町村に直接要求するのは初めて。自治体は是正要求に従う義務が生じるが、従わなくても罰則はなく、町は30日以内に国地方係争処理委員会に審査を申し出ることもできる。

 教科書無償措置法は、同一地区内で協議し同じ教科書を採択しなければならないと定めていることから、文科省は町教委の対応を「違法状態」と指摘。昨年10月、地方自治法に基づき下村博文文科相名で県教育委員会に対し町に是正要求をするよう指示したが、県教委は審議を継続し要求していない。

 文科省は、「先送りできない」などとして、新年度を迎える前に直接、町教委に是正要求する方針を示していた。

 是正要求は、地方自治法に基づき実施されるもので、市町村の事務処理が法令違反や、適正を欠くと認める場合で、緊急を要するときなどに大臣が市町村へ直接求めることができるとされている。

 町教委は2011年8月、翌年度から使用する中学校の公民教科書に、八重山採択地区協議会(竹富町、石垣市、与那国町で構成)が決めた「育鵬社版」ではなく「東京書籍版」を採択。国の無償給付の対象外となるため、寄付金などで独自に購入して生徒に配布している。

 教科書採択に関しては、地方教育行政法で「各市町村教委が教科書を採択する」としていることから、町教委は、別の教科書を採択することも合法との認識を示してきた。

 竹富町教育委員会の慶田盛安三教育長は「学校現場も教委も忙しい年度末に是正要求してくる真意が分からない」と困惑した表情を浮かべ、「24日の教育委員会で対応を協議する。県教委とも相談、連携していく」と述べた。

 諸見里明県教育長は13日、「まだ国から何も連絡はない。本当に明日にも竹富町に是正要求が出されるのか」と驚いた。県教育委員会は昨年10月、国から竹富町に是正を求めるよう指示され、4カ月以上協議してきたが、結論は出ていない。「是正要求が出されたとしても、19日の県教委定例会でしか話し合えない。まずは明日を待ってから、対応を考えたい」と話した

                        ☆

沖縄タイムスが一面トップの大見出しで掲載する場合、社会面など複数の紙面に関連記事が掲載されるのが常。

だが、本日の記事に限り是正要求関連の記事は一面だけ。

 

何よりも寂しいのは、一時は八重山教科書問題関連の記事が掲載される度に竹富町支援のコメントを書き連ねていた「識者」と称する琉球大学、沖縄国際大学、沖縄大学の教授の面々が沈黙を守っていることだ。

 

3月14日(金) 紙面

 

記事の要点を抜書きするとこうなる。

 

自治体は是正要求に従がう義務が生じるが、従がわなくても罰則はなく、町は30日以内に国地方係争処理委員会に審査を申し出ることが出きる。>

 

<竹富町教育委員会の慶田盛安三教育長は「学校現場も教委も忙しい年度末に是正要求を真意がわからない」と困惑した表情を浮かべ、「24日の教育委員会で対応する。 県教委とも相談、連携していく」と述べた。>

 

<諸味里明県教育長は13日、「まだ国から何も連絡はない。 本当に明日にも竹富町に是正要求が出されるのか」と驚いた。>

 

<県教育委員会は昨年10月、国から竹富町に是正を求めるよう指示され、4ヶ月以上協議したが、結論はでていない。>

 

<「是正要求が出されたとしても、19日の県教委定例でしか話し合えない。 まずは明日を待ってから対応を考えたいと話した。

 

                ☆

 

>竹富町教育委員会の慶田盛安三教育長は「学校現場も教委も忙しい年度末に是正要求を真意がわからない」と困惑した表情を浮かべ、「24日の教育委員会で対応する。 県教委とも相談、連携していく」と述べた。

 

突然、年度末に是正要求を突きつけられたような慶田盛氏のコメントだが、本件は4ヶ月も前からわかっていた案件。

文科省としてはぎりぎりの期限である年度末まで待てば、竹富町が己の違法行為を改心し、直接竹富町に是正要求をするという異常な状況を回避できると考えたのだ。 

いわば竹富町を最悪の事態に追い込むの避けたいという親心もあった筈だ。 

それを自ら放棄し最悪の事態を招いたのは竹富町ではないのか。

自業自得である。

 

>諸味里明県教育長は13日、「まだ国から何も連絡はない。 本当に明日にも竹富町に是正要求が出されるのか」と驚いた。

 

「驚いた」って?

