DREAM/ING 111

私の中の「ま、いいか」なブラック&ホワイトホール

イタリアン・プログ・ロック・フェス その3

2011-11-30 | 音楽
イタリアン・プログレッシヴ・ロック・フェスティヴァル 秋の陣2011―夢のまた夢

3日間のチッタ詣も最終日。

6日は趣味人コミュのオフに参加しました。
いつものお顔、新しいお顔、出会えて楽しかったです♪
チッタがもともとイタリアンなテーマ・パークなので
イタプロのオフにはぴったりですね。

さて、いよいよ今日が最終ライブ。
オフにいる間は意識しなかったけど、お店を出た途端なんだか胸がいっぱいに・・・
(オフ最中も時々きゅっ・・・と。わたくし、家系的に心臓に難ありなので、マジ、ハートにくるわけですねぇ)

11月6日(日)
1部:OSANNA(with オーケストラ)
2部:PFM(with オーケストラ)


●OSANNA
A席、センターブロック右端

思えば、昨年の4月に行ったOSANNAが
私のイタプロライブ&チッタ初体験
やっぱり聞き込むことでしか得られないものって
あるんですねえ。

閑話休題。

今回のフェス、最初のアナウンスがあった時、
一番行きたいと思ったのが、このOSANNAのプログラム。
名作「ミラノカリブロ9」をオーケストラつきで完全再現する、なんて「え~~~@@☆」・・・これは絶対行かねば、と。

期待であっぷあっぷしながらとうとうやってきたこの日。

イメージでは最初に「ミラノカリブロ9」をやって、アンコール扱いで代表曲をやるのかな、と思ってたのですが、一部二部構成に近く、最初が名曲オンパレード(「プログ・ファミリー」)。いやぁ、やっぱり血が騒ぐってか、フェスタ感が空間に満ち満ちる。「みんな立って踊ろうよ!!」と思ってしまうが、ここはイタプロ空間、席で一人静かに(心の中で)踊っておりました。

そうそう、オザンナの若手ギタリスト、ハンパない!!!
今回、全バンドを通して、オリジナルメンバーのみなさまのテクの凄さを改めて思い知ることが多かったのですが、オザンナの彼は、強烈に印象に残りました。淡々と弾きこなすのが末恐ろしい。Pasquale Capoblanco君、再会が楽しみでーす。

で、いよいよ「ミラノカリブロ9」withオケ。
はい、もうもう、イメージ通りの音・・・
なぁんてものは存在しないのだな、イタプロライブ空間。

目の前のオケの演奏者の動き、メンバーの演奏、
異質な空気が交じり合って、生々しい。
オーケストラなのに優美とはほど遠い、イタリアの土着感が立ち上がってくる旋律。
オケのみなさまもけっこうノリよくて。
そこに映画の古い映像がかぶって、空間がゆがむゆがむ♪

うーん、素敵!!!

で、聴き進むうちに、けっこういきなりな感じでCanzona (There Will Be Time)。
あああーーー素直に美しい・・・と思うまもなく
涙が・・・・
えええええーーーー@@;;;
私泣いてるしー

この1曲にたどり着くまでのたいへんさが
一気に胸にきて、終わったあとはただ脱力。

&無茶なチケット入手をしましたが、ほぼ目の前でリノの勇姿と、Pasquale君の演奏を見れたし、あまりある体験でした。


●PFM
J列右端

4日に頭をひっぱたかれた感のあったPFM。
PFM in Classic?なんとなくイメージできるような・・・。
なぁんてものはやはり存在しないのです、PFM空間。

オザンナが競演だとすると
PFMは遺伝子組み換えのよう。
特にクラシックの名曲のロック編曲のほうに特色が・・・。

私がドラムス贔屓だからかも、というのはたしかにありますが
ドラムとベースが、オケに入り込んで(血管逆流イメージ)
新しい鼓動を与えてるような・・・・
そこにギター、キーボードがまとわりついて血肉融合していくというか。

残念ながら現段階では、オケがちょっとそれに応え切れてない気がしましたが
でも、彼らがめざしてる方向性はしっかと感じた、と思います。

でもって、PFM。
ほんとうにプログレッシヴなバンドだと思います。
彼らのファンでよかったね<ジブン。

んんーーーやっぱ文字にするとズレていく・・・
文才ないなぁ;;;

ま、自分用の記憶メモってことで。

==================

・・というわけで、3日間の夢の祭典は
終わりました。

なぁんてわけにはいかないのだな、イタプロ体験。

えとね、7日は当日券狙いで4時頃までそわそわ。
開演時間にはどきどき。

今日(って昨日ですが)は1日
うろうろ
で、やっぱ開演時間~ライブ時間にはどきどき・・・

私の心臓は、チッタタイムにリセットされてしまったようです;
単純きわまりない。

そして、野音のときほどのエネルギーはないが、
やっぱり元気みたいです;;

しあわせな覚めない夢を、ありがとう!!


