「旅の坊主」の道中記:常葉大学社会環境学部・小村隆史の防災・危機管理ブログ

日本唯一の防災学部はなくなっても、DIGと防災・危機管理を伝える旅は今日も続いています。

SINAPROC長官表敬に始まり、大使公邸夕食会で終わった一日

2011-05-11 23:50:34 | 中米防災協力(プロジェクトBOSAI)
パナマ時間 2011年5月11日(水)

8時半にホテル発。パナマ運河の太平洋側の入り口であるパン・アメリカン橋を渡り、
旧米軍ホワード基地の広大な跡地の中にあるSINAPROC本部へ。
(※ SINAPROC:シナプロックと読む。パナマの国家防災機構の名称。)

9時からSINAPROCのA長官を表敬訪問。
H専門家の他、通訳兼務のスタッフZさん、事務所からは担当Mさん。
先方はA長官の他、プロジェクトマネージャーのMさんと、アカデミー校長のFさん。

政治家を動かすには、独特のノウハウが求められるのだろう。
防災機関の長というよりも、政治のにおいを露骨に発するA長官。
まぁ、それとわかる分だけ対応はしやすい。
人の話を最後まで聞かずにパッパとやろうとするので、
多少ヒヤヒヤモノではあったが。

その後、プロジェクト関係者で打ち合わせ。
何だかんだとしているうちに昼の時間となり、
SINAPROCの隊員食堂で昼食。
その後、翌日からのトレス・エルマナス村での活動のために、
必要な資機材の買い物。

残念ながら、
「蛇かご」に使えるような針金はないとのこと。
代用になりそうなものとしては、
フェンス用の針金(ネット状)が売っていたので、
これでやってみようという話になる。

その他、「蛇かご」作りに必要な諸々を買い込んだ後、
ホテルに戻って一息。

この日の夕食は、当地のM大使のご招待にあずかり、
大使公邸での夕食会となった。
M所長、H専門家と「旅の坊主」の3人、
高層マンションが立ち並ぶ一角に、悠然と構える日本大使公邸へ。

大使公邸での食事会に呼ばれたのはこれで2回目。
今回も感じたことは、出席者の話題の豊富さと日本酒が美味しいこと。
日本人ということで、美味しいお酒を選んでくれたのだろう。

その美味しいお酒(と食事)と刺激的な話題に応えるだけの、
活動を展開しているか、また、情報を提供できたのか。
まだまだ修行が足りない訳だが、
そのように我が身を振り返る機会をいただいたことには、
感謝、感謝であった。

この夜の話題のうち、
一つでも二つでも、具体化できるだろうか……。


                       (中米時間5月23日夜、遡ってアップ)