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「平成の脱税王」こと鳩山首相と「政界の不動産王」こと小沢幹長が、
「政治とカネ」の問題で国民の批判を受けている。
どちらへの批判が多いかというというと圧倒的に不動産王に軍配があがる。
これはひとえに小沢氏の特異な風貌にあると推測する。
「人を見た目で判断してはいけない」とか、
「男は見た目ではない」ともいわれる。
だが、これは醜男の繰言に過ぎず、実際は見た目の良い、いわゆるイケ面がこの世の春を謳歌しているのは衆目の一致するところ。
政治家の世界でも同じだ。
異常な人気を誇った小泉元首相が、どちらかというとイケ面の系列を踏むことは、本人の若いときの写真や二人の息子のイケ面ぶりを見れば納得というもの。
そんな中、醜男というよりその圧倒的な強面(こわおもて)、いやあえて言うと、悪代官もたたじろぐ悪党面で、鳩山政権で権勢を誇る小沢一郎氏。
この男ほど、現在マスコミの批判の集中砲火を浴びている人物を知らない。
何しろ手元の『WILL』4月号をめくってみても「巨悪は眠らせない」という小沢批判特集で、櫻井よしこ氏には「日本の恥」と罵られ、
西部邁氏には「政界のゴロツキ」とか「八枚舌の男」呼ばわりされ、
それに加え「暗闇で会ったらぞっとする風貌」と揶揄されるくらいだから、毒を喰らわばナンとやらで、「見た目」もここまで徹底して罵倒されれば、男冥利につきるというもの。
疑惑を呼んでいるもう一人の鳩山首相は、毎月巨額の「子供手当て」を母親から受けておりながら、政治資金虚偽記載の責を問われると、
「知らなかった」で押し通し、差額分の6億円余の追納で起訴は免れている。
同じ疑惑でも、小沢氏がメディアの袋叩きに会っているにのに比べて、鳩山首相を糾弾する国民の目には比較的優しいものがある。
これはマスコミが次のような情報操作をして「鳩山善人説」作り上げ、国民を騙したからに他ならない。
曰く「鳩山首相の金銭感覚は、庶民には理解できない面もあるが、虚偽記載といっても母親や身内の金の処理ミスでありゼネコン等からのワイロのような悪質性はない」とか。
これは小沢氏のいじめっ子風の悪党面(づら)に対して、鳩山氏がいじめられっ子風の善人面(づら)が幸いしているのだろう。
その弁明ぶりも小沢氏の記者に対する恫喝と思える傲慢な態度に対し、鳩山首相は「知らぬ存ぜぬ」とシラを切る場合でも
「天地神明に誓わせていただきますが、全く存じ上げていなかった」(1月21日の国会答弁)と極めて上品である。
だが最近筆者は本物の悪党とは、分かりやすい悪党面の小沢氏より、むしろ善人の仮面を被った鳩山氏ではないかと思うようになってきた。
その根拠は、偽装献金が発覚して以来のクルクル変わった弁解にある。
当初鳩山氏は自己資金を入れたと弁解していたが、母親から巨額の「子供手当て」が発覚したら、今度は貸付金だと強弁した。
だが、借用書もなければ当然返済期日や利息の取り決めもない借り入れ金などこの世に存在しない。
それでも弟の邦夫氏の贈与であるとの証言がなければ、貸付金で押し通すつもりであったと推測できる。
高額の納税が絡む問題で、「贈与か否か」を判断するのは国税当局の仕事だと思うのだが、鳩山首相の場合は次のように答弁している。
「私が贈与とみなしたわけではない。 私と秘書の勝間、二人の弁護士と検察の3者で、事実関係を調べた結果、それでは贈与とみなそうということになった」と。
クルクル答弁が変わった結果、贈与と決めたのは国税当局ではなかった。
鳩山氏本人と秘書や弁護士、それに検察で話し合って贈与と決めたというから驚きだ。
国税当局が決める税務上の贈与の定義はさておき、ネット辞書の大辞泉で引いてみると、【贈与】 とはこのようになる。
2 当事者の一方が自己の財産を無償で相手方に与える意思を表示し、相手方が受諾することによって成立する契約。
少なくとも国民の常識で言えば「贈与」とは、相手が受諾しなければ成立しない。
となると、受諾どころか「贈与の事実を知らなかった」首相に贈与が認められたのは、日本広しと言えど鳩山首相一人をおいて他にいないだろう。
では、無理やり「贈与」で押し切った首相の真意は何か。
そのメリットは?
