「旅の坊主」の道中記:常葉大学社会環境学部・小村隆史の防災・危機管理ブログ

日本唯一の防災学部はなくなっても、DIGと防災・危機管理を伝える旅は今日も続いています。

大阪・梅田⇒西淀川区役所⇒新大阪駅⇒伊丹空港⇒羽田空港⇒富士

2007-08-04 23:36:35 | Weblog
 8月4日

 開始時間よりちょっと(かなり?)遅れて西淀川区役所へ。
 すでに会場は議論白熱。これだけ充実している住民向け連続
ワークショップは、全国を見渡してもまず見つかるまい。住民も
すごいが、担当のKさんらスタッフの思いの深さ、Mさんの
ファシリテーションのうまさ等々、多くの要素がからみあっての
ことであろう。

 さてさて、「決め打ち」でしっかりと対策を考えておかなくては
ならないはずの「上町断層」による地震について、大阪市内の
他の区では、どんなことをやっているのやら。

 終了後、大阪市大のM先生、Mさん、Kさん、大阪市にお勤めの
陸自OBのKさんら、スタッフのみなさんと昼食。「東海・東南海・
南海地震の前50年後ろ10年に伊豆半島以西でM7級が数発」
などと言うと、地震の専門家はこんなアバウトな言い方にまゆを
ひそめるかもしれない。しかし、京都の花折断層系や大阪の上町
断層系による地震は、その社会的なインパクトがあまりに大きいが
ゆえに、確率の高い低いはあるものの、かなりの程度までは具体的に
考えておかなくてはならない、つまり「決め打ち」で考えておかなく
てはならない地震と考える。被害様相は概ねわかっているのだから、
そのような目に陥らないようにするにはどうすればよいか、知恵の
絞りようはあると思うのだが……。

 新大阪駅まで動き、久しぶりにMさんと詰めた話をした後、大阪・
羽田空港経由で富士の仮住まいへ。

 (8月22日 バンダアチェにて記す)


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