夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

何はなくても 牡丹餅(おはぎ)でしょう

2010年03月22日 11時57分57秒 |  食べるために生きる


お彼岸。
日本人としては、何はなくても牡丹餅、、、あぁ、春だからね。
秋のお彼岸ならおはぎですよね。

何に、お彼岸だから、お寺とお墓??
私のお寺とお墓は九州なんですよ。
だからもう何十年もお彼岸には行っていない。
ご先祖様もその辺はご理解いただいて、、、いると、希望的観測ね。

ということで、小豆ともち米を買ってまいりました。
小豆は300グラムの袋でした。
水につけ、1,2度水を換えてくださいね。
私は、普通言われているよりも長く水につけておきます。
だいたい半日から、どうかすると一日。
その方が、早く煮えるし、皮も破けにくい。
そして、たっぷりの水をいれて火にかけます。
途中、水の量が減ってきたら適度に足してあげましょうね。

  豆を煮るときの注意。極弱火でじっくりと、、、
  以前、御節用の黒豆をご紹介しましたけど、そのときには上の手順までは一緒。
  煮込むときに黒豆は中蓋をしましたね。豆が踊らないように、皮が破けないようにってことでしたね。
  今回は中蓋まではしませんけど、極弱火はいつもの通り。



このときも途中、1,2度水を換えてあげるのがほんとうです。ただし、私はあまり、気にしていません。換えなくてもそれほど違いがないようなので。

豆が柔らかくなりましたら、(芯が残っていたら駄目ですよ。砂糖や塩を入れてしまったら、どんなに煮込んでも芯は消えませんので)砂糖を入れます。今回は1キロの砂糖の残りを目分量でばっと入れましたので、、、3-400グラムくらいかな~ 
  出来上がりを見たら、私にしてはちょっと甘いかもって感じでしたが、美味しかったですよ。
そして、塩を小さじの半分くらい。
後はひたすら煮るだけ。


道草:
途中、甘さが沁みてきたころに、冷蔵庫の中からお餅を発掘してきて、ぜんざいなぞを作りました。
お餅は冷凍がききますので、冷蔵庫にはだいたいいつもお正月の残りのお餅が入っているのです。残飯整理ですね。



久しぶりのぜんざい、なかなか乙でげした。
  


そうこうしているうちに、豆の鍋の水が少なくなってきました。
この辺からは注意してかき混ぜ続けててください。
そうしないと、焦がしてしまいます。
できあがりの餡よりも、多少柔らかめ位で火を止めてください。(つまりアールデンテってことね)冷めていく間に、少し固くなっていきます。
私は漉し餡ではなく、粒餡が好みなので、餡はこれで終わりです。
  下の写真は、出来上がりの少し前。まだ豆が綺麗に残っていますよね。かき混ぜているうちに餡になっていきます。



もち米は2合半、それにお米は半合、混ぜて、研いで、、炊きます。
私は水加減も火加減(っていっても炊飯器で炊くのですから、加減の仕様がないのですけどね)も普通にご飯を炊くときと同じにします。
ただ、お米を研いだら、水を入れ、スイッチを入れる前に、ご飯のときよりも少し長く寝かせてくださいね。(これも予約の時間を多少長めに設定すればいいだけ。簡単ですよ)

炊き上がったら、すりこぎの棒などを何度かご飯の上から押し込んであげましょう。つまり、これが半殺し。お餅ほどにはこなれていないけど、ご飯のようでもないって感じ。売ってあるおはぎの中身のご飯を思い出してください。



ご飯が出来上がったら、適当な時間、冷やしてあげて、、、(だって、やけどするのは嫌ですものね)
小さく丸い団子状にしていって、それに上の餡をまぶしていけば、ほら出来上がり。
道草ばかりの文章だから面倒くさそうですけど、実際にやってみれば、簡単ですよ。

でも、今回、小豆とご飯の量をあわせたはずなのになんで、ご飯ばかりのこっちゃったかな~って。
理由は、途中で食べたぜんざいでしたね。
あれで餡子に使うのが減っちゃった。

残ったご飯をどうしようかと、冷蔵庫を再び発掘しておりましたら、黄な粉が出てまいりましたので、黄な粉のおはぎも作りました。

いや、美味しい。
日本人ですよね、、、、
なんていいながら、以前の上司と、同僚。
今の若い日本人よりも餡子の類が好きなんです。
そのうち、和菓子の本場はヨーロッパなんてことになるかもしれない。

でも、大丈夫。
そしたら、フランス菓子の本場は九十九里の白子町なんて、、、
昨日食べた、カフェフーシャのチーズケーキ。絶品でした。