狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

八重山日報特集!

2011-08-31 11:32:29 | 八重山教科書採択問題

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 昨日の一面からキチガイ大見出しが消え、基地外新聞にも秋風が吹いたと書いた.

今朝の沖縄タイムスはどうか。

一面、社会面の大見出しには大爆笑である。

★ 一面左トップ

育鵬社教科書「反対」56%

八重山3市町 本社世論調査

選定手続き6割が問題視

★ 第一社会面

育鵬社教科書世論調査

民意はノー

≪一種絞込み是正通知≫

崩れた改革の「根拠」

県教委は順位付け求める

★ 第二社会面トップ

協議会・教委に説明責任 仲地博・沖縄大学教授

慶田盛氏「住民の声大事」

玉津・崎原氏は報道を批判

いやはや、爆笑の前に先ず驚いた。

僅か半分少しの反対で「民意はノー」だって(爆)

あれほど沖縄メディアを総動員し、さらに大学教授などの識者を総動員して連日「悪代官・玉津」と「正義の人・慶田盛」のイメージ造りをした結果。

その民意が「56%」(育鵬社)の反対だというから驚くのだ。

ネットが普及する以前だったら新聞の大見出しや「識者の見解」は神の声のようなもの。

沖縄タイムスお得意のアンケート調査も90%以上は育鵬社版に反対していただろう。

何しろ「子どもたちを戦争に向かわせる教科書」と、エライ先生方が大合唱するのだ。90%どころか100%の反対が出てもおかしくはなかったはずだ。

これだけ育鵬社版教科書を悪宣伝をした結果が辛うじて「56%の反対」といういう意味は、

読者のレベルが記者のレベルをはるかに凌駕した証左に他ならない。

教科書問題で沖縄タイムスが悪足掻きすればするほどボロが続出する。アンケートの結果はその好例だ。

今朝の記事も慶田盛・竹富町教育長の意見を英雄談話のように大きく取り上げているが、コメントを求められた崎原与那国町教育長の次のコメントこそ問題の本質を突いている。

民主的なルールを無視して自分たちの意見をごり押ししている竹富町を、報道機関も外部団体も後押ししている。 答える必要はない」。

崎原教育長の、要点はしっかり発言しておきながら、「答える必要はない」のコメントには笑えるが・・・。

           ★

今時、肝心のことは報じない沖縄タイムスのヨタ記事を、真剣に読む人はいないと思われるので、沖縄最南端で報道の中立を頑なに守って一人気を吐いている八重山日報の昨日の記事を紹介する。

沖縄タイムス、琉球新報、八重山毎日が必死に隠蔽を試みている、調査員(教員)の報告書のパクリ事件に焦点を合わせている。

■八重山日報 2011年8月30日

【パンフ引用問題】

低評突出する保守系教科書

調査研究のあり方に一石

来年春以降使用される中学校教科書選定する教科用図書八重山採択地区協議会(会長・玉津博教育長)に提出された報告書が、保守系教科書に反対するパンフレットから多数引用されていた問題は、調査員(教員)の調査研究のあり方に一石を投じている。
育鵬社の教科書に賛成したと思われる協議会委員から「調査員は中立の立場で調査していない」と改めて批判が出る一方、教育関係者からは「正しいことを言っているのだから問題ない」と擁護する声もある。

▽ 低評価が突出
調査員の報告書が協議会に提出されたのは8月1日。 5月28日から一ヶ月余りの「調査研究」の成果だった。
報告書を読んだ協議会委員の崎原用能与那国町教育長は、保守系教科書の採択に反対する団体が町教委に送ってくる要請文と、報告書の文がそっくりなのに気がついた。
「調査員が最初から、育鵬社、自由社の教科書を採択させないために動いた。 7社の教科書が横一線ではなかった。中立の立場で動いていない」。 崎原教育長は、調査員の「調査研究」を痛烈に批判した。
公民教科書は7種類あるが、自由社、育鵬社版以外の教科書は、調査員のつけたマイナス意見が多くても2項目。 それに対し、自由社版は7項目、育鵬社版には14項目のマイナス点が付き、プラス意見はない。 異様なほどに低評価が突出している。
26日の教育委員会では、委員から「それほど問題のある教科書とは思わなかった」という主旨の発言が出た。 調査員との認識のギャップはあまりにも大きい。
2005年の中学教科書選定では、社会科の保守系教科書は扶桑社版のみだったが、当時の順位付けでも扶桑社版は最下位で「ランク外の扱いだった」と玉津教育長は明かす。

