DREAM/ING 111

私の中の「ま、いいか」なブラック&ホワイトホール

アトレ吉祥寺★江口寿史先生×西原理恵子先生トークショー

2010-09-26 | アニメ・マンガ・特撮TV
アトレ吉祥寺の江口寿史先生と西原理恵子先生のトークショーに
行って参りました。

当初は、3時くらいにいってお茶しよう♪
遅くても4時!
・・・にはついてるはずだったのに、
なぜか家を出たのが4時半とゆー・・・・・

どうも最近、体内時計が30分ほど遅れてるみたいだなぁ;

急ぎ足で頑張って5分前到着☆

当然ながら会場の広場はみっしりで、ステージ見えません;

が、なんとか写真だけは撮りました。
(撮影、ブログ掲載OKでした♪)


トークはもう毒舌三昧(汗;
だが、江口先生が酔っぱらってないから本調子ではないそうで。
いつもは2人とも4時間ほど飲んでて、頭がシン、としてきた頃に
会ってしゃべってるらしい。

面白かった!
んだけど、メモを取らなかったからあんまし残ってないし;

以下、言葉はあっしの記憶で「まま」ではありません。

●大友克洋先生&ポスターネタ
・西原先生「せっかく吉祥寺の顔になれた、と思ったのに、私の吉祥寺の顔を返せ」
 「あの人はもう引退してるんだから」
・江口先生「ギャラがオレらより多いらしい」(金額も暴露されてましたー)。
 「でも、オレはそれだけの絵は描いた、と言ってた」
 西原先生「たしかに線がキレイ」と納得。
 でもって、西原先生自身は「100円のペンで30分ほどで描いたから
 超コストパフォーマンス高い!」そう。

・江口先生は2ヶ月あった締め切りオーバー。
 江口先生「僕は早いですよ。描き始めるまでが時間がかかるだけ」
 西原先生「本当はどれくらいで描いたの?」
 江口先生「3日間」
 西原先生「えー?この絵に3日間?」
 江口先生「何描くか決まったら飲んで・・・
 いやいや描いて・・・3時間くらいかな」だそう。

●楳図先生ネタ
 江口先生「吉祥寺だと“じゃぁ2時に楳図前で”、とか待ち合わせできちゃう(くらい、出現率高い)
 西原先生「とにかく立ち止まらずにどんどん歩く」

●浦沢先生ネタ
※・・・ちょっと書けないw
(自分メモ、バンド活動/20世紀少年)
吉祥寺に家を買う予定だったが、そこをカイジの福本伸行先生が
タッチの差で購入。大邸宅を建築中だそうです。下に続く↓

●福本伸行先生ネタ
 江口先生「すごい家を建ててる。マンションでも建つのかと思った」
 西原先生「今、吉祥寺にいる漫画家で一番儲かってる」
      なのに、今回全然声がかからなかった、って言ってた」
 江口先生「小学生に負けたんだね」
 西原先生は、昨日も一緒に飲んでたそうです。
 西原先生「彼のマンガはなんでザワザワしてるのかわからない」

●吉祥寺ネタ
・西原先生「いい加減なところが好き」「靴屋はもういらない」
 「画材店がないのが困る」
 江口先生「こんなに漫画家がいるのに。
 石を投げたら10人のうち4人は漫画家、残りは編集者なのに」
 「スクリーントーンの61番がない!」
 西原先生「ユザワヤが元のビルに帰ってくるらしい」
 江口先生「ユザワヤはレジの遅さをなんとかしてほしい」

・西原先生「アトレは魚屋とか便利。夕方になると投げ売りしてくれるし」
 「井の頭公園に行く道のソーセージ屋とか好き」
 メンチ、こざさ、他美味しいお店話。
 お二人とも普通に買い物とかしていても、気づかれないそうです。

・西原先生「で、いつもはどこで飲んでるんですか?」
 江口先生「闇太郎以外で?」
 西原先生「以外で。闇太郎に行くと必ずいますからね。
 昼間はいせやとか?」
 江口先生「そんなに毎日飲んでるわけじゃないよ」
 西原先生「いせやの先に断酒の施設があるんだけど、
 みんないせやでくじける。吾妻(ひでお)先生もうちのも転んだ。
 それを“いせや転び”という」
 

途中で、パネルにサインをしたり、絵を描く時間も♪
アトレのキャラは急なフリだったのかな?
でもサクサク描かれていました。

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9/21★草間彌生展&アトレ吉祥寺 グランドオープン

2010-09-22 | ドラマ・映画・演劇・アート

※4種類のチラシが可愛い☆

■草間彌生展─ワタシというナニモノかへの問い─
●武蔵野市立吉祥寺美術館 
●会期 2010年9月18日(土)~11月7日(日)
※入場料 入館料=100円



1929年生まれ、81歳。
今回は70歳くらいからの作品展。
まだまだ新しいチャレンジや、こだわりがあり、
それ以上に作品が若返っていってるような感があって
うなってしまいました。
かぼちゃのシリーズは秀逸です。

