狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

地元教委「いじめではない」、小学児童の自殺、

2016-01-11 07:01:07 | マスコミ批判
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小学4年の男子児童が自殺した。

これだけでも重大事件のはずだが、自殺の原因がいじめによるとの疑いが当初からあった。

そのため原因究明の第三者委員会が3回も行われていた。

ところが沖縄2紙は、昨年の10月に起きたこの重大なニュースを1月9日になって初めて知ったという。

事件直後に当然警察発表も会っただろうが、その時点で沖縄2紙は「小学4年生の自殺いじめ」の関係について疑念を抱かなかっただろうか。

プロの新聞記者でなくても、年端もいかない小学4年生が自殺したら「いじめ」との関係の疑念をもつのは当然だ。

しかもこの事件は当初からいじめの疑いが浮上しており、アンケート調査が行われ、それに基づく第三者委員会が3回も行われているのだ。

沖縄2紙が事件発生に気が付かなかったとしたら、新聞記者として失格である。

いや、気が付いてはいたが、辺野古報道に人手が足りなくて、小学生の自殺など調査報道する暇などなかったのだろう。

沖縄2紙は、「辺野古反対」と「翁長知事賛歌」以外の記事は報道しないつもりなのか。(怒)

 

今朝の沖縄タイムスは、「小4自殺」で一面トップと社会面トップを飾っている。

一応発狂してみせてはいるが、逆の意味でのアリバイ記事と思わざるを得ない。

■一面トップ

「重大いじめ確認されず」

小4自殺 地元教育委が会見

物を隠すなどの行為確認

■第二社会面左トップ

「訴えや相談なかった」

校長・教育長一問一答

■社会面トップ

教委、いじめ関連否定

小4自殺 証言などから判断

事実究明へ調査継続

チェック遅れ「問題なし」

9月定期アンケート

「いじめの相談なかった」小4男児自殺で校長会見 沖縄

日新聞 2016年1月10日23時03分

 沖縄県豊見城(とみぐすく)市で昨年10月、小学4年の男児(当時9)が首をつって自殺し、通っていた小学校の校長が10日、市役所で記者会見した。男児は自殺を図る直前、学校が行った定期アンケートにいじめを訴える内容を記入していたが、担任の男性教諭は読んでいなかった。校長は会見で「残念だができるだけの対応はしていた」と述べ、学校側に落ち度はなかったとの認識を示した。

 豊見城市教委によると、児童は秋季休暇中だった昨年10月12日夜、自宅で首をつって自殺を図り、病院に搬送され、19日に死亡した。男児は、学校が9月29日に実施したいじめに関する無記名のアンケートの自由記述欄に「いじめられている」という趣旨を記入。担任は男児が自殺を図った後この記述に気づき、筆跡などから男児のものと判明したという。

 校長は会見で、「いじめへの対応には注意していたが、男児から相談はなく、事実を把握できなかった」と説明。担任がアンケートの内容を2週間読んでいなかったことについては、「もう少し早く読んでいたらとも思うが、1学期の終わりで、成績表を一から作らなければならない時期。そちらの業務を優先したのだと思う」と語った。

 市教委はまた、11月下旬に男児の自殺を伏せて4、5年生全員に無記名のアンケートを行ったことを明らかにし、この中で9人が「(男児が)いじわるされているのを見た」と回答していたことを明らかにした。市教委はいずれも自殺との因果関係は不明としているが、今月13日に4年生以上を対象としたアンケートを改めて実施して調査を進めるとしている。

              

 

 

 

ざっくり言うと

  • 沖縄県で小学4年の男児がいじめ被害を訴えて自殺した問題
  • 校内で実施した調査で「いじめを見た」との記述が複数あったことが分かった
  • 教育委員会は「自殺につながるようないじめは確認されていない」としている

 

沖縄・男児自殺「いじめをした」 校内調査の回答に既述

 記者会見する藪周二校長=10日午後、豊見城市役所

写真拡大

 沖縄県豊見城市教育委員会は10日、記者会見し、小学4年の男児がいじめ被害を訴えて自殺した問題で、校内児童に実施したアンケートで「いじめをしたり、いじめを見たりしたとの記述が複数あった」と明らかにした。ただ、「現段階で自殺につながるようないじめは確認されていない」としている。

