愛知県一宮市立浅井中学校３年の男子生徒（１４）が６日、大阪市内のビルから飛び降り自殺したとされる問題で、同校の上田隆司校長が１３日、一宮 市役所で記者会見を開き、担任教諭の指導について「不適切で不備があった。大切な命を守りきれず申し訳なかった」と謝罪した。市教委は今後、第三者委員会 を設置して、担任や学校の責任について調査する。

　これまでの市教委の説明によると、男子生徒は、担任に対して不信感を持ち拒絶していた。 「体育祭でけがをした時も親身になって対応してくれなかった。プリントも友人と２人ばかり配布させられていた」と話していたという。保護者から担任の変更 を求められ、学校側はそのつど、別の教諭が見守ったり、進路指導担当を代えたりしたが担任の変更はせず、「不信感にうまく対応ができていなかった」と説明 した。

　１２日夜には臨時のＰＴＡ総会が開かれ、上田校長は「担任によるいじめがあった」と述べた。この発言について会見では「保護者の意向をくみ取り発言したが、（いじめが）あったかなかったかは分からない」と釈明した。

　生徒は６日の夕方、友人に「さよなら」と言って行方不明になった。友人に預けた携帯ゲーム機には「遺言」と書かれ「担任によって学力、存在価値、生きがい、性格、私の人生の全てを壊された」などというメモが残されていた。

　担任教諭は校長の指導によって９日から自宅謹慎とし、今年度中は登校させないという。【河部修志、長倉正知】

　◇大村知事「極めて遺憾」

　 愛知県の大村秀章知事は１３日、一宮市教委が男子生徒の自殺の原因について当初「分からなかった」と発表するなど説明が変遷していることについて、「（市 教委や学校の）都合の良いものを出そうとした、と考えられても仕方ない。ご遺族の心に寄り添う対応が必要で、極めて遺憾だ」と述べ、批判した。【山口朋 辰】

教育現場の管理職校長の担任教諭への指導も足りなかった管理職としての責任もあります。

教育者として、義務教育では生活指導が一番大事と言うことを忘れているのでは有りませんか。

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