▽ 『引用』追及せず
別の協議会委は、育鵬社の教科書に対するマイナス点として挙げられた「言葉と写真がイメージとしてつかみにくい」「天皇の写真の掲載が多すぎる」という指摘を「調査員の主観が多い」と疑問に感じていた。
さらに「憲法9条を改正する方向へ誘導するような内容」「子どもの権利を尊重する視点に欠ける」といった内容の核心部分に触れるマイナス意見が、反対派パンフレットの引用だったことについて「委員は報告書をもとに、真剣に考えている。 引用が本当だとすると、委員をばかにしていないかと」と憤った。
ただ、調査員を任命した玉津教育長は、「調査員はみんな力のある先生。非難は出来ない。 なんとか励まして、頑張ってもらう」と話し、引用問題を追及しない考えを示した。現場の教員の感情に配慮したものと見られる。

▽ 「正しいことを言った」
調査員の報告書は本来、公表されることを前提としていない。教科書問題に対する高い関心を踏まえ、協議会は報告書の公表を決めたが、昨年までは公表を求める声もなかった。 露骨な引用の背景に、こうした事情を指摘する声もある。
ただ、育鵬社、自由社の採択に反対する人たちからは、報告書の内容を擁護する声が根強い。 ある学校関係者は「県民、市民誰もが報告書の通り感じている。 (一般人の感情から)そう逸脱していない。正しいことを言って、どうして悪いのか」と本紙報道を疑問視する。
「子どもと教科書を考える住民の会」メンバーのある退職教員は「教員は戦後の沖縄の状況を良く分かっているので、スタンスはみな同じだ。 文章の表現を丸ごと(パンフレットから)持ってきたのはちょっとまずいが、考えの真髄は変わらない」と話し、保守系教科書に対する批判の内容は、教員の共有認識だという考えを示した。 
報告書の内容が引用であっても、規約違反などの問題は生じないのも事実。
文部科学省も「調査員が調査研究したのでなのであれば問題ない」との考えを示している。
27日の竹富教育委でも、報告書を問題視する意見は出なかったばかりか、育鵬社版を府採択にする根拠として、報告書が改めて引用されるほどであった。
玉津教育長は「今後こういうことがないように、調査研究のあり方を確立すべきだ」と話すが、教科書問題の焦点は、すでに竹富町の不採用の是非に移った。
引用問題は「うやむや」のまま置き去りの方向へ進んでいる。


  ☆

■八重山日報 8月30日

【教科書選定問題】

「調査員」の職務は?

ーパンフ引用でクローズアップー

教科書選定問題で、教科用図書八重山地区採択協議会の「調査員」の存在が、改めてクローズアップされている。 調査員の職務や調査員が協議会に提出した報告書の内容についてまとめた。 
市教育委によると調査員は「だいたい10年以上の中堅クラス」現場教員。 協議会役員会で選任され、1教科あたり3人が会長から任命される。 
規約では、調査員の任務は「教科書の調査研究を行い・・・調査研究の結果を報告する」とある。 
協議会委員は、調査員の報告を資料の一つだとして、教科書を選定する。
今回の教科書選定で、協議会は6月28日、調査員に委嘱状を公布。 社会科の調査員3人は、同日から7月29日までに9回の会合を開き「公民」「歴史」「地理」「地図」の教科書を調査研究、8月1日に調査報告書を提出した。 
調査報告書には、教科の「内容」「形式」「のほか「その他として①「教育基本法や学習指導要領の目標と内容に照らし合わせてどう記載されているか」②「沖縄戦や八重山の関連事情についてはどう記載されているか」「その他」について書く欄がある。
育鵬社版には14項目、自由社版には7項目のマイナス意見が列挙され、プラス意見が一項目もなかった。 
現在のところ、育鵬社版では5項目、自由社版では6項目の意見が、保守系教科書の採択に反対する団体が5月に発行したパンフレット「子どもに渡せない教科書」から引用されていることがわかっている。 調査員は報告書で「特徴・特色のある教科書」「調査員が推薦した教科書」を報告書から新たに導入された制度で、公民ではいずれも東京書院と帝国書院が選ばれていた。
昨年までは、調査員が各社の教科書に「順位付け」したうえで、協議会に対し、第1位の教科書を「採択教科書」として協議会に答申。協議会では「採択教科書」を承認するかどうかが議題だった。市教委は、事実上、調査員の調査研究の段階で教科書が選定され、協議会では事実上審議は行われていなかったとしている