 男児は昨年10月に自殺。亡くなる前に学校が定期的に行っているアンケートに「消しゴムを盗まれた。いじめられていて転校したい」との趣旨の記述をしていた。

 その後、11月に同じフロアに教室のある4、5年生にアンケートを実施。筆箱の中身を男児から取ったりしたことなどが書かれていたという。

学校側と教育委員会とのなーなーの関係は八重山教科書問題で嫌というほど見せ付けられた。

教育関連事案で特に沖縄が問題になるのは、学校・地域教委・県教委の相互癒着に加えて、癒着の解明のメスを入れるはずの地元2大新聞が、癒着を隠蔽し、それどころか癒着の先棒を担ぐ。

この癒着の構図の存在は八重山教科書問題で実証済みのはずだ。

事実究明へ調査継続

今回の自殺事件の真相解明を継続調査とのことだが、癒着した連中がいくら調査しても時間の無駄どころか隠蔽工作さえ疑われる。

八重山教科書問題では、県教委に任せられないとして文科省が直々の竹富町教委まで乗り込んで指導した。

今回の自殺の場合も、癒着した連中によって証拠隠滅をされる前に、文科省から調査員を派遣すべきだと考える。

 

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コメント (7)    この記事についてブログを書く
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7 コメント

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Unknown (東子)
2016-01-11 10:21:05
宜保豊見城市長は、「しっかり調査していきたい」と言っていますね。
照屋堅二教育長も「誠実に取り組む」と。


ところで、翁長知事のコメントはありませんね。
税金を使って米国やジュネーブまで「沖縄県民は人権がないがしろにされている」と訴えに行ったほど、人権に過敏な知事なのに、いじめという重大な人権侵害があることに、無関心。
橋下市長は、部活の指導によって自殺した生徒が出た高校の入試を取り止めるとまで言って、市民に議論を起こさせ、考えさせた。
市民だけでなく、マスコミや教育界も巻き込んで、賛否で連日テレビや新聞を賑わせた。
これこそが「全国の皆さんで考えてください」の姿勢でしょう。

翁長知事が話せるのは「基地問題」だけ。
否、「辺野古移設」だけ。

その一方で、


「玉城氏が教育委員に 「貧困問題にも取り組む」 2016年1月4日」
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-198062.html

>点数だけではない子どもたちの豊かな学力の向上を推進したい。


「点数だけではない」はまず全国一位の成績になってから心配すれば良いことでしょう。
「子どもたちの豊かな学力の向上」というのは、子供に学力をつけられない(つける努力が面倒くさい)時の言い訳。


>不登校や貧困問題などにも取り組みたい

で、なぜ、教育委員が「子供の貧困」に関わるの?
島尻議員の尽力で10億円の予算がついたから、いっちょ噛みしたい翁長知事が「私も前か心配していました」と言うアリバイ?
公約に「子供の貧困」は上がっていましたか?

不登校の原因は「いじめ」が多い。
玉城委員には、早速、豊見城市の「いじめ」に関わってもらいたい。


大津市の中2生徒自殺事件では、大津市長が知事に「どこか人ごとのようだ」と噛みついている。
宜保豊見城市長は、翁長知事が「どこか人ごとのよう」ならば、噛みついてください。
返信する
Unknown (東子)
2016-01-11 10:37:46
「豊見城市教育委員会 児童自殺緊急記者会見 No.01 2016/01/10」
https://www.youtube.com/watch?v=P1ru94n0H-0


「豊見城市教育委員会 児童自殺緊急記者会見 No.02 2016/01/10」
https://www.youtube.com/watch?v=FojKAyb1ZnQ

「気なるような問題もなく」と。
これだけ事例が上がっていても気にしていなかった。
どれだけ関心が薄かったかを白状。


「豊見城市教育委員会 児童自殺緊急記者会見 No.03 2016/01/10」
https://www.youtube.com/watch?v=fHOA5gwlYmg

アンケートをするのは、「普段からチェックしていてもわからな」から、実施するのだろうに、「普段からチェックしているから、わかる」と。
これだけ事例が上がっていたなら、またあるかもしれないと、子供達を気遣う教師なら、一番にアンケートを見る。

とにかくアンケートは形ばかりのものであったし、担任はいじめに関心が薄かった。
としか、思えない。
返信する
本日の沖縄タイムス投稿欄 (カウンター58)
2016-01-11 10:53:05

