狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

外務次官が謝罪?のため訪米! 鳩山首相を「気まぐれ」のため 

2010-01-05 00:05:39 | 普天間移設

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普天移設に関する鳩山政権の迷走を「米国が怒っている」という報道が流れている。

だが、これは作られたものであると沖縄タイムスは書いた。

果たして米国は怒っているのか、それとも実は笑っているのか。

少なくとも鳩山政権に不信感を抱いてはいないか。

迂闊にも見落としていたが、琉球新報コラムもタイムス社説に歩調を合わせるように「米国の怒り・虚報説」をコラムを書いている。

「駐米日本大使がクリントン米国務長官に呼び出された」という報道も、外務省が意図的に流したウソの報道だとして、外務省を「虚報」の犯人に仕立て上げている。

「米国の怒り」或いは「いら立ち」は外務省が仕掛けた虚報だったのか。

琉球新報 金口木舌 2010年1月3日
 寅(とら)年を迎えた。届いた年賀状には猛々(たけだけ)しく牙をむく虎やユニークに擬人化された虎がいた。硬軟は違えど、勢いのある良い年にしたいという願いが伝わった
▼東京在の知人は年賀状にこう記した。「普天間基地移設報道はおかしい。米国にちょっとでも逆らえば、日本が滅ぼされるかのごとく国民をあおっている。それほど日米関係は弱くていびつで日本国民は無知なのか。衆愚報道に乗ってはいけない」と
▼大手メディアの報道を見ていると、普天間基地の県外移設を模索する鳩山政権の営みを「虎の尾を踏む」行為と位置付け、米国の国益確保を最優先に日本への脅しめいた発言を繰り返す元米政府高官を頻繁に登場させ、「日米関係の危機」を過剰演出しているように映る
駐米日本大使がクリントン米国務長官に呼び出されたように装ったとされる疑惑は、外務省が米国の圧力を意図的に強調して、県内移設しかないと世論を誘導しようとした「虎の威を借る狐(きつね)」の類だろう
▼県外移設の成否は「自発的対米従属」に歯止めをかける試金石だ。困難を避けては成果を得られない「虎穴に入らずんば虎子(こじ)を得ず」の精神で対米交渉を貫けるか、県民は固唾(かたず)をのんで見守っている
▼その期待感が裏切られれば、過重負担に耐えてきた沖縄社会の反基地世論という「虎」が野に放たれ、再び日米安保を揺さぶるだろう。

                           ◇

相手が反撃しないことを承知で、一方的に攻撃することを「サンドバッグ攻撃」によく例えられる。 サンドバッグは攻撃に対して、大きく揺れることはあっても決して反撃して来ないので、安心して殴ったり蹴ったりできる。

左翼勢力がアメリカを批判する時のアメリカがサンドバッグによく例えられる。

今回の普天間移設に関する日米合意は、政権が変わったのだから反故にしてもかまわないという論がそれだ。

日米安保で米軍に日本を守って貰っていながら、米軍基地を諸悪の根源だから撤去せよと攻撃を加え、マスコミもこれを後押しする。

日本が「合意破棄」という打撃を加えても、米国というサンドバッグは「普天間居座り」という反撃は決してしない、つまり米国はそこまでは悪くはなれないという楽観論が沖縄タイムス、琉球新報の論調に垣間見れる。

■サンドバッグの反撃

ところが日本側の攻撃に対し米国は、サンドバッグのように揺れるだけでなく、反撃の意志を見せている。

その一つが、(1)「現行案(辺野古)以外だったら普天間に居座る(固定化)」、

そしてあまり報じられていないが、(2)「(安保条約改定50周年で)同盟関係を深めるための日米協議の拒否」という反撃カードをちらつかしている。

琉球新報の藤崎大使呼びつけの「虚報説」にもかかわらず、年明け早々の4日、藤崎大使の上司である薮中外務次官がワシントンを訪問し、米国務省幹部と会談するという。 

NHKによると、会談の目的は鳩山総理大臣が「アメリカの意向を無視した与党内の合意はありえない」と述べていることを伝えるためだという。

だとしたら、クリントン国務長官が藤崎大使を呼びつけて首相の「思い込み」を正したという報道もあながち虚報だとは言い切れない。

更に薮仲事務次官の上司である岡田外務大臣まで、訪米してクリントン国務長官と会談したい意向(NHK報道)というから、やはりアメリカが鳩山政権に「怒っている」あるいは「いらだっている」という報道は正しいと言わざるを得ない。

