<釜石市内>
いつも神社巡りというのは、
その地方の一の宮やメインとなる神社を中心に、
あれこれ巡っていくのが定番のパターンなのですが、
東北地方にはただでさえ「有名な神社」が少なく、
特に鹽竈神社から北のエリアに、
観光客がこぞって訪れるような神社はほぼ皆無です。
ましてや、災害で被災した地域の神社ともなると、
どの道をどう巡っていいのかさえわからず、
今回三陸地方の神社を訪れる過程においては、
途中で何度も立往生してしまいました。
最終的に現地の案内図を見たり、
地元の人に道を尋ねたりしながら、
国道45号線沿いの神社を中心に参拝したものの、
その地域に残る神社ひとつひとつに、
「あの日」からの物語が詰め込まれていると考えると、
どんなに小さな神社でも、可能な限り車を停めて、
手を合わせたい気持ちが湧いてまいります。
朝早くホテル近くの神社に参拝し、
最終目的地にたどり着いたころには、
すでに日が傾きあたりは暗くなっていました。