 

まだこんな寝言を言っている。 

本気でそう考えているなら、この男本物のバカだ。

 

こんな最重要案件を協議するのに、

 

竹富町教委は⇒「24日の教育委員会で対応する」(10日後)

 

県教委は⇒「19日の県教委定例でしか話し合えない」(5日後)

 

年度末を目前に緊急を要する案件の対応にしては真にのんびりしたもの。

 この連中、物事の優先順位を知らないようだ。

この様子では30日以内が期限という「国地方係争処理委員会」への審査の申し入れも無視する公算が大きい。

 

そうなると国による竹富町を相手取った「違法確認」の行政訴訟という泥仕合になる。

 

観客席としては実に面白い裁判劇の開幕となる。

 

識者といわれる大学教授の先生方の応援も楽しみである。

             ☆

【追記】 10:45

発狂報道では琉球新報、沖縄タイムスに勝るるとも劣らない八重山毎日が、慶田盛氏に支援の記事を書いている。

どうやら竹富教育委や県教委と心中を図る、いや集団自決を図る模様である。(笑)

 

竹富町に直接是正要求へ きょう教科書問題で文科省

八重山毎日 2014年03月14日

 ・・・・ 文科省は昨年10月、県教委に対して町教委に是正要求をするよう指示したが、県教委は「現場に混乱は起きていない」などとして判断を先送りしている。このため同省は、新年度の教科書配布に間に合わせるには、直接要求が必要と判断した。

 竹富町教委は2011年夏、石垣市と与那国町の3市町でつくる八重山地区協議会が答申した育鵬社版ではなく、調査員(教員)から推薦のあった東京書籍版を採択。これが無償措置の対象外とされたため、12年度から有志の寄付で購入して生徒に配布している。・・・・・(略)

・・・・・町教委の慶田盛安三教育長は13日、八重山毎日新聞の取材に「すでに需要冊数を報告し、学校も取扱店に注文している。今のところ従来の方針の通りでいく。是正要求がどんな形で来るのか分からないが、来た場合は委員会を招集して対応を考えることになるだろう」と話した。

味方の振りしていた敵(親シナ政治家)が、    本性を出し、苦境に立たされているようです。    裏切り者の下手な政治屋は、信用できません。    ここは一つ皆で支えていきましょう…
 

仲井眞弘多知事を支える県庁前集会へのご参加のお願い

『仲井眞弘多知事を支える宜野湾市民の会』

‐普天間の固定化を許さない‐

日時:3月21日(金)15時より

会場:県庁前県民広場にて

 県議会では仲井眞弘多知事の普天間飛行場の辺野古地区移転の容認発言の取消しを目指す、県議会野党による攻勢が続いています。本来、地方自治に関する調査を行うべき百条委員会も、野党は議席数の多さという「数の横暴」によって無理やり設置し、知事を喚問するなど、その暴虐ぶりは目にあまるものがあるのではないでしょうか。

 普天間飛行場の辺野古移設に対し、まるで全県民が反対しているかのような県議会野党の言動には心底、宜野湾市市民として憤りを感じるほかはありません。

 もし仲井眞知事が移設容認を取り消せば、普天間飛行場固定化の犠牲になるのは宜野湾市民にほかなりません。辺野古地区移設は、普天間飛行場を3分の1に縮小し、基地を整理統合することにほかならないのです。宜野湾市のど真ん中に存在するより、はるかに危険性が小さいのです。

 そこで宜野湾市民が普天間の固定化を阻止する最後の砦(とりで)と依り頼む仲井眞知事を励まし、支援する集会を県庁前において決行します。その宜野湾市民の切実さを誇示する為、あえて県議会開催中に、県議会周辺において行う予定です。

 宜野湾市民の安全を守り、普天間飛行場のより安全な場所への移転を支援する県民、ならびに県外の方々のご支援を心からお願い申し上げ、県庁前集会へのご参加を呼び掛けるものです

 

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「かみつく4」は「沖縄民主主義4」と改題しました。

 書店発売のお知らせとお詫び
発売日
A4版「沖縄内なる民主主義」(600円税抜)は2月3日(火曜日)、県内書店で発売します。
お詫び
「かみつく」から「沖縄民主主義4」に改名しましたが、勝手ながら、さらに普及版としてA4版「沖縄内なる民主主義4」にしました。
狼魔人日記でネット発売
書店ではA4版「沖縄内なる民主主義」(600円税抜)のみの発売ですが、狼魔人日記ではA5版の「沖縄民主主義4」も600円で発売します。ご了承お願いします。

 

ヒジャイ出版 代表者 又吉康隆

 


 




 

新発売・「かみつく3」は県内書店で発売中

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申し込みはメールでできます。
ブログ 狼魔人日記
メール ezaki0222@ybb.ne.jp

 

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13 コメント

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Unknown (東子)
2014-03-14 11:04:16
>記事は一面だけ

寂しいですね。
集団的自衛権とか、右傾化とか、国定教科書とか、国の横暴とか、沖縄差別とか、期待していたのに。
石垣市長選前なら、飛びついてきたか?
是正要求が今になったのは、選挙に利用されるのを避けたのかな。


>識者といわれる大学教授の先生方の応援も楽しみである

本当ですねぇ。
識者といわれる大学教授の先生方の力強い説、勉強になりますわ。
返信する
Unknown (Unknown)
2014-03-14 11:15:30
>>記事は一面だけ

>寂しいですね。

文科大臣が「二月中にも是正要求を出す」と言いつつ、結局は出さなかったから、今回も疑心暗鬼なのかな。

でも今回は出すよね。

返信する
Unknown (東子)
2014-03-14 11:31:27
「金武町議選、収支未報告 告発せず 選管「犯罪と思わず」 2014年3月14日」
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-221324-storytopic-3.html