  • 動画形式を変更する

1月3日 21時47分

外務省の薮中事務次官は、沖縄のアメリカ軍普天間基地の移設問題などをめぐって、アメリカ国務省の幹部と意見を交わすため、4日から3日間の日程でワシントンを訪問することになりました。

普天間基地の移設問題をめぐって、政府・与党は検討委員会を設置し、今の合意案とは別の新たな移設先も含め、ことし5月までに決められるよう最大限努力することにしています。しかし、アメリカ側は、今の計画が唯一実現可能な案だという姿勢を崩さず、先行きは不透明なままです。こうしたなか、外務省の薮中事務次官は、鳩山総理大臣が「アメリカの意向を無視した与党内の合意はありえない」と述べていることを踏まえ、アメリカのスタインバーグ国務副長官と意見を交わすため、4日から3日間の日程でワシントンを訪問することになりました。普天間基地の移設問題をめぐっては、岡田外務大臣も、クリントン国務長官と会談したいとして、アメリカ訪問を検討しています。

                          

鳩山内閣の「普天間移設」の迷走で、アメリカは日本への信頼を失いつつある、

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【おまけ】

米国:鳩山首相を「気まぐれ」 当局者いら立ち募ると米紙  

29日付の米紙ワシントン・ポストは、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題をめぐり鳩山由紀夫首相が首尾一貫しない態度をとり続けたことで、米政府当局者らの間に首相は「気まぐれな指導者」との見方が広がり、いら立ちが募っていると報じた。

 同紙によると、鳩山首相はオバマ米大統領に2度にわたって「私を信頼してほしい」と伝え、普天間問題の年内決着を約束。11月の東京での日米首脳会談で「信頼して」と発言したほか、ホワイトハウスが水面下で首相の真意に懸念を伝達した後、鳩山首相からオバマ大統領あての書簡にも同様の内容の記載があったとしている。

 また複数のアジア外交筋の話として、シンガポール、オーストラリア、韓国、フィリピン、ベトナムなどの当局者が、日米間の摩擦に危機感を持っていると紹介。日米同盟がアジア全域の安全保障の基盤となっていることと台頭する中国という現実を踏まえ、米国の立場が弱まることを望むアジア諸国はないとしている。(共同)

                      ◇

沖縄タイムス、琉球新報の論調には、日米同盟の仮想敵国の筆頭が中国であるという視点が欠けている。

更に付け加えると、日米同盟にヒビが入って困るのは、当事国の日米のほかにアジア全域の国々であるという視点も欠落している。

勿論「日米の不和」を一番喜ぶのは中国と北朝鮮だろうが、沖縄二紙はこれには触れようとしない。

日米同盟の軋みを心配する論調

【読売新聞】 『鳩山外交 揺らぐ日米同盟を再建せよ』
(詳しくはこちらへ)⇒ http://www.yomiuri.co.jp/editorial

【産経新聞】 
『安保改定50年 自らリスク担う国家を 日米同盟の空洞化を避けよ』
(詳しくは)⇒ http://sankei.jp.msn.com/column/1521/clm1521-t.htm

【おまけ2】

日米の不信に乗じるように、年明け早々、早速中国は尖閣諸島にちょっかいを出してきた。

これに対し、沖縄タイムスも琉球新報も一行の報道も無い。

 (産経 2010/1/4)
中国船が無許可で調査活動 尖閣・魚釣島の北北

 3日午後5時ごろ、尖閣諸島・魚釣島の北北西約83キロの排他的経済水域(EEZ)内で、無許可の中国の海洋調査船「東方紅2号」(3235トン、全長96メートル)が船尾からワイヤのようなものを3本垂らして南西へ航行しているのを第11管区海上保安本部(那覇)の航空機が見つけた。同船は午後9時10分にEEZ外へ出た。

 11管が目的を確認したところ「海洋調査を行っている」と回答。「事前通報海域以外での科学的調査は認められない」と警告すると「了解した」との応答があった。船の発見地点は、事前に調査の通報を受けていた海域から西に約138キロ離れていたという。

                                                      ◆

【追記】  お知らせ!

