狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

菅首相を計るリトマス試験紙、中国の歓迎度

2010-06-08 09:32:19 | 県知事選

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力量見極め、世論注視、慎重姿勢… 新首相 海外反応さまざま (2/3ページ)2010.6.5 05:00
 【中国】中国は、対中関係を重視する人物と評価し「引き続き両国関係は発展していける」(外交筋)と歓迎。一方、「参院選で民主党が負ければ、再び混乱する」(対日専門家)との懸念も強く、新政権発足で支持率が回復するかなど、世論の動向を注視する。

 菅氏は4月、副総理兼財務相として北京を訪問し温家宝首相と会談。中国との協力関係を深めることで「日本の経済成長につなげたい」として対中重視を打ち出した。

 小泉政権時代、一貫して首相の靖国神社参拝を批判しており、中国は「鳩山由紀夫首相よりさらに良い」(対日研究者)と評価。中国が嫌がる「人民元切り上げ圧力」にも反対姿勢だとして歓迎している。

 一方、東シナ海ガス田共同開発での早期条約締結交渉入りについては、政局の行方を見極めた上で進めたい意向だ。(北京 共同

                   ◇

中国相手の外交で「相手の嫌がることはしない」と言った首相がいた。

相手の嫌がることはしないで、一国の首相が務まればこれに越したことは無い。

だが、現実の外交はそんな甘いものではない。

「外交辞令」というおべんちゃらはあっても国家観や歴史観、

そして自国の尊厳や国益に関わる事は首相たる者一歩も引くべきではない。

当然相手の嫌がることも言わねばばならない。

「相手の嫌がることをやらない」と公言した福田康夫元首相は、中国が嫌がる靖国神社の参拝を拒否した。

鳩山前首相は中国の嫌がる尖閣ガス田交渉で、大きな譲歩をして国益を損なった。

鳩山政権の8ヶ月余の短い間に、日本が失った国益は、

対中国に限ってみてもは次のようなものがある。

2010年5月16日、『産経新聞』は、中国が2010年から圧力外交に転じ、日本に対して「白樺(しらかば)」ガス田(中国名・春暁)を共同開発より格下の「出資」とするように要求したため、鳩山由紀夫首相は関係閣僚と協議してこの要求を受け入れ、出資比率の5割超を中国側に譲る方針を決めたことを報じた[2]。

中国海軍は同年3月18日前後より、沖縄、沖ノ鳥島近海で軍事訓練を実施、艦載ヘリによる日本の海上自衛隊護衛艦への異常接近行為や、日本側哨戒機に中国艦が速射砲の照準を合わせるなどの武力示威行為をおこなった[3]。

4月10日にも東シナ海で中国海軍の武力示威行動が発生した[4][5]。

4月20日には海上自衛隊のP3C哨戒機に速射砲の照準を合わせ、撃墜の威嚇行動を取っていたことも判明[6][7]。

5月3日には中国の海洋調査船が日本の排他的経済水域(EEZ)内で調査中の海上保安庁測量船に接近し、調査の中止を要求する事態が発生したため、日本側は中国政府に厳重抗議をおこなった[8]。》(ウィキぺディアより

福田首相そして鳩山首相は、中国に歓迎の意を持って迎えられた。

こうしてみると新内閣が、対中国外交で国益を損なうかどうかのリトマス試験紙は、一にも中国が歓迎するかどうか、ということになる。

で、菅新内閣に対する中国の印象、つまり歓迎の度合いはどうなっているのか。

小泉政権時代、一貫して首相の靖国神社参拝を批判しており、中国は「鳩山由紀夫首相よりさらに良い」(対日研究者)と評価。

おやおや、相手の嫌がることをやらないどころか、喜ぶことしかしていないではないか。

中国に歓迎されながら国益を損なった鳩山前首相よりさらに良いとなると、菅首相が今後どれだけ対中国で国益を失うか空恐ろしくなってくる。

>中国が嫌がる「人民元切り上げ圧力」にも反対姿勢だとして歓迎している。

財務相をしていながら経済オンチであることを暴露してしまった菅首相だが、事が中国の国益となると、同盟国や自国の国益に関係なく無く反対する見境のなさ・・・益々不安になってきた。