オピニオン面に一般投稿6本(児童生徒限定の「ぼくも私も」除く)。

「新基地建設費 若者の負担大」の豊見城市・佐藤悦晴さん(68)は、昨年は4月5日、5月17日、6月14、26日、7月13日、8月2、16日、9月14日、10月5、24日、11月7、22日、12月27日の13回掲載。
「オール沖縄で 民意を盤石に」の豊見城市・大山隆さん(75)は、昨年は12月27日の1回掲載。
「大股早歩きで ぜい肉落とし」の那覇市・与座ナツ子さん(47)は、昨年は1月9、27日、2月21日、3月9日、4月2日、5月26日、7月7日、8月17日、9月23日、10月9、28日、11月10日、12月25日の13回掲載。
「若者の声届く 政治家選ぼう」の伊平屋村・西江邦子さん(63)は、昨年は1月4日、4月18日、6月16日、7月19日、9月1日、10月7、29日、11月15日、12月12日の9回掲載。
「自ら将来像描き精進を」の那覇市・赤嶺光雄さん(77)は、昨年は2月1日、3月13日、8月10、30日、10月10日、12月29日の6回掲載。
「新成人に期待するもの」の浦添市・山城正源さん(81)は、昨年は5月16日、7月23日、8月17日、12月10日の4回掲載。

カギカッコは投稿欄における見出し。


(おまけ)
2015年1月1日~12月31日の一般投稿は合計2392本(再掲載分を除く)。

投稿者の住所

那覇市   643本
浦添市   178本
沖縄市   165本
うるま市  155本
豊見城市  137本
宜野湾市  121本
西原町    74本
糸満市    69本
名護市    65本
その他県内 495本
県外    164本
外国      4本
記載なし  122本

その他県内495本の内訳
伊江村  27本
石垣市  21本
伊平屋村  9本
大宜味村 16本
恩納村  34本
嘉手納町 41本
北中城村  7本
宜野座村 22本
金武町  19本
国頭村   8本
北谷町  13本
中城村  21本
今帰仁村 14本
南城市  44本
南風原町 49本
宮古島市 19本
本部町  23本
八重瀬町 29本 
与那原町 36本
読谷村  43本

本島では東村だけがゼロ。

返信する
Unknown (東子)
2016-01-11 15:09:48
「慰安婦問題の記憶遺産申請「不参加」 韓国が否定 2015年12月29日」
https://www.nhk.or.jp/news/html/20151229/k10010356481000.html

>慰安婦問題の合意に関連して岸田外務大臣が、中国が検討している慰安婦問題のユネスコの「記憶遺産」への申請に韓国が加わることはないという認識を示したことに対し、韓国外務省は日本とそうした方向で合意した事実はないとして否定しました。
>「慰安婦問題の被害者が記録したものを『記憶遺産』に申請することは、韓国内の民間団体が主導して進めている」と説明しました。
>ただ、この民間団体は韓国政府の女性家族省から委託された活動を行っており、今後中国の申請に加わる動きが具体化した場合、28日の合意で両国が「国際社会において慰安婦問題で互いに非難・批判することを控える」という考えを示したことに反するという指摘が出る可能性があり、韓国政府の対応が注目されます。
 ↓
 ↓
 ↓
「韓国政府、遺産登録推進を撤回か 慰安婦合意で 2016/01/11」
http://www.47news.jp/news/2016/01/post_20160111105600.html

>韓国紙ソウル新聞によると、韓国政府は旧日本軍の従軍慰安婦問題で、関連資料を国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界記憶遺産に登録するための活動を民間団体に委託する手続きを進めていたが、昨年12月28日の日韓合意後に撤回した。
>同紙が11日報じた。
>韓国政府として登録推進活動への関与をやめたとみられる。
>日韓は合意で、国連など国際社会で慰安婦問題での非難や批判を控えることで一致しており、これに沿った措置のもようだ。
>岸田文雄外相は合意後、韓国は今後登録申請に加わらないとの見通しを示したが、韓国外務省報道官は「事実無根」と否定していた。

「岸田外務大臣の中国が検討している慰安婦問題のユネスコの「記憶遺産」への申請に韓国が加わることはないという認識」は、日本側の勝手解釈でなかったと。
「日韓は合意で、国連など国際社会で慰安婦問題での非難や批判を控える」が、効いてますね~~。
返信する
いじめ (やった)
2016-01-11 15:38:03
沖縄タイムスのホームページを探しているんですけど、豊見城市の事件は掲載されてません。同じく、琉球新報さんもです。いじめ問題は全然興味がないんですかね?沖縄タイムスに至っては、めちゃくちゃ記事にしているのに!!県内は知らんぷりかな??

