「旅の坊主」の道中記:常葉大学社会環境学部・小村隆史の防災・危機管理ブログ

日本唯一の防災学部はなくなっても、DIGと防災・危機管理を伝える旅は今日も続いています。

コスタリカ・サンホセ市にて日本大使館表敬、CNE表敬など

2011-05-02 23:32:35 | 中米防災協力(プロジェクトBOSAI)
中米時間 2011年5月2日(月)

月曜日、コスタリカでの活動が本格始動。

8時20分ホテル発、9時にCNE(国家災害緊急事態委員会)へ。
例によって?トップのV長官には表敬訪問を断られているのだが、
ナンバー2のJさんを初め、旧知のメンバーが顔をそろえてくれる。
H専門家の来意を告げ、さらに、この機に諸々の調整も言わせてもらう。

カーニャス市での古タイヤ堤防工事に関連して、
土木技術者の派遣をお願いする。
プロジェクトは、技術を誰かに伝えてナンボ。
土木の素養のある人間であればこそ、適地も探せられるだろうし、
大きな方針を示すことも出来るだろう。
マネジメントの人間だけではモノは残せない。
そのことを伝え、担当部のトップに手紙を書くとの言質はとった。

また、秋に予定されているコスタリカでの国民フォーラムに、
プロジェクト関係者本人が参加できるようお願いし、こちらも認めてもらった。
ホンダの三現主義ではないが、「現地・現物・現実」に勝るものはない。
彼らの体験談を彼ら自身の口から語ってもらうことで、
口先だけではないBOSAI活動を理解してもらえれば、と思う。

1時間余の表敬&打ち合わせの後、日本大使館へ。
当地の並木大使にお時間をいただき、表敬を兼ねて現状報告。
30分の予定が大幅にのび、1時間半余の意見交換となった。

プロジェクトの内容、特にカーニャス市で展開中の
古タイヤ堤防作りを介したコミュニティBOSAI活動について
関心を持ってもらえたことは大変ありがたい話。
また、それに関連して、草の根無償援助の活用の可能性について、
大使自ら、積極的に語って下さったのは、むしろ驚きでもあった。

大使館近くのイタリア料理の店でピザの昼食の後、
午後はJICA事務所でスケジュール変更等について打ち合わせ。
その後、近くの文房具店によって、ワークショップに向けた買い物など。

夕食は、例によって?飲茶の店へ。
前日、酸辛湯にザーサイ(搾菜)が入っていることがわかり、
ザーサイのみを小皿で頼むことを覚える。
この日もザーサイの小皿を頼む。これがあるとないとでは、
ずいぶん違うなぁ、というところであった。



(中米時間5月11日夕方、日本時間5月12日朝、遡ってアップ)