「旅の坊主」の道中記:常葉大学社会環境学部・小村隆史の防災・危機管理ブログ

日本唯一の防災学部はなくなっても、DIGと防災・危機管理を伝える旅は今日も続いています。

中学生向け土砂災害理解教育のプログラム作り、次の段階へ

2014-11-26 23:14:04 | 防災教育
10月16日付と10月29日付の拙ブログで、
小中学生向け土砂災害理解教育のプログラムのあり方について触れさせてもらった。
(ご関心ある方、両日の拙ブログをご確認下さいませ。)

その延長上で、今日11月26日午後、
日本工営静岡営業所のTさんと、静岡市教育委員会のお二方を交えたブレストを持つ、
はずだったのだが……。

私のチェックミスだったのだが、
静岡市教委のお二方からは、プロジェクトの予算が確保出来ず
協力依頼の申し入れを撤回したい、とのメールが入っていた。
予定の時間を過ぎてもおいでにならないお二方に電話して、
ようやくそのことに気付いた己もアホだったが……。
(そりゃぁ、お断りが入っていれば、現れる訳はないわなぁ……。)

午後イチから研究室に来て下さり、2年ゼミにはゲストスピーカーとしてご参加いただいたTさんには、
大変申し訳ないことをしてしまいました。
改めてお詫びする次第です。

さて、本論の中学生向け土砂災害理解教育のプログラム作りだが、
予算が確保できないからやらない、あるいは、
確保できた予算の範囲でやる、というのでは、質の高い教育は出来るはずもない、
そのことは、基本的なところとして間違いはないとして。

しかし、プロが本気になれば、限られた予算の中でも、質の良いものが出来るかもしれない。
少なくても、教科書作りや指導書作りはさておき、プログラム作りならば可能。
土砂災害の専門家のTさんと、防災ワークショップを専門とする「旅の坊主」
さらに現場の教育者の力をうまくコラボさせることが出来れば、
少なくてもモデルプランは出来るかもしれない。

予算の確保が出来なかったということからして、
静岡市教育委員会は土砂災害理解教育に本気で取り組む気はない、
単なる言い訳のレベルだった、ということは、残念ながら明らか。
ではあるが、個人としては、別の思いがあるかもしれない。

ということで、毎度のことながら(?)、表のブレスト、ではなく、
アフター5でのブレストにご招待することに。
さて、どんな話になることか。大変楽しみである。