虫の声もだんだんと大きくなり、朝夕は風も肌に優しく感じられるようになりました。
そろそろ木々も錦に飾る準備を始めています。
空はいよ高く、青く、
お腹は空いたぞ、、、飯をくれ~
という時期に入って来ました。
でも、誰も来てくれません。
「お持たせ」なんて要求いたしませんってば。
もちろん人をお訪ねくださる時に、鼻の一つも(ちがった花でした)お持ちになるのが日本の公序良俗かとは密かに思いますので、ちらっと眼にでるかもしれませんが、そんなのはお気になさってくださいませませ。
松阪牛でなくても、このさいオーストラリアの牛でも不満は申しませんのに。
打ち払ふ袖も露けきとこなつに
あらし吹き添ふ秋も来にけり
撫子の花をアップした時にはよく、この「とこなつ」って言葉を加えておりますけど、、、
(なに、ちょっとした、子供っぽい、密やかな「ボクちゃん、賢いでしょ」のディスプレィでございますよ。笑ってやって下さいましな)
その撫子ではありませんが、サンダーソニア。
この詩に添えるにはちょっと華やか過ぎるでしょうか、、、、
あぁ、上の詩ね。
あなたが来ないので塵が積もってしまった床を涙ながらに払う私
それなのにまた悲しいことが起こってしまう
なんて。
少し前に、この詩の原題バージョンが出されています。
雪は降る あなたは来ない
雪は降る 重い心に
むなしい夢 白い涙
。。。
読者の方には源氏物語で論文を書かれた方もいらっしゃるのですよね。
イさま、拙訳、、これでよかったでしょうか? 間違っていたら訂正してくださいね。ちなみに源氏物語の箒木からです。
7日の今日のお目覚のレスで夕顔から詩を借りてまいりまして、なんとなく源氏物語づいてしまいました。
サンダーソニア、華やかな色合いの花のはずなのに、なんとなく静けさを感じるのは私だけ?