平成22年2月19日の野田自民党議員の財務・金融委員会での質問にその答えが潜んでいた。 答弁するのは国税長の最高責任者である菅直人財務大臣。
◇
○野田(毅)委員 ・・・今、確定申告がもう始まっています。その中で、私は、世界じゅう、こんな例は、よほどのことがない限り聞いたことがない。税務行政の最高責任者が、自分のことは横に置いて、国民に向かって正しい納税を呼びかける。漫画ではないですか。この事態を財務大臣としてどうごらんになりますか。
(略)
○野田(毅)委員 言葉は、例えは悪いんだけれども、亀井大臣もおられるので、かつての仕事で警察庁におられたんだけれども、自首という場合は、指名手配になってから出てきたって、これは自首にならないんですよね。これは世間で騒がれて問題になって、期限後申告だ。これは自主納税に入らない。だから、きちっと納めているという話じゃない。もしばれなかったら、世間で話題にならなかったら、そのままほっかむりだ。
この事態を、総理に次ぐ税務行政の責任者である菅財務大臣はどう受けとめていますか。
○菅国務大臣 鳩山総理のいろいろな機会の説明では、まず、そうした贈与があったことを知らなかった、それがはっきりした段階で贈与とみなして納税をされた、こういうふうに理解しておりまして、私は、今野田議員が言われたこととは若干違うんじゃないかなと。つまり、知った段階できちんと納税されたというふうに理解しております。
○野田(毅)委員 贈与の事実は今もって御存じないんじゃないですか。天地神明に誓って知らないと言っておられる。大体、これはだれが聞いたって、そんなことを正面からそのとおりと信ずる人はいないですよ。親子の間の贈与を本人が知らぬで、秘書かだれかが横に入って、それだけしかわからない、こんなことで世の中通るわけがないし、私は、こんな日本は恥ずかしい。一体どういうことですか。
この点について、私は、菅副総理はしっかりと税務行政の責任者として、鳩山さんをかばうんじゃなくて、しっかりとその責任を果たせと。知らなかったと言うことが説明責任にはならないんだ。どう責任をとるんですか。どう責任をとってもらうんですか。聞かせてください。
(略)
○野田(毅)委員 まさに一般の常識から外れているんですよ。別の言葉で言えば、非常識だ。納税道義を一番国民に求めている最高責任者が、みずからの納税に関してそんな非常識なことをやっていて、日本国の総理として適切ですか。世界じゅうの人がこの問題を見ていますよ。日本の政治家は一体何だと。日本の政治そのものに対する信頼を汚しているんじゃないですか。この点について、これは菅さんに幾ら言ってもしようがないのかもしれぬが、しかし、少なくとも総理に次ぐ税務行政の最高責任者である以上、事実関係をつまびらかにする責任がある。
同時に、税務調査を総理だから受けなくていいということにはならない。金額が年間一億八千万で済んでいるかどうか、それさえわかるはずがない、本人は知らないんだから。もっと多いかもしれないじゃないか。この種の問題は、私もかつては……(発言する者あり)だれかが要らぬことを言っているけれども、検察じゃないんだよ。国税ですよ。まさに、申告是認案件じゃないんですよ。当然のことながら、これは場合によっては強制捜査案件ですよ、本来なら。許されるわけがない。知らなかったでは済まないんですよ。私も若いころは現場におりましたよ。一線の税務行政をこっちは指揮する立場でしたよ。当然のことながら、これは強制捜査案件ですよ。それを、総理大臣であるからということにおいて強制的な調査も免れるということならば、これはだれでも総理大臣になりたがるね。
(略)
○野田(毅)委員 現在の統治機構の中では、検察であれ国税庁であれ、動けないんですよ。小沢さんに鳩山総理から説明責任を果たすように電話したとかいうことが出ていますが、だったら、御本人みずから進んで、お母様に対して説明責任を果たすようにおっしゃるべきじゃないですか。
私は、予算委員会でもお話ししたんですが、実はこの構図はフィクションじゃないかと思っているんだ。本当に贈与であったら知らないわけがない。これはあり得ない。本当は、政治団体に対する寄附行為だったはずだ。寄附行為であれば、秘書が知っていて本人が知らぬことは間々あることですよ。お互い政治家としてわからぬじゃない。だけれども、その場合は、限度を超えた寄附をした場合は、寄附をした側も罪になるんだ。つまり、母親の方に嫌疑がかかるんだ。場合によっては、禁錮、罰金だ。限度を超えた部分は全額没収ですよ。親孝行な息子としては、母親をそういう形で傷つけるわけにいかないから、あえてルートをねじ曲げて贈与ということにしたんじゃないですか。だれが見ても明らかじゃないですか。