草間作品をはじめて見たのは、
有名な避妊具を部屋いっぱいに使ったインスタレーション。
正直、その増殖感には軽い嫌悪感を感じた記憶があります。
残念ながら、すごいフェミニストなのかも、という
稚拙な私の思い込みが反映されてしまって、
いまいち興味も共感もわかなかったのでした。

が、私が大人になったのか、
彼女も変容したのか、攻撃性が内向したのか、
作風が全体にPOPになってなんとも可愛く、キャッチーで
時代になんなく溶け込む作風になって、驚きです。

でもって、そういうPOPさや、モチーフ、
シルクスクリーンのテクニックには十分魅力を感じながらも、
私にとっては、今回もまた自分との接点がうまく見つけられず
距離感がありました。
これはきっときちんと飼いならされたような
整然とした上品な作品展示に寄るところが大きいかな、と。

以前のような部屋丸ごと作品のような
大掛かり&巨大オブジェ系作品をまた体感したいです。

■浜口陽三記念室─注がれた眼差し
7月8日(木)~11月7日(日)

■萩原英雄記念室─星をあおいで
表現された空の広がり
7月8日(木)~11月7日(日)


も見てきました。
期せずして、シルクスクリーン、メゾチント、木版画の
3種類の版画を堪能することができてラッキー。



■アトレ吉祥寺 グランドオープン

朝TVを見てたら、アトレ吉祥寺の話題が。
ここ1年ほどロンロンからのリニュアルが進められて、
春から2Fの雑貨店はオープンしてたのですが、
飲食関係の1Fとファッション&レストラン街の地下がやっとオープン。
(これで食材ゲットがやっと楽になるー♪)

どうせなら、ということで草間さんのついでに寄ることに。

大きなA2版2つ折りのフロアガイド、イラストが大友克洋氏。
中には西原理恵子先生と江口寿史先生のイラストも。
そのうえ、25日には2人のトークショーもあるらしい。


うーん、夏からずっとイベントづいてる感じがします。


イベントづいてるといえば、こちらは毎年恒例の
■吉祥寺アニメワンダーランド
10/2ー10/11

アニメーション映画祭があったり、
10日には神谷明氏含む声優イベントや、楳図バンド、
11日にはチャーリー・コーセイ氏も来るようで
またまたちょっと要チェックデス。

おやつ:

室町半熟かすてら


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田中一村 新たなる全貌★9/13 千葉市美術館

2010-09-15 | ドラマ・映画・演劇・アート

田中一村 新たなる全貌

会場風景公式動画

田中一村は、大胆な構図と色彩が印象的で、
前々からずっと気になっていた画家。

展示会の告知を見てから
「行きたい!でも千葉駅はちと遠いなぁー・・・;」
と葛藤していて・・・。

で、いったんはあきらめたのですが、
今日、仕事で日本橋に出て「もし15時までに終わったら・・・」と思っていたら無事、14:45に終了、これはきっと「お行きなさい」という絵画の神様の啓示♪
(と、都合よく神様が登場する、やおよろず志向なわたくし)

東京から45分、16時すぎに美術館に到着。
2時間あればなんとか、と思ってたのですが、受付で「作品点数が多いのでお急ぎください」というアドバイスが。@@;;

初期作品の第1部(8F)と、有名な奄美の作品を中心にした第2部(7F)のフロア構成で、第2部から見る方々も多い様子。

私は何分初対面なので、美術館の趣向を受け入れて
まずは白紙の状態で第1部から・・・。
が、これが一筋縄ではいかない作品群。

8歳で描いたという掛け軸の大胆さ、筆の生々しい勢いに
しょっぱなからぐわしと胸ぐらをつかまれ、引き寄せられる。
単に絵がうまい子ども、ではなく、
芸術の神に愛でられた才能が、子どもの筆に宿っている。

面白いのが奄美時代に通じる、色彩センスや表現手法が初期から垣間見られること。
言い換えれば、作風が不安定な感じもありつつ・・・。
それでいて、どの作風でもきちんと成立させる律義さ、真面目さ、こわいほどの絵への思いと技量。
器用なのではなく、作品に誠実で不器用な天才という印象。

ただ、その誠実な試行錯誤は、流派を形成する画壇には
受け入れられなかっただろうなぁ、と・・・。

その後、きっぱりと画壇と決別し、我が道を追及しつづけた軌跡には、ほとんど迷いが感じられず、描きたいものをしかと見極めきれる人間の強さも感じたり(描きたい作品を具現化するための葛藤はあったとしても・・・)。

5時をめどに第1部を見て、ココロを残しながらも
第2部へ。

一村に改号してからの作品たち。

絵への向き合い方は、ますます真摯に。
それでいて、ユーモラスなしかけや視点に
心がほどけます。
シンボルのようなトラツグミが、愛らしい。
この色を、この線を、この空間を描くために、
筆を進める画家のワクワク感が時間を超えて伝わってきました。