          ☆

八重山日報 8月30日

県「一本化」指導へ
2市町、条件付きで再協議容認

竹富町教育委員会が、育鵬社の中学校公民教科書を不採択とすることを決めた問題で、教科書用図書八重山採択地区協議会会長の玉津博克石垣市教育長は29日、県教育委員会の指導を前提に協議会役員会での再協議に応じる考えを示した。
崎原用能与那国町教育長は「(竹富町が)役員会で決めたことに従うという確約ないと意味がない」と述べ、竹富町が役員会での結果に従うことが、再協議の条件になると強調した。県教委は、3市町教育委員会から正式な報告が上がる30日以降、教科書一本化に向けた指導に入ると見られる。

協議会規約では教育委員会の決定が協議会の答申と異なる場合は、県教委の指導を受け、役員会で再協議できると定めている。
役員会は玉津教育長、崎原教育長、慶田盛安三竹富町教育長の3人で構成。石垣市、与那国町は協議会の答申に従って、育鵬社版の採択を決めているため、多数決を取ると、協議会の答申を「追認」することになる可能性が強い。
玉津教育長は取材に対し、役員会の再協議について「県の指導が大前提」と強調。ただ「
むやみやたらな指導では困る。結論を出さないと、再協議に応じる意味がない」と述べ、役員会で再協議する場合でも、明確な結論を出すべきだという考えを示した。
崎原教育長も同日の取材に対し、竹富町教委の不採択決定を「ルール違反」と批判。
「再協議しても、竹富町が『役員会で押し切られた』と言って(育鵬社版を)不採択したら、同じことの繰り返しになる。意味がない」と述べ、役員会の決定に従うという竹富町教委の「確約」を求めた。
当初、役員会の招集を求める考えを示していた慶田盛教育長は、同日の取材に対し「県がどういう指導助言をするかによって、再協議が必要かどうか決まる」と指摘。竹富町教委から招集は求めず、県の指導を待つ考えを示した。
再協議で育鵬社版の採択が決まった場合の対応については「仮定の話はできない」とした。
また「調査員が推薦していない教科書がなぜ上がるのか」と協議会に対する不信感をあらわにし、育鵬社版の採択に反対する考えを改めて示した。
県教委義務教育課の担当者は取材に対し「採択地区(八重山地区)内の教科書は同一の教科書を使用するというスタンスは変わらない。(1自治体だけ別の教科書を使用することは)想定していない」述べた。

          ★

県が9月2日までに、全会一致を強要する「指導」をしたのを受け、3教育長は今日役員会を開く。

八重山教科書 3教育長で再協議、県教委通知文受け
大城県教育長は「これまでの経緯をみると教科書を使う子どもの視点が置き去りにされているように感じる」と憂慮し、「通知文はかなり強い文書。通知文の重みを理解しながら、もう一度合意形成を図ってほしい」と話した。≫(琉球新報)

県の大城教育長は、ルール無視の武富教育長にはひと言のコメントもなく、あたかも他の教育地区が竹富教育長に合わすべきだと恫喝まがいの発言をしている。

リンゴ箱の一個のリンゴが腐敗したら、他のリンゴも全部腐らせろ、と言っているに等しい暴言である。

何かというと子どもの視点を持ち出すが、子どもの前でルール破りの言動をする武富教育長こそ、子どもの教育に最も悪い影響を与える元凶ではないのか。

崎原教育長の的を射た発言を掲載しておく。

「再協議しても、竹富町が『役員会で押し切られた』と言って(育鵬社版を)不採択したら、同じことの繰り返しになる。意味がない」と述べ、役員会の決定に従うという竹富町教委の「確約」を求めた。

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1 コメント

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Unknown (とおる)
2011-08-31 12:42:29
・沖縄タイムス 育鵬社教科書「反対」56% 本紙世論調査
 http://www.okinawatimes.co.jp/article/2011-08-31_22791/
より、
 29、30の両日、八重山地区で電話による世論調査を実施。
 調査は、石垣、竹富、与那国の3市町で無作為抽出のオートコール(自動電話の簡易方式)で実施し、計251人から回答を得た。
 調査に答えた年代は60代以上が126人で約半数を占め、50代が25・1%、40代13・9%、30代6・8%、20代4%と続いた。

29日(月)、30日(火)の平日に電話で調査。
その調査数は、わずか251名。
半数は、60代以上。
なんだ、これは?
年寄りをターゲットとした、道端でのアンケートですか?
もっと真面目に調査しろよ。(まあ、真面目にしたらダメで、沖縄タイムスに都合の良いような調査でなければ、意味無しか?!)
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