DREAM/ING 111

私の中の「ま、いいか」なブラック&ホワイトホール

ヤン・シュヴァンクマイエル三昧

2011-09-20 | ドラマ・映画・演劇・アート


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趣味人内にて、アート系イベントのお知らせ掲示板(というのかなぁ?)
を作りました。

“え”をみるかい

興味のある方はブックマーク、お願いいたします。

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今回はあらかじめお声かけしていたメンバーで
下記イベントを実施いたしました♪
ブログ仲間でもある、ちゃとと様もご参加くださいました☆
ありがとう!!

いや、やっぱディープでしたぁ。

まずは、イメージフォーラムで最新作を鑑賞。
「サヴァイヴィング ライフ -夢は第二の人生-」/


「今回は予算が少なくて~」としょっぱな監督本人のエクスキューズが入るのですが、たしかにいつもよりコラージュ比率が高い割りにコラージュ要素(?)が少なく、ざっくりしていましたが、それはそれで大胆というか、面白かったです♪

・・・といいつつ、しっかり寝てしまったので(あはは、想定内;;)、あんましまともなコメントできません;;

いやぁ、あの独特のある種のシズル音というのでしょうか、
その昔、祖母に本のページをめくってもらって
それをお昼ねのBGMにしてたらしいのですが、
コトッとかカチッとか、サラッとかシュルッとか
モノモノの持つ特有の「音」が気持ちよいのですよねぇ。(120%弁解ですが;

鎌倉パスタにて、遅めのランチをしっかり食べ、おしゃべりもしっかりし、
早くも暮れてきた表参道を通ってラフォーレに移動。

ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展 ~映画とその周辺~


これでもかと詰め込まれた作品展、文句なしに面白い&楽しかったです♪
発想力もすごいんだけど、くどいほど繰り返されるモチーフがずんずんずんとお腹にたまってくる。どこか突き放されてる感もあるんだけど、生理的な入り込み方。

ここでは自由行動でしたが、それぞれ好きな作品を
堪能できたことと思います♪

私は2007年のアリスメインの時にも行ったのですが、
作品のかぶりが予想していたより少なく、
ヤン&エヴァの作品世界の広大さにびっくりでありました。

ヤンの作品世界は、やはり体験していただくのが一番なので
多くは語らず(てか、語れず;;)

個人的には、最初の博物館風展示物コーナーと、
「サヴァイヴィング ライフ」の絵コンテ、
最新作の原点返りな作品、「怪談」が特によかったっす♪

あとヤンのポートレート・・・。



現代アートは同好の士が少なく、1人で行くことの方が多いのですが
こうして数奇者(♪)仲間とわいわい見るのもまた愉し。
おしゃべりは第三の人生にて、今後ともヨロシクお願いいたしまする☆

参考:
監督インタビュー
私の映画の中で大事なのは雑音。とても念入りに雑音を使うことがよくあって、どこかのアーカイブでもらってくるのではなく、いつも作っています。雑音係がいて、撮影中に映像と一緒に音を録る。ふつうはドアを閉める音や発砲音、歩く音などの音響、それに加えて劇伴がありますが、私の映画の音楽はとても少ないほうだと思います。リシュカが亡くなって以来、既存の音楽しか使いません。前作『ルナシー』もそうですが、突然逆回しにしてみたり、既存の音楽をコラージュして自由自在に扱っています。

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東京国立近代美術館★「近代日本の美術」「イケムラレイコ展」

2011-09-19 | ドラマ・映画・演劇・アート


マイフレさん日記に誘発されて、仕事の帰りに竹橋まで足を伸ばして、東京国立近代美術館に行って参りました。

お目当ては

所蔵作品展「近代日本の美術」

小茂田青樹『虫魚画巻』。


マイフレさん日記にはってあった、2枚の画像に一目ぼれ。
すごくなまめかしく感じたのですが、
実物は精緻に長けた写実系で、どちらかというと完成された世界。
・・・とも言いきれないなぁ。ものすごい遊び心のあふれる世界
を極めるための、緻密な描写力。

ちょうどBSプレミアムで伊藤若冲の技法分析を見たばかりだったので
色の重ね方とか、食い入るように見てしまいました。(独り占め状態だったし♪)


自分にしか見えないものを写し取って「形」にする技量。
並べて見ることでまた印象も異なる。
堪能~☆

でもって、常設展、半端ない名作揃い。
これはこれからも詣でなければです。
館内で彫刻ツアーがあったので参加して、時代ごとに代表作を観賞。
福岡からこられた方や、常設展は毎回来られてる強者など
おしゃべりも楽しかったです。

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で、ついでというのも変なんですが、同時開催していたイケムラレイコさんの作品展も観賞。
・・・想定外に素晴らしかった!

イケムラレイコ うつりゆくもの


サイトの作品を見た時には、なんか少々まとまり感にかけるスイートな印象だったのですが
いや、もうマ逆というか、ものすごい統一された世界!
大好きなレオノール・フィニにも通じる少女=女性=人間の内面世界。
(あのサイトの作品紹介、かなりソンしてるとおもうなぁ・・・でも展示会をみたあとで見ると、納得もしたり・・・「黒に浮かぶ」釘付け作品だったし・・・)

展示の仕方も秀逸で、ちょっとしたワンダーランド。
「横たわる人物像」のコーナーはずっといたかった。


会場音楽は蓮沼執太氏。ずっと流れてるのではなく、あるタイミングで聞こえてくる、「環境」BGM。
こちらで聞けます。
イケムラレイコ Side B
(画面右上のSOUNDをONに)

『虫魚画巻』でも思ったけど、やっぱり絵も気になったら本物を見なくちゃ、ですね。生ものはエネルギーが違うのだなぁ。
イケムラレイコさん、私的にかなり好きな作家です。

追記:
同じチケットで、「レオ・ルビンファイン傷ついた街」も見れました。
オトクかも。ですが、『虫魚画巻』、イケムラレイコさんの世界に浸った後に見るには、個人的には少々無理があって、さらりと流させていただきました(流せる作品ではないのだけど;)。

今ごろ気づいたケド、池田学さんや山口晃さん、ネオ若冲と呼ばれてるんですネ。
よーするに私は妄執系(?)が好きなんだな。
仮想世界を細密に描写 「ネオ若冲」

参考:
弐代目・青い日記帳「イケムラレイコ うつりゆくもの」

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面白かった!

2011-09-14 | ドラマ・映画・演劇・アート

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近代美術館

2011-09-14 | ドラマ・映画・演劇・アート

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2011-09-04 | 脱原発

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