公職選挙法に「選挙運動に関する収入及び支出の報告書の提出」が規定されており、報告書若しくはこれに添付すべき書面の提出をせず又はこれらに虚偽の記入をしたとき3年以下の禁錮又は50万円以下の罰金となっています。
また、刑事訴訟法239条では公務員に対し、職務の中で犯罪があると思量される時は告発しなければならないと定めもあります。
でも、上原事務局長は、未提出問題などについて「犯罪とは思っていないので告発しない」と説明した。

ふぁ~~~。
こんな選管で、公正な選挙できるのかしらん。

選管は、母体となる行政部門からある程度独立した形でその所管する特定の行政権を行使する地位を認められる行政委員会の1つだそうで。
選管は、第2の教委か?
返信する
Unknown (石垣市住民)
2014-03-14 12:01:00
>竹富町教育委員会の慶田盛安三教育長は「学校現場も教委も忙しい年度末に是正要求してくる真意が分からない」と困惑した表情を浮かべ、「24日の教育委員会で対応を協議する。県教委とも相談、連携していく」と述べた。

24日に検討するとなると、25年度の攻防は時間切れで、平成26年度に竹富町の子どもたちが使用する教科書は「東京書籍」ということが決まったことになりそうだ。今後の攻防は、27年度の教科書になってくる。

それから、平成26年度は、小学校で使用する教科書の採択があるよね。

八重山地区においても、26年度4月から、規約や委員の構成などについての協議が開始される。

前回は、「委員のみなさんはいずれも信頼のおける方々ですのでご承認ください」(玉津会長)と提案された「玉津案」が全会一致で承認されたようだけど、今回は、「校長会代表がいなくてはならない」、「学識経験者は英語塾経営者よりは学校経営の経験者がよい」と、もめるだろうね。
返信する
意味深長 (仲井真知事ファン)
2014-03-14 12:34:43
▼仲井真弘多県知事のコメント

「県教育委員会で考え方を整理しているが、基本的には竹富町を含め、地元教育委員会の対応を注視していきたい」「一つに絞るのか、二つあってもいいのか、厳密でない部分がある」「沖縄の歴史、県民感情なども含めいろいろな要素がある。教科書を選ぶ過程の中できちっと対応する仕組みになっているのか問われている部分がある」

返信する
Unknown (Unknown)
2014-03-14 12:51:19
知事のコメントで、「竹富町の対応」と言わず、竹富町を含め、地元教育委員会の対応」と言ったことが気になった。

「厳密でない部分がある」、「沖縄の歴史、県民感情」「教科書を選ぶ過程の中できちっと対応する仕組みになっているのか問われている」は、法の不整備の問題や文科省の姿勢に対するものか。


返信する
Unknown (Unknown)
2014-03-14 14:31:31
そもそも八重山地区の採択協議会メンバーの選任法に問題があったね。
教育委員全員参加の採択協議会が慣例であったのに、突如、特定の教科書を推すメンバーが多くなるように採択協議会が改変されてしまった。抗議の声が上がる中、そのメンバーで採択を強行した。
「つくる会」が主導した出来レース。どう見ても公正な採択だったとは言えない。

ちなみに、八重山地区の教育委員全体では東京書籍版を推す意見が一番多かった。

竹富町ガンバレ!
返信する
Unknown (Unknown)
2014-03-14 14:36:36
ここに至るまでの経緯を知らないのではないでしょうか?
教科書選定後の従う・従わないがニュースでは問題になっています。
しかし地元では、教育長が採択に至る前に協議会の規約改正や調査委員の順位付け廃止等を独自で行い議事録の非公開など、とても民主的な選定であるとは思えない方法で選定を行ったことに問題がある、と考えています。そこは法的にはグレーな部分のなので議論に上がることはあまりなく、その後の「決まったのだから従うべき。」的な部分の法的な所のみがクローズアップされているように感じます。しっかり市民に公開して誰もが納得する形で選定していればこのような大問題には発展しなかったのではないかと思います。
返信する
情けない。 (Unknown)
2014-03-14 14:53:51
竹富町も終了間近だね…
竹富町の最大の失敗は、公民以外の教科書は、採択協議会の採択通りに教科書無償措置法の適用を受けている事だ…
一方は都合がいいから、こちらは悪いからでは私意的に法律を悪用してるに他ならない。

この後に及んで間違いを認める事もできないなら、教育に携わるような仕事をすべきでない。

どう被害者面して喚き立てようが後の祭りである。
返信する
Unknown (石垣島読者)
2014-03-14 16:38:56
昨日13日の参議院「文教科学委員会」の審議を視聴しています。

http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php


民主党「石橋通宏」(民主党・新緑風会)参議院議員との
質疑中、後半部分は「教科書問題」の質疑応答でした。

質問者民主党「石橋通宏」議員の「教科書問題」の捉え方、
「民主党時代の考え方」、つまり「各教育委員会、皆が悪い。
違法とまではいえない」と主張したかったようです。

この主張に対する文科省の答弁、基本姿勢は控え目ながらも
「ポイントは・・・にある。竹富町に違法性がある」とする
明確な答弁でしたね。

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