DREAM/ING 111

私の中の「ま、いいか」なブラック&ホワイトホール

真・女立喰師列伝★11/23押井×ひし美対談・渋谷シネクイント

2007-11-24 | ドラマ・映画・演劇・アート

※写真はラルクの『KISS』発売記念プロモ
 「109MEN'S×L'Arc~en~Ciel」クリスマス・コラボレーション企画


ダンナと行ってまいりました、渋谷シネクイント。
真・女立喰師列伝

~監督×主演女優対談~
■ 日時
(1)11月16日(金) 21:15の回上映前(予告なし)
(2)11月23日(金) 21:15の回上映前(予告なし)
■ 登壇者
(1) 神山健治×安藤麻吹
(2) 押井守×ひし美ゆり子


はい、生ひし美さんを目的に♪

や、なかなかリラックスした楽しいトークショーでした。
時間帯のせいもあるのでしょうが、9割が男性。
ひし美さんファンも多かったようで、立ち見も出てました。
(しかし、映画でひし美さんの作品が終わったら帰ってしまった方が
おられたのはすごぉくザンネン、他の作品も非常に面白かったですよ。
終電時間の関係もあったのかなー。)


ひし美さんと監督、すっかり打ち解けておられる感じで
でも、監督はちょっとひし美さんの前では少年みたいな表情もあって
なんか「監督って純真でかわいい男性なのかも」と思ってしまいました。
初恋の人の前で、ちょっと頑張ってる男の子、って感じ?(男の子は言いすぎかなぁ?w

ひし美さんは“わけのわからない映画”が一番苦手だそうで、
会場笑いと拍手が起っておりました。(↑押井作品はある種典型ですものねー;)
「押井さん本人が一番面白くって、作品は難解」だとも。
でも「もっと出たかったなぁ」ともコメントされていて
撮影自体は楽しかったのかな、と感じました。
(またこれからもガンガン出て欲しいです!

で、押井監督、んとにひし美さんに執心されてたんだなぁ、と
思える(微笑ましい)発言が多々ありました。
そして、どうしてもひし美さんに自分の映画に出て欲しい、という執念が
この作品を作らせたのかな、とも。
「出てもらえばなんとでもできる」と思ってたそうですが(こわい;)
ひし美さんの心変わりを恐れて撮影当日監督自ら迎えに行ってたり、
撮影現場も、少数でのぞまれてたり、特別絵コンテを作成されてたり、と
あの手この手で、「ひし美さんを撮る!」ことへの思い、しっかりと感じました。

監督のヌード論(?)も興味深かった。
問題の裸体のシーン。「ぽろりは狙ってたのか?」というひし美さんの質問に、
直接は答えず、「役者は衣装で役になるが、裸だとそれができない。
その分その人自身が出る」という意味のことをおっしゃってましたが
裸であることで、役が出せる役者はそうそうはいないということなのかな、と。

ひし美さんは「子どもを4人も生んでて、どうなってるかわからないのに勇気あるわね」
とおっしゃってたけど、なんの、シルエットからして美しかった。
そして、若い女性とはまた違った色気というか風情が。
監督が「いける!」と思い、「映画に出て欲しい」と強く願った意味がわかります。
(最初から確信犯だったようですが)
「女優を美しく撮る」ことが今回のテーマだというだけあって、
本当に妖しく感覚に訴えてくる映像でした。ある種浮世絵のよう。
「いざとなればCGで」という発言もあったそうですが、
この空気感はCGでは出せなかったですね。w

いあいあ、裏話含めて楽しい一時でした。

監督がひし美さんに出会って、映画出演をとりつけるまでを
そのまま題材にした、というお話、納得です。
それをふまえて見た第1話『金魚姫 鼈甲飴の有理』、
なんだかこう思いの濃さを吐きだした
監督のひし美さんへのラブレターのように感じました。

他の映画の感想はまた後日(非常にグレード高いエンタメに仕上がってたと思います。)

追記:
終了時間は0時前。街はまだまだ人がいっぱい。
さすが不夜城・渋谷。
ラーメンを食べて、終電間際で帰宅したら2時前でしたw
たまにはダンナと夜遊びも楽しいかも?w


追記:
ひし美さんのブログでも記事アップされていました。
あれから40年・・アンヌのひとりごと

再追記:
mixiに同様の記事をアップしているのですが
ひし美さんがコメントくださいましたー♪はっぴー。
ひし美様、NALは同一人物です。
今後ともよろしくお願いいたします!!!
コメント (4)
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