しかし、贈与してもらったお金をまたみずからの政治団体に寄附している。あるいは貸し付けているという構図をとっているんだ。であれば、今度は、鳩山さん自身が寄附限度を超えたという罪を背負うことになるんだ。だから、貸し付けだというフィクションをまたとろうとしている。私は、このことを、総理大臣だからこのフィクションができるんだと。一般の人ならすぐアウトですよ。皆さん、みんなアウトだよ。やはりこれは総理大臣にならなきゃ損だねという話になる。逆に言うと、総理大臣であれば、黒を白に言いくるめることもできる。
※(質疑応答の全文は野田議員の質問、平成22年2月19日 財務金融委員会に収納してあります。)
◇
貧乏長屋に小判を投げ入れるのは義賊鼠小僧だが、この場合も小判を拾った者が小判を押し頂いて「ネズミ様、ありがとうございます」と感謝してこそ、小判の贈与が成立する。
もしこの場合、小判を投げ入れられたのが貧乏浪人の住む長屋で、拾った浪人が「武士が盗人の施しを受けたら末代の恥」と、やせ我慢をして番所に届け出たらどうなるのか。
この場合は贈与は成立しない。
そもそも命がけで泥棒をして小判を投げ入れても、相手が「知らなかった」のでは義賊ネズミ小僧もやる気を失うだろう。
「天地神明に誓って知らなかった」とトボケる我が国の首相だが、母親からの入金が贈与でないことは国税当局は先刻承知のこととは思うのだが・・・。
税務署にもいたという野田議員の質問はさすがにツボにはまっているが、日本の国税当局は僅かな申告漏れがあっても見逃さないし、検察でさえ持たない「令状なし」の捜査権を持つという点では、ある意味検察より恐ろしい権力機構である。
ちなみにアメリカでも警察や検察が手も足も出なかったマフィアの帝王・アル・カポネの悪事の数々を摘発しブタ箱に送り込んだのがほかならぬ国税当局であったことは良く知られた事実である。
また日本の国税の下で不動産を三代相続したら家屋敷が消えるといわれているのに、
鳩山家の財産は三代続いたら消えるどころか、政界一の大富豪に膨れ上がっている。
先代の威一郎氏が大蔵事務次官という国税のトップにいて「無言の指揮権」を発動していたと考えるのは下衆の勘ぐりなのだろうか。
奇しくも本日は確定申告の最終日であるが、今のところ国の最高責任者の「脱税行為」に抗議して、納税拒否の国民運動が起きたという話は聞かない。
地震が起きても暴動が起きる他国に比べて、日本国民は何とおとなしく我慢強いのだろうか。
国民は納税拒否より、来る参院選で民主党への投票拒否と考えたのだろうか。
指揮権発動というと法務大臣による検察の指揮しか念頭にないが、検察より強権を持つ国税の最高責任者は財務大臣である。
鳩山首相の勝手な「贈与認定」に対して国税当局の沈黙が続いているのは、税の公平という立場から国民は到底納得できないこと。
鳩山首相の「贈与」捜査を受けていないのは、、国税操作当局への間接的圧力をかけているとしか考えられない。(無言の指揮権発動)
善人面で「知らなかった」を連発し、カポネをも破滅させた国税の捜査を沈黙させているとしたら、鳩山首相は小沢幹事長以上の悪党である。
某月某日、都内某所で二人の男が密会。
首相: 幹事長、あんたもワルですね、不起訴だなんて。
幹事長: そういうあんたには負けるよ、国税を黙らせるなんて。
両者同時: ケッ、ケッ、ケッ、ケッ(笑い声)
◆
以下は国立歴史民俗博物館の展示変更に関し左翼勢力の圧力に負けないための「拡散依頼」です。
◇
今回の国立歴史民俗博物館の判断は、議論が分かれる歴史問題を一方の主張(軍命や軍の指示)のみを取り上げるのは誤解を呼ぶので、問題が決着するまでそれを削除するという極めて真っ当な判断と敬意を表していました。
それが、一部左翼マスコミや「プロ市民団体」の圧力に屈して「見直す」ようでは学術研究機関としての信用に関わることになります。
何卒20名の歴史専門家が検証の上決定した展示変更を、素人集団である一部の左翼団体の抗議等で元の木阿弥にしてしまわないようお願い申し上げます。
【拡散依頼】
上記主旨で、「プロ市民」の圧力に屈することのないよう国立歴史民俗博物館へ激励のメール、電話等送ってくださいますようお願いします。
国立歴史民俗博物館HP
電話 043-486-0123
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鳩山総理は、「私のケースは他のケースと違う。」と常々発言されます。
他のケースとは、誰のことでしょう。
まさか、自分だけは助かる。と思っているのでしょうか。支持率の下落は自分の所為ではない、小沢幹事長の所為だ。とでも言いたいのでしょうか。