今朝の琉球新報総合面の見出しを目で追っていて我が目を疑った。
目をこすってもう一度見直したが間違いでは無かった。
その記事は他の大きな見出し、例えば四段抜きの「県、3路線で基幹バス」等に比べてもいかにも遠慮がちな小さな記事だった。
その驚きの記事、「『嘉手納基地の存在容認する』 東門沖縄市長が表明」の一段見出し記事はあまりにも小さな扱いなので敢えて全文起こして記録する。
コピペしようと思ったが琉球新報のネット記事には載っていなかった。
「嘉手納基地の存在容認する」 東門沖縄市長が表明
【沖縄】沖縄市の東門美津子市長は十九日、開会中の市議会九月定例会一般質問で、「嘉手納基地を容認する」と述べた。 浜比嘉勇氏(Dーwing)への答弁。
浜比嘉氏は老朽化した沖縄市営体育館建て替えへのSACО事業の活用について質問し、「基地反対だけでは事業は進まない。高率補助をうまく活用するために基地を認めてはどうか」と市長の姿勢をただした。
これに対し東門市長は「容認する」と現状認識を示し「基地の今すぐの撤去を求めているのではない」と述べた。
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東門市長といえば反日、反アメリカ的言動が売り物の元社民党議員で、大田前知事時代の副知事を務めていた。
「何でも反対!」の印象のある東門市長が何をトチ狂って、事もあろう「嘉手納基地容認」とは。
少なくとも狼魔人にとっては三面トップの五段抜き大見出しで伝えるべきニュースだと思うが・・・。
この言質を引き出した浜比嘉勇氏(Dーwing)がどのような立場の人か知らないが、「基地を認めてはどうか」の質問に何の苦渋も示さずにあっさりと「容認する。基地の今すぐの撤去を求めているのではない」はないと思うよ。
沖縄県民の誰だって好き好んで基地を受け入れているのではない。
沖縄の置かれた現状を見て、それこそ苦渋の判断で基地を容認していたのだ。
その点では前稿「市民団体と右翼団体」で引用させてもらった城間さんの「声」も同じだと思う。
東門市長の今までの言動から言うと、在沖米国総領事館のケビン・メア総領事が、パトリオット(PAC3)の米軍嘉手納基地への配備問題で抗議に訪れた東門美津子沖縄市長に対し、「(搬送は)騒音もないのに、なぜこのように騒ぐのか理解できない」とか「どうせあなたはすべてに反対するだろう」と言ったとしても不思議ではなかった。
- <2006年6月15日> 沖縄タイムス夕刊
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- 共同使用に反対表明/嘉手納基地/東門沖縄市長が施政方針
【沖縄】東門美津子沖縄市長は十五日午前、市議会六月定例会で就任後初の施政方針演説を行い、嘉手納基地の自衛隊共同使用などを明記した在日米軍再編の最終報告に反対を表明した。東門市長は嘉手納基地の現状について「米軍が騒音防止協定を順守しているとは言い難い」と強調。その上で「市民が基地被害にさいなまれることなく、安心安全に暮らせる沖縄市を築く」と述べた。