狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

敵に塩を送るデニー知事、岩礁破砕訴訟の上告取り下げ

2019-03-21 08:19:11 | 辺野古訴訟

 

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デニー知事が「あらゆる手法で辺野古阻止」を叫んでみても、国は粛々と工事を進める。

翁長前知事は「辺野古阻止」で、国と最高裁まで争って敗訴した。

しかし、知事の持てる権限を総動員し、工事妨害を試みた。

「翁長知事の後継者」を自認するデニー知事も、国との裁判は最高裁まで縺れ込むものと思われていた。翁長知事の後継者なら、玉砕覚悟と思われたからだ。

ところがデニー知事は、最高裁上告を取り下げた。

負ける喧嘩は逃げるが勝ち、と判断したのか。

早速支援者の県政与党が反発した。

沖縄タイムス+プラス プレミアム


                ☆

 

岩礁破砕をめぐる訴訟は1審、2審で「県の訴えは裁判の対象にならない」と退けられている。

県側には最高裁でも同様の判断が下ると危惧する声があった。

県は埋め立て承認撤回の効力を停止した国土交通相の判断は違法として別の訴訟の準備も進めている。

一方、政府は埋め立て区域の軟弱地盤を改良するための設計変更を申請する考えだが、デニー知事は承認しない方針。あらゆる手法で妨害する魂胆だ。

だが、デニー知事が承認しない場合、政府は県を相手取り違法確認訴訟を起こす構えだ。

この違法確認訴訟でも、デニー知事の敗訴が想定され、時間稼ぎと判断され、工事の遅れで発生する損害金を国はデニー知事に請求する構えだ。

デニー知事が上告取り下げを表明したのは、対話を求める姿勢をアピールして政府の対抗手段を封る魂胆だろう。

 

 【おまけ】

名護漁協臨時総会 (琉球朝日放送のニュース映像5/30)

名護漁協、岩礁破砕に同意 辺野古埋め立て (沖縄タイムス5/31)

稲嶺市長が批判 名護漁協の岩石破砕同意 (沖縄タイムス5/31)

沖縄防衛局、名護漁協に補償36億 辺野古工事控え契約 (琉球新報5/23)


(琉球新報5/31)




 

(琉球新報5/23)

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12 コメント

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Unknown (東子)
2019-03-21 09:39:26
取り下げると言っている「岩礁破砕差し止め訴訟」は、

「辺野古の岩礁破砕差し止め訴訟 沖縄県が上告 2018年12月20日 05:30」
辺野古 岩礁破砕 裁判
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-851248.html

>高裁判決は自治体が条例や規則に従わせるために訴訟は起こせないとする最高裁判決(2002年の宝塚パチンコ条例事件)を引用し、県の訴えも審判対象外で不適法と判断した。

「県の権限を保護するために裁判所は利用できない」ということ。
理知的に考えられるなら、「(県敗訴の)結果が見えている裁判を取り下げても、県が失うものはない」に至る。

にもかかわらず、取り下げは「敵(=政府)に塩を送る」だって?
・「敵に塩を送る」の言葉の意味を理解していないか。
・訴訟内容をよく知らないで勝てると思っているか。
・勝ち負けは問題でなく、ワッショイしていることが重要なのか。
どれかだ。

どれが一番多いと思いますか?
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Unknown (東子)
2019-03-21 09:40:35
沖縄県知事公室地域安全政策課「平成26年度共同研究「沖縄の海兵隊をめぐる米国の政治過程」 P.70」