鳩山内閣成立の時は、「米・日・中」の関係を二等辺三角形か否かが議論になったが、菅首相は中国に「鳩山首相よりまだよい」と認定された首相。

靖国参拝を憲法違反だと叫ぶ菅首相が描く「日米中」の三角形は、中国へ限りなく近い歪な三角形になることが危惧される。

民主党の弱点は外交安全保障問題だと書いたが、同問題は菅首相にとっては弱点というより辛うじてつながっているアキレス腱のようなもの。

そこを責めれば脆くも市民運動家首相の正体は暴露される。

それには、マスコミの「脱普天間作戦」をぶち破って、前政権が放り出した「渦中の栗」を合意通りに8月末までに菅首相に拾ってもらうことである。

来る6月23日に挙行される沖縄県の戦没者慰霊祭には、例年、時の総理大臣が参列するのが慣わしである。

菅首相が、理由をつけて代理参加でお茶を濁さないよう目を光らせるべきである。

6月23日の首相の沖縄戦没者慰霊祭への参列を機会に「普天間移設の解決」を
迫る大キャンペーンを張ることが、菅首相の正体を暴くことにつながる。 

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82歳の強盗!空気いれを手に

2010-06-08 06:06:14 | 県知事選

 

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空気入れを突き付けコンビニ強盗 名古屋、82歳逮捕
2010.6.7 09:08
 7日午前2時ごろ、名古屋市中村区の「セブン-イレブン名古屋中村町7丁目店」に、高齢の男が押し入り「金を出せ」と脅した。店員の通報で愛知県警のパトカーがサイレンを鳴らし近づくと、男はカウンターの商品を奪って逃げたが、中村署員が店から約5メートル離れた路上で、強盗の疑いで現行犯逮捕した。

 男は自称住所不定の無職、本川啓次容疑者(82)。中村署によると、「数日前から何も食べてなく、食費が欲しかった」と供述している。

 本川容疑者は自転車の空気入れを店員に突き付け「金を出せ、強盗だ。1万円でもいい。ガラス割るぞ」と脅し、店員が千円札を差し出すと、「いらん、1万円出せ」と食い下がった。サイレンを聞くと、缶コーヒーとロールケーキ(計238円相当)をわしづかみにして逃げたという。

                      ◇

何とも、心の重くなる事件である。

深夜のコンビニに82歳の老人が強盗に押し入った。

「数日前から何も食べてなく、食費が欲しかった」からだと言う。

相手は80歳過ぎの老人だ。

それに「凶器」が「凶器」だけに、店員が怯むはずはない。

この老人、店員が差し出した1000円で我慢すればよかったのだが、

10000円に目が眩んだのがウンの尽きだった。

警察に通報されパトカーが駆けつけた。

この老人、サイレンを聞いて200円余のロールケーキ等をわしづかみで逃げたが、即逮捕されたと言う。

現在の世相を反映しているようで、考えさせる事件だが、

へそ曲がりの筆者は、どうしてもこの老人が使った「凶器」が気になってしまう。

自転車の空気入れが「凶器」になろうとは寡聞にして知らなかった。

だが、世の中は狭いようで広い。

強盗をするのに「凶器」が無いので「狂気」に走ったのか、

「赤ん坊」を凶器に使った強盗もおれば、「○ん○」を狂気に使った強盗犯もいた。

他にもいろいろあるようだ。

四年前のブログにはこんなクサイエントリーもしていた。

汚物強盗逃亡す 「クサイ奴を追え!」

当日記が「政治ブログランキング」に参加する前の話だ。

当時は沖縄の若者の応援ブログの他に、

こんな下品なブログも書いていた。

生徒にウンコを投げた校長の心の闇 

奇妙な人々

芥川竜之介はフンギリがつかない

これで当分「政治ランキング」も急降下間違いないでしょう。(涙)

 

【追記】12:05

この老人が深夜腹を空かして、コンビニ強盗を試み、あえなく逮捕されて話は笑って済ます話ではないが、その「凶器」の奇抜さについ、過去に「奇妙な凶器の強盗」についてエントリーしたことを想い出し、結局ふざけたエントリーなってしまった。

読者のわん太さんから次のような真面目なコメントを頂き汗顔の至りです。(汗)

老人にせこい国  わん太さん

この国の福祉はどうなっているのですか?
それともこの老人は常習犯で、3食付の刑務所に入りたかった?
最近、とみに老人を軽視する風潮が強くなりました。
わが国は国民として義務を果たし定年を迎えた者への仕打ちがあまりにもせこい国に成り下がりましたね。
少子化する原因のひとつはそんな国だからでしょう。
生れてきて頑張っても、役に立たなくなれば廃棄される世界に誰が産もうと思うか?生れてくるか?

この老人、年齢から逆算すると敗戦時は16~17歳の少年である。

その後の少年の身の上にどんなことがあったか知るよしも無いが、少なくとも、その年頃は今で言えば育ち盛り、遊び盛り、そして青春真っ盛りといった思春期だ。

食料不足の時代を無我夢中で生き抜き、その結末が深夜のコンビニで200円余のロールケーキを掴んだところで御用とは。

一体何という人生だったのだろうか。 

また日本は何という国なのだろうか。

深く考えさせられる「強盗事件」である。

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