沖縄と共に『自立国家日本』を再建する草の根ネットワーク

祝・日米安全保障条約50周年

「日米同盟で自由と平和を守ろう!」
デモ集会 in 名護

~もうだまされない!民主党亡国政権!~

【デモ集会日程】
日時:1月17日(日) 名護市 13:00~

<一部:平和シンポジウム>
時間:13:00~14:00
場所:大西区公民館  沖縄県名護市大西3‐8‐12
TEL 0980‐52‐4630

<二部:平和行進>
時間:14:50~16:00

【参加申し込み】
必要事項をご記入の上、FAX 又はメールにてお申込ください
FAX: 098-885-7200 Email:tokutome1603@ezweb.ne.jp

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5 コメント

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Unknown (涼太)
2010-01-05 01:37:30
狼魔人様

確か、桜井よしこさんが仰っていましたが、中国が太平洋を2分割して中国とアメリカで統治しよう。とアメリカに提案していると話されていました。
テロとの戦いや、サブプライムショックで疲弊したアメリカは、日本があまりゴネるとその話に乗るかも知れません。アメリカの国内世論も東西冷戦の頃の様に強いアメリカではなく、自国の防衛に専念しようとの声が挙がっているそうです。そんな中国とアメリカの狭間で右往左往する日本は本当に危なっかしい。
日米同盟の下、どちらかというと経済優先でやってきたツケが回ってきたなと思います。
準備も出来ていないのに、鳩山総理は対等な日米同盟とか発言する。まさか先日のラジオの「政治主導の意味が分かっていなかった。」発言の様に、対等の意味を理解しているのか心配になってきました。単にパフォーマンスだけで発言される鳩山総理。やはり心配です。
返信する
Unknown (●Takashi)
2010-01-05 05:15:45
挨拶が遅れましたが、あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。

早速ですが、お願いがございます。名護市で17日にデモが行われるそうです。
ttp://jiritsukokka.com/cat3/117.html

デモの情報をエントリで紹介していただけないでしょうか。宜しくお願いします。

※「普天間移設」が「普天埋設」になってますよ。
返信する
Unknown (涼太)
2010-01-05 22:34:53
狼魔人様

最近思うんですが、一人前の社会人とはなんだろうと。よくヤクザ映画で、「落とし前をつける。」という言葉を聞きます。私はヤクザの社会は知りません。一ついえることは、ヤクザでも、一般サラリーマンでも、自分が撒いた種は自分が刈る。子供なら社会的経験不足から自分で落とし前を付ける知識も無い。だから法律でも、未成年のやったことは親が責任を持つ。民主党などがいう、子供は社会が責任を持つ。とんでもないことです。自分が撒いた種(文字通り種です。)は自分の責任で面倒を見るべきです。そんな自覚が無いと種だけ撒き散らす人が増えます。今の日本ではその兆候が見えますが。
鳩山総理も、自分が撒いた種は自分の政治生命を賭して、刈り取るべきです。
いまだに、親から子供手当て貰っている鳩山総理に、出来るはずもありませんが。鳩山総理は外見のカッコいい発言とは裏腹に、普天間問題や止めた公共工事の後始末も出来ない。自分の尻拭いを部下にやらせる。総理と言うより人間としての資質が問われています。それにしてもこんな人間が一国の総理とは。日本人も馬鹿すぎる。


返信する
Unknown (涼太)
2010-01-06 00:10:50
狼魔人様

狼魔人様

民主党は、簡単に子供の面倒は社会が見る。と言います。しかし子供に対する親の責任は大変なものです。よそ様の子供に怪我でもさせたら、謝罪、治療費と一切の責任を親が負います。
たった、13000円程度の子供手当てが、子供は国が面倒見る。と言えるでしょうか。ここにも鳩山政権の甘えが見えます。大風呂敷も大加減にしろと言いたいです。
返信する
Unknown (涼太)
2010-01-06 20:39:19
狼魔人様

言葉不足です。補足します。
子供の面倒を観るということは、単に金をばら撒くのではなく、日本人としての心を教えることだと思います。
即ち、日の丸、君が代の意味、義務と権利、挨拶をする、他人に迷惑をかけない、後始末をチャントやる。などなど社会人として必要な知識を教える。これが子供の面倒を見ることではないでしょうか。
単に、金をばら撒けば良い。は決して面倒を観るには当たらないと思います。
今の政権は、心のノートを廃止したりして、むしろ逆行しています。そんな政権が「子供の面倒は国が観る。」などと軽々しく発言して欲しくないのです。
返信する

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