夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

2012年09月09日 20時05分33秒 |  岬な日々


房総というと、誰もが青い海、高い空をイメージしますよね
確かにそれはそう。
だけど住んでみると、意外と霧が多いことに気がつかされます。
朝霧もそうですが、どうかすると昼の間も濃い霧に包まれることもしばしば。
今までも、なんどか霧の風景をアップしてますよね。



まだ、そんな事態には遭遇してませんけど、おいちゃんのように、鴨川まで予約で行かなければなんて時には、海沿いの国道はかなり大変な思いをすることもあるでしょうね。





ところで、「夜と霧」でチェンバロを弾いていたのは、もしかしてアントン・ハイラーだった? たしか彼のヘンデルのチェンバロ組曲はレコードになってたよね? アントン・ハイラーのヘンデルのチェンバロ組曲ってアマゾンで検索しても出てないんですよね。ご存知の方いらっしゃいますか?

今日のお客様 やっぱり、揺らぎませんな~

2012年09月09日 08時43分34秒 |  岬な日々


蜘蛛の糸が揺らぐのは、あなたの来る予兆、、、
それなのに、ああ、それなのに、日がな一日、家の周りの蜘蛛の糸は全く揺らぐ様子もありません。


ところで、蜘蛛と万葉集で私の日記の検索をかけましたら、こんなのがヒットしました。蜘蛛はこの下の方に出てくるんですけど、「蜘蛛の振舞ひ かねてしるしも
ずいぶんと回りくどい、ヒットの仕方ですね~

でも、おかげさまで、最初の日記は
知人のライブ、コンペ、シンポジウム、出版記念、放送、そしてまた別な知人のライブ、、、
周りのお忙しい様子を、横目で見ながら僻んでいる私を垣間見たり、

渋皮煮に挑戦している、模範主夫の私や、、

それに何よりも、あのころには、万葉や、古今を紐解いて、優雅な幻影の世界に浸っていた私を見ることができました。


それが今じゃ、「チビ太、おならしただろう、臭いぞ、あっち行け」の世界になり果ててしまいましたね。
はて、何が悪かったのだろう、、、
日ごろの行い?



今日のお目覚 サンダーソニア

2012年09月09日 08時19分08秒 |  気になる詩、言葉


虫の声もだんだんと大きくなり、朝夕は風も肌に優しく感じられるようになりました。
そろそろ木々も錦に飾る準備を始めています。
空はいよ高く、青く、
お腹は空いたぞ、、、飯をくれ~
という時期に入って来ました。

でも、誰も来てくれません。
「お持たせ」なんて要求いたしませんってば。
もちろん人をお訪ねくださる時に、鼻の一つも(ちがった花でした)お持ちになるのが日本の公序良俗かとは密かに思いますので、ちらっと眼にでるかもしれませんが、そんなのはお気になさってくださいませませ。
松阪牛でなくても、このさいオーストラリアの牛でも不満は申しませんのに。

打ち払ふ袖も露けきとこなつに
 あらし吹き添ふ秋も来にけり

撫子の花をアップした時にはよく、この「とこなつ」って言葉を加えておりますけど、、、
(なに、ちょっとした、子供っぽい、密やかな「ボクちゃん、賢いでしょ」のディスプレィでございますよ。笑ってやって下さいましな)
その撫子ではありませんが、サンダーソニア。
この詩に添えるにはちょっと華やか過ぎるでしょうか、、、、
あぁ、上の詩ね。

あなたが来ないので塵が積もってしまった床を涙ながらに払う私
  それなのにまた悲しいことが起こってしまう

なんて。
少し前に、この詩の原題バージョンが出されています。

雪は降る あなたは来ない
雪は降る 重い心に
むなしい夢 白い涙
。。。


読者の方には源氏物語で論文を書かれた方もいらっしゃるのですよね。
イさま、拙訳、、これでよかったでしょうか? 間違っていたら訂正してくださいね。ちなみに源氏物語の箒木からです。
7日の今日のお目覚のレスで夕顔から詩を借りてまいりまして、なんとなく源氏物語づいてしまいました。

サンダーソニア、華やかな色合いの花のはずなのに、なんとなく静けさを感じるのは私だけ?