反基地派
 (前提)沖縄の反基地感情を放置すれば、それは全国に広がり、日米同盟を支える国民の支持を得られなくなり、同盟自体が危うくなってしまうことを懸念
 (脅威評価)核開発など敵対的な態度をとる北朝鮮やそれ以外のアジア太平洋地域における不安定要素は小さいから、在沖海兵隊の再編成をしてまでも県民の抗議に真摯に対応することを優先
 (軍事面での優先順位)駐留は軍の運用上の所要を満たしていない沖縄では、装備や訓練機会の不足、訓練場の制約という問題により、かえって部隊の作戦遂行能力を低下させてしまう
辺野古推進派
 (前提)沖縄の反基地感情に応じて兵力を削減すれば、周辺国へ米国の関与低下やそれを補完する日本の防衛力強化という誤ったメッセージを送ることになり、この地域が不安定化すると想定
 (脅威評価)核開発など敵対的な態度をとる北朝鮮やそれ以外のアジア太平洋地域における不安定要素に対処するために体制を維持して、体制の変更による地域の不安定化を回避することを重視
 (軍事面での優先順位)在沖海兵隊はアジア太平洋地域の安全に貢献しているとしてその戦略的重要性

要は、「中国と北朝鮮の脅威があるとみるか、ないとみるか」に尽きる。

反基地派は、「中国と北朝鮮の脅威がない」という前提で、枝葉の論理を展開する。
「米海兵隊が内部資料に書いた「沖縄にいる理由」 屋良朝博 2016.6.22 07:00」
https://dot.asahi.com/aera/2016062100164.html?page=1
「「31MEU」を県外移転すれば在沖海兵隊問題は解決へ向かう 屋良朝博 2016/08/17」
http://ictj-report.joho.or.jp/1608-09/topics02.html

屋良朝博氏。
4月の衆院補選の「オール沖縄」の候補。
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Unknown (東子)
2019-03-21 09:41:12
「「辺野古反対でも普天間の危険性除去を」 宜野湾市長、デニー知事と初面談で要望 2019年3月19日 07:29」
玉城デニー 松川正則 普天間移設問題・辺野古新基地 辺野古
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/398134

>玉城知事は「県からは政府に対して普天間の危険除去のため、(部隊を)県外にローテーションするよう求めている。運用停止を閉鎖につなげるためには、米軍再編を日本政府として米側に要求するべきだ」

玉城知事は、危険性除去の実現への近道は、
 ・(部隊を)県外にローテーション
 ・運用停止を閉鎖につなげるためには、米軍再編
と言う。
この2点は、正に屋良朝博氏の主張。
4月の衆院補選の「オール沖縄」の候補、屋良朝博氏のステマをする玉城知事。


「米海兵隊が内部資料に書いた「沖縄にいる理由」 屋良朝博 2016.6.22 07:00」
https://dot.asahi.com/aera/2016062100164.html?page=1


「「31MEU」を県外移転すれば在沖海兵隊問題は解決へ向かう 屋良朝博 2016/08/17」
http://ictj-report.joho.or.jp/1608-09/topics02.html
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Unknown (東子)
2019-03-21 09:41:40
反基地派は、「中国と北朝鮮の脅威がない」という前提で、枝葉の論理を展開するのだが、注意すべき点が1つある。
「日米安保維持のための辺野古移設なのに、辺野古移設は反感を呼ぶから返って日米安保維持を危うくする」という脅しである。
“日米安保を維持するために”辺野古移設中止せよと言っているように聞こえる。
が、違う。
彼等は、日米安保が破棄されることを心配してるのでは、ない。
彼等の狙いは、日米安保破棄である。
なのに、なぜ、日米安保が破棄されることを心配しているような言い方をするか。
沖縄県民は、日米安保のせいで米軍基地が多いと吹き込まれている。
県民投票、県民大会等で、沖縄県民の誘導方法を研究し学んでいる反基地派に「日米安保のせいで辺野古“新基地”が建設される。日米安保を破棄しよう」と言われれば、イチコロである。
県民投票での煽りを見ていたら、分かる。