社説[岩手・いじめ自殺]SOS情報共有されず
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=126208
他府県には厳しいですね。。

【名古屋・中1自殺】潜在いじめに気付かず 感度の鈍さ浮き彫り
http://www.okinawatimes.co.jp/category/?category=いじめ

【深掘り】学校アンケート開示進む 基準策定も、いじめ問題
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=144931

いじめ対策 沖縄県の審議会発足 県立学校対象
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=146177

返信する
Unknown (東子)
2016-01-11 18:35:50
「陸上自衛隊配備に反対多数 石垣市開南地区16世帯 2016年1月9日」
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=149118

>石垣市への陸上自衛隊配備計画で建設候補地に近い開南地区は8日夜、臨時総会を開き、同計画の賛否を無記名投票し、「反対」が多数を占めた。
>総会には同地区16世帯の住民らが出席し、世帯代表の投票で反対11、賛成5となり、反対多数となった。
>同計画を巡っては、候補地に近い開南、於茂登、嵩田の3地区が「住民に不安が広がっている」として、防衛省に説明を求める姿勢を示していた。


「石垣陸自配備 全候補地「反対」 開南に続き於茂登・嵩田が決議 2016年1月11日」
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=149261

>於茂登と嵩田の2地区が10日夜、臨時総会を開き、「反対」を決議した。
>地元3地区が計画反対で足並みをそろえた。
>於茂登と嵩田は防衛省による説明会の参加も拒否する構え。


石垣陸自配備 全候補地「反対」 だそうだが、どんな理由で反対かは書いていない。
まさか「基地ができれば狙われる?」ではないでしょうね。


与那国では、

「与那国の陸上自衛隊施設 住民側の建設差し止め却下 2016年1月11日」
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=149262

>与那国町への陸上自衛隊沿岸監視部隊配備計画
>建設計画中の施設によって憲法などが保障する平和的生存権や人格権が侵害されるとして、国に建設の差し止めを求めた仮処分申し立て
>那覇地裁(森鍵一裁判長)は10日までに、申し立てを却下した。
>森鍵裁判長は決定書で、沿岸監視レーダー装置や訓練施設などの建設によって戦争に巻き込まれる恐れがあると住民側が訴えていることについて「工事を差し止めなければ、武力衝突が避けられなくなると認めるに足りる資料がない」と指摘。
>工事の続行が、平和的生存権を侵害するとは認められないとした。
>平和的生存権は、国民が政府に対して平和主義を実現するよう、政治の過程で求めるものと指摘。
>私法上の行為の効力を争う具体的な判断基準となるものではないとした。
>レーダーが発する電磁波について「電波法や自衛隊法などが定める基準を下回る」と判断。
>人格権の侵害はないとした。

「工事を差し止めなければ、武力衝突が避けられなくなると認めるに足りる資料がない」から「却下」。
基地建設が、「平和的生存権や人格権が侵害」に当たらない。
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Unknown (東子)
2016-01-11 18:52:58
却下と棄却の違いについて。

狼魔人日記「告示なき選挙戦!オール沖縄会議発足 辺野古新基地阻止へ結束 1300人が気勢 2015-12-15」
http://blog.goo.ne.jp/taezaki160925/c/54bca43943ccebec062d02f5a9d38f21/1

>判決は、これを審議もせずに門前払いで却下したのである。
>民事訴訟で裁判所が受理した訴訟について、審理の結果、提訴に理由がないとして請求などを退けるのが棄却という。
>一方、請求自体が不適法であるとして、理由の有無を判断しないで、門前払いをするのが却下という。


「与那国の陸上自衛隊施設 住民側の建設差し止め却下 2016年1月11日」
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=149262

沿岸監視レーダー装置や訓練施設などの建設によって戦争に巻き込まれる恐れがあると住民側が訴えていることについて「工事を差し止めなければ、武力衝突が避けられなくなると認めるに足りる資料がない」と指摘。
沖縄での基地反対派の反対理由は、↑に集約されるが、それを審議もせずの門前払いの「却下」。
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