それでいて、絹におかれた絵の具の濃淡、色彩、タッチは
精緻を極めていて、見飽きません。

作品の瑞々しさにも息をのむばかりで、
ぽったりと絵の具をふくんだ筆の動きが心地よい。
絹絵、紙絵、それぞれに技巧もこらしながら
絵の前にたつと「これが描きたかったんだ!」がストレートに
ぽんとある・・・。

ほとばしるような絵を描く楽しさ、喜びがあふれていて、なかなか次の作品に進めませんでした。

奄美時代はさすがの圧巻。
「枇榔と浜木綿」「枇榔樹の森に浅葱斑蝶」「榕樹に虎みゝづく」 「枇榔樹の森」「不喰芋と蘇鐵」「アダンの海辺」・・・
美しい、というよりは、これが描きたい!!!という叫びが聞こえてくるようで、もはやマクロス状態(「オレの歌を聴け!」ってわかりませんよね;)
あ、でも主張しているのではなく、
描きたいから描く、の極地というべきなのかも。

緻密で綿密な下書き、スケッチを重ね
少しずつ完成を目指しながら、描きたいものにやはり
一切の迷いも妥協もなく・・・

特に未完の作品の「枇榔樹の森に赤翡翠」の完成にいたる
道筋はなぞ解きのように魅力的で、
時間がないというのに、つい何度も戻ってしまったーーー;

1つ1つの作品に添えられたていねいな説明、落款などから推定しつつ、連作を発見したりしつつ、全体を構成した、企画者の力量も感じつつ。

襖絵、貴重な天井画なども興味深かったです。

いやぁ、息がつまるような濃厚な作品群でしたー。
でもなにも考えずに、ただただ絵を呼吸することができました。

次に再会した時は、私ももう少し落ち着いて
楽しませていただきたく♪
また1つ、一生の宝物のような出会いがあったことに感謝☆







※公式サイト:建物を象徴するのは1-2階のさや堂ホールで、昭和2年に建てられた旧川崎銀行千葉支店の建物を保存・修復、さらに現代の文化活動に対応できるスペースとして改修されました。
この市内に残る数少ない戦前の建物を包み込むように建てられた美術館は、平成6年に竣工、翌年の開館時より新旧の建物が一体となってユニークな文化創造の場を提供しています。


おまけ:





Qiball
疲れて変える途中、目にはいって、ついつい見に行ってしまった(汗;
好きだなぁ、こういう建築物。
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ブリューゲル版画の世界★8/24 Bunkamuraザ・ミュージアム

2010-09-01 | ドラマ・映画・演劇・アート
はや1週間前になっちゃいましたが、
ベルギー王立図書館所蔵 ブリューゲル版画の世界行って参りました。



ブリューゲルはけっこう好きな画家なのですが、
「版画かぁ」とちょっと予定外にしていた展示会。

(フェルメール展でも、版画がいっぱい来てたのですが
何枚も見てると、マヒしてきて、
ゲシュタルト崩壊した体験がーーー;;)

が、アートコミュやマイフレさんで行かれた方の評価が
ことごとく高い。

ん?もしやダークホースかも?
そういえば、以前同美術館で見た、
エッシャー展も企画のレベル高かったっけなー・・・。

というわけで、
やはり観賞を予定されていたマイフレさんと一緒に
行って参りました、真夏のブリューゲル♪
(なんでも真夏、とつけたいお年頃;;)

いや、みなさん(って誰だ?)
この企画展は見ておいて損はないですよー☆

ブリューゲルの世界がぎゅっと圧縮され、
それが版画という色のない世界だけに
かえってムダなくくっきりと浮かび上がってくる感じでした。

で、今回はじめて知ったのですが、
ブリューゲルって「~づくし」さんだったのです!
モンスターづくし、建築機材づくし(?)、帆船づくし・・・
画面をみっしり埋め尽くしたい系ですね。
(空間恐怖症な感じは、水木しげるや楳図先生を彷彿と
させます。)
・・・簡単にいえば、元祖ヲタ?

で、キリスト教をモチーフとしながらも
「絶対モンスターや拷問が描きたかっただけだよね!」な表現・・・
好きです(笑

でもって、ボッシュの影響をうけた作品のなかの登場人物が、
グロかわいい!!
会場でキャラ化されたり、アニメ化されたりしてたけど、
いいアイデアだと思いましたー☆

2人でキャラや構図や、細かい点を
つっこみながら見てたので、余計に楽しかったー。
この展示会は、わいわい(あ、美術館でわいわいはご法度なんで
ワイワイくらいで;)と見るほうが印象に残るかも、です。

後半、ちょっと疲れてきて、寓意ものなどはささっと
見てしまったけど、ま、図録も買ったことだし
じっくり見るとしましょう
(ダンナに処分されないようにせねばー;;)

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