「旅の坊主」の道中記:常葉大学社会環境学部・小村隆史の防災・危機管理ブログ

日本唯一の防災学部はなくなっても、DIGと防災・危機管理を伝える旅は今日も続いています。

湯河原~浜松町~富士~湯河原

2005-08-09 23:47:00 | Weblog
 8月9日(火)

 東京・浜松町にある某大手ゼネコン本社での防災ワークショップ。
 一緒に活動しているMさんがメイン・ファシリテーターで「旅の坊主」は
そのサブ。Mさんのスタッフで旧知のYさんTさんにもお手伝いいただいての
終日コース。

 恥ずかしながら、この話があって初めて思い至ったのだが、建設会社、
それも大手ゼネコンの災害時の役割は、実はライフライン企業に期待されて
いるものとほとんど同じだったのだった。官公庁や医療機関、防災関係
機関等の建物の健全性をチェックし、不具合があれば速やかに対処する。
自分の会社も従業員・家族も、程度の差こそあれ被災している中で、また、
電気・ガス・水道・交通手段・電気通信網等も被害を受けている中で対応を
とらなくてはならない。それが建設業界だったのだった。このことに、今ごろ
気付く我が身がアホであった……。

 ワークショップの中身については詳細を語ることは出来ないが、Mさんは
どう思ったであろうか。「旅の坊主」としては、今日のところは軽い腕試しと
見た。参加者全員で問題意識がきちんと共有されるまで数回の「暖機運転」が
必要と思うが、そこから先の検討は、すごく大変だが間違いなく面白いと思う。
おっと、災害対応の話を面白いといっては不謹慎か……。

 とあるMLの仲間でもあるゼネコン社員のNさんも含めた5人で軽い打ち上げ。
その後、急ぎの用をこなすために一旦大学に出た後、自宅へ。
                                    (9月3日記す)