初めに戻って。
「中国と北朝鮮の脅威がある」の前提に立てば、日米安保維持が答えである。
なんでも「辺野古工事中止」に結び付けてくるので、反対の理由は多岐にわたるように見えるが、全て「中国と北朝鮮の脅威がある」で、退けられる。
「中国と北朝鮮の脅威がある」は、オールマイティ。
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Unknown (東子)
2019-03-21 09:41:59
在沖米軍からの公害(騒音、汚水、犯罪等)は、対処が必要。
自動車や包丁で殺人ができるが、自動車や包丁を無くそうとは、ならない。
自動車や包丁を「安全に使いこなすには」に知恵を絞る。
在沖米軍の効用を理解しつつ、公害(騒音、汚水、犯罪等)を如何に減らすか、に知恵を絞るべきだ。
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訂正 (東子)
2019-03-21 09:46:10
沖縄県知事公室地域安全政策課「平成26年度共同研究「沖縄の海兵隊をめぐる米国の政治過程」 P.70」
https://www.pref.okinawa.jp/site/chijiko/kichitai/research/documents/h26joint-a.pdf
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本日の沖縄タイムス投稿欄 (カウンター58)
2019-03-21 10:13:46

オピニオン面に一般投稿6本(児童生徒の「ぼくも私も」など除く)。

「記事の表記は 分かりやすく」の宜野湾市・伊良波幸政さん(77)は、1月7日、2月5日に続き今年3回目の掲載。
「民意無視する 政権代えたい」の那覇市・前田昌秀さん(66)は、1月13日、2月15日に続き今年3回目の掲載。
「親や周りへの 感謝忘れずに」のうるま市・宮里盛弘さん(71)は、1月17日、2月17日に続き今年3回目の掲載。
「県民大会参加 いま団結の時」の那覇市・松原須奈子さん(70)は、1月23日、2月27日に続き今年3回目の掲載。
「首相の言動 強い危機感」の那覇市・宮里整さんは、昨年10月6日以来の掲載。
「補聴器」の読谷村・大城正憲さん(76)は、1月1日、2月2日に続き今年3回目の掲載。

カギカッコは投稿欄における見出し。

「投稿マニア」を否定はしないが、新聞はブログじゃないんだから、常連の投稿を並べただけでは、編集担当者は仕事をしたことにならない。
 
 
 
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Unknown (東子)
2019-03-21 10:58:27
「防衛局が強制使用申請 普天間・那覇軍港内一部 2015年9月30日 10:22」
https://ryukyushimpo.jp/news/prentry-249700.html

>普天間飛行場は17筆、1万5093平方メートルが対象で所有者数は867人。


「沖縄県収用委が普天間飛行場の強制使用延長裁決 2019.3.20 19:03」
https://www.sankei.com/politics/news/190320/plt1903200030-n1.html

>沖縄県収用委員会は20日、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の一部民有地、約1万3000平方メートル分について、駐留軍用地特措法に基づく強制使用期間を9月1日から4年間延長する裁決をしたと明らかにした。
>今回の土地については所有者が国との契約に応じなかったため、防衛省沖縄防衛局長が平成27年9月に強制使用を県収用委に申し立てていた。

1万5093平方メートル(17筆)→約1万3000平方メートル
2000平方メートル、契約更新しなかった土地がある。
契約更新を拒否していたのだから、2000平方メートルの地主は万歳しているだろう。
いえ、地代が入ってこなくなって、涙?
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Unknown (東子)
2019-03-21 10:58:45
「普天間の10年使用要求 国「長期間必要」 県収用委員会 2017年2月23日 06:16」
普天間飛行場
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/85289

>3月1日から10年間の使用を求めた。


「沖縄県収用委が普天間飛行場の強制使用延長裁決 2019.3.20 19:03」
https://www.sankei.com/politics/news/190320/plt1903200030-n1.html

>9月1日から4年間


今までように10年使用だと、2027年まで。
4年使用だと、2024年までか。
2024年までに普天間返還予定を暗示?
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Unknown (東子)
2019-03-21 10:59:03
「北海道知事選候補予定者の石川知裕元衆院議員の応援に、沖縄の玉城デニー知事が応援 2019.3.20 21:33」
https://www.sankei.com/politics/news/190320/plt1903200044-n1.html

北海道の独立を公約に掲げる石川知裕元衆院議員(45)を応援する玉城知事。
「独立」と「自立」は違う。
違うにもかかわらず、自立の意味にすり替えて独立を滑り込ませる。

私は、沖縄にも北海道にも「自立」は望むが、「独立」は望んでいない。
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