油蝉やヒグラシの大合唱の中でぼっとしておりましたら、ひときわ部屋の中に響き渡る、、、他の音を消し去るような大音響。あまりの音響に耳の鼓膜に蓋がかかるような。クマゼミの鳴き声をそばで聞くとそんな感じになりますよね。
どこで鳴いているって思いましたら、窓の虫除けのスクリーンにしがみついて鳴いておりました。これじゃ部屋の中がセミの声だけになってしまうのも当たり前。
近寄ってみましたが、昔見慣れたクマゼミに比べるとほっそりとして、羽色も綺麗。なかなかハンサムなクマゼミでした。
セミって不思議な動物。
雄のお腹の大部分は鳴くためにあるのですね。鳴いて雌を呼ぶためだけに。
反対に、雌のお腹は子供を産むための器官がぎっしり。
とにかく、これほど身近にいる動物が、子孫を残すことだけにまい進しているというのは、生き物の本質を見ているようで。。。。
この時期のいすみの朝は、セミの合唱で始まります。
すぐそばでニイニイゼミの一匹がか細い声で鳴き始める。それに合わせて周りのセミがやはりか細い声で答えていく。それに答えるように別なグループが鳴き始める。そしてその声がだんだんと大きくなって、あちこちのグループ、そして他の種類のセミたち、、、ヒグラシやツクツクホウシ、アブラゼミ、、も合唱に入ってくる。こっちが鳴くと、あっちが答える、、、まるで、指揮棒にリードされた合唱団のよう。
普通は岬の家では鳥のさえずりでぼんやりと起こされ、それでもベッドにしがみついていると、太陽の強烈な接吻でベッドから追い出されてしまう。
でも。この時期は別。
耳にがんがんと響き渡るセミの声でいやおうなしに目が覚めて、ベッドにいられなくなってしまう。
昨夕のいすみ市は濃い霧がでており、珍しく涼しい宵。
秋がもうすぐそこに来ているのを感じさせるようでした。
だからなのでしょうか、今朝は、セミの声も控えめでした。
今朝のマイミクさんの日記では、セミの声に混じって、虫の声もだんだんと大きくなったって書いてありました。
田んぼでは刈り取られた田んぼがだんだんと増えていき、岬の梨ももう幸水は終わりに近づいてきています。
そろそろ秋麗の時期。
この梨、人からはさんざん美味しいって聞かされているのに、未だに食したことがないのです。
先日、梨農家に参りましたら、お盆明けくらいということで、今日あたり、買い込んでおきましょう。
岬梨て有名なこのあたりでも、この秋麗を植えてあるところはほとんどなく、この名前を言っても知らない農家もあるくらいです。
私がいつも梨を買うところでも1,2本しかこの木がありません。
幻の梨なんです。
一昨日は東京でも38度超え。
シャネルの5番でも汗だくなのに。
昨日の夜だけはつかの間の息継ぎ。
今朝方まで、それだけだと風邪を引きそう。
タオルケットを羽織ってやっとちょうどいいって感じでした。
私は日本人だから、ほんとうは動物的な西洋人と違い、シャネルなんかよりも、着物を着て、資生堂のミルなんてのを付けたいのですけど、それじゃさすがに暑すぎますよね。
ほら、エリザベス女王と握手している女優さん
この方は、あまり着てないほうが周りの方々が嬉しがるのをよくご存知でしたよね。
こんな人との噂でもちきりだったりして。
お二方ともなくなりましたけど、、、、
ちなみに、今日、本文で使っている写真は人様からの頂き物。
いろんなものがありましたよ。
これ誰だかわかります?
チャップリンとディートリッヒだって。。。。
そんな古い人知らない?
なら、これは?
天下の007、ショーン・コーネリィですよ。
これも分からないか。
なら、これは?
1957年のビートルス。
ジョージ・ハリソンが14歳。ジョン・レノンが16歳。ポール・マッカートニィが15歳だったころ。
季節も、年も、、、、
流れていくんですな~