たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

能登の祭

2018-11-29 09:00:35 |  能登の神社

<輪島キリコ会館>

 

ひと口に「能登の祭り」と申しましても、

その数は優に数百はあると言われており、

それらの成り立ちをひも解くのは非常に困難です。

ひとつの祭りの中に、異なる要素が

重層的に絡み合っているものも多いため、

祭りの核心に迫ろうとすればするほど、

古代史の迷路に迷い込んだような気分になります。

 

今回の旅は、ちょうど祭りの端境期ゆえ、

祭典そのものを目にすることはできなかったのですが、

実際に能登の風土に触れながら、

この地の人々がなぜ「祭り」に情熱を注ぐように

なったのかをつらつらと考えておりました。

「祭り」があるところには必ず「神」が存在し、

祭りが多いということは、それだけ神が多いという証拠です。

 

恐らく、「日本一」と言っても過言ではないほど、

多種多様な祭を要する能登半島

という地に足を踏み入れることで、

能登だけでなく日本という国のルーツが

幾ばくか見えてくるかもしれません。

まずは、各々の祭りに関連する神社や、

資料館などを訪れた際の所感を手掛かりに、

「能登の祭」に迫っていくことにしましょう。