追記:
3週間たって今なお、イタリアンプログレ熱はさめず。
来春の声も聞こえ始めました。

夢のまた夢、まだまだ続きます。

夢のかけら、キラキラ♪




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イタリアン・プログ・ロック・フェス その2

2011-11-29 | 音楽
イタリアン・プログレッシヴ・ロック・フェスティヴァル 秋の陣2011―夢のまた夢

まさに夢そのものの初日が終り、ふわふわしたまま5日のライブへ。

この日は、趣味人のオフ会で、5日のライブに参加される方と、ライブ前にお茶会をしました。はじめての方も、いつもの方も、おしゃべりが広がって楽しかったです!ライブ前の高揚する気持ちを分かち合えるのって、いいですね!

5日のライブは、これはもうこってりと濃厚な、熟しきったゴルゴンゾーラのような内容でありましたぁー。ある意味、これぞダークサイド・オブ・イタプロという雰囲気だったかもー。

11月5日(土)

IL BALLETTO DI BRONZO
ARTI & MESTIERI
GOBLIN


●A席、センターブロック左側

いやもう席からしてありえない良席!!
この日はソールドアウトで、ヤフオクでも高額取引されていたので、レアメタルチケットとなりました♪
・・・そして、この日の最前列はとっても美味しい席となったのでありました。

●IL BALLETTO DI BRONZO
しょっぱな、面妖なお面をかぶった人物wがしずしずと登場。はい、我らがジャンニさんです☆オザンナ公演の時よりすっきりした気がしましたが、ナルシストっぷりは、ゲスト出演時の比ではありません。

ライブというより、ほとんど神がかった1人芝居に近い。
イタリアの神事でこういうのあったような・・・
ステージが神殿に見えましたw

でも面白かった!
私はこういう胡散臭く胡乱なライブ大好き!!!

でもって、ついつい派手なパフォーマンスに目を奪われがちですが、キーボードは半端ないテクを思い知らされました。ちょっと狂気。最初に演奏時間短いのを不満げにアナウンスしてましたが、うーん、確かにもうちょっと聴きたかったかも。

☆最前列特典1:ジャンニが降りてきて、手にスタンプを~~~、あとビラばらまきもあったので、ゲットできました。


●ARTI & MESTIERI

私的には5日の目玉です。なんたってへヴィロテアルバムの『tilt』の再演!
&4日は腕と音だけだった(涙)Furio Chirico氏の勇姿!

・・・のハズだったのですが、幕があがったら
ボーカルのIano氏にすっかり釘付けに(笑)
うはー、なんてジョニデ風ナルシストないでたち・・・(ナルシスト風味・本日2人目;)

いやぁーーーーーー、無知というのは恐ろしい。
アルティのボーカルが、こゆ方向(どゆ?)の方とは全く知らず、
その独特の摩訶不思議な「世界」しょったパフォーマンスに圧倒されました。
今回復帰のオリジナルメンバー・Gigi氏が、ものすっごくナチュラルなのに対し
天使と悪魔のような構図が・・・

で、そこにキーボードのBeppe氏のキューピー系のきゅーとな笑顔が~~~~

って、そういうビジュアル要素ばっか、気になってどうも演奏に集中できないーーー(修業が足りませんな;)
でも目をつぶれば(オイ)のびやかなボーカルに、ギュルンギュルン食い込んでくるギター、安定したキーボード、Gがかかるドラムスと、すっごい密度高い音世界。文句なしに気持ち良かったです。

で、Ianoに慣れた(笑)あとは、しっかりFurio氏の華麗なプレイにはまっておりました。
(ドラムスの音的には4日のほうが目立ってたような?でもまとまり感は5日のほうがよかったかも。ってバンドが違うから比較できませんね;;)

☆最前列特典2:IANOがステージ間際まで乗り出すので、目の前にーーー(って特典なのかどうかは微妙・爆)


●GOBLIN

私にとっては、4日に引き続きのゴブリン。セットリストは同じだと思うのですが未確認。
ただ、昨日とは見え方がぜんぜん違って、やっぱり席の影響って大きいなと実感。特に映像がある場合は、前の席の端っこよりは、後ろの席の真ん中のほうがいいですね。

まとまり感は変らずよくって、縦ノリ要素もがんがん来ました~。
で、ゴブリンファンが多かったのかな?4日より若者率&女性率が高い!
メタル聴いてます、みたいな男子もいました。

☆最前列特典3:アンコール前にメンバー全員と大握手会。ハイタッチ。会場に降りてきて後ろまで行ったMassimoがいなくなって、メンバーが探す始末にーw

いや、なんかすっごい盛りだくさんで、最前列の恩恵にどっぷりまみれて、お腹いっぱいになりましたー。

雑感その2:
イタプロのライブって、んとにみんなあまり動かない(気がする);
クラッピングを求められても、けっこうすぐに収束しちゃうし。てか求められないとまず自主的には起こらない・・・それってやはり演奏を乱さないため、とかの暗黙のルールなのかな?

最初は我慢してましたが、すっごい音のダイナミズムに、勝手に身体が同調してリズムを刻んでしまうので、回り気にせず(汗)リズムにのっちゃいました。
それにしても、なんで動かずにいれるの?(HOW TOな意味で)なんかスゴイです、イタプロファン;;私たちの回りが大人しいだけで、後ろは踊り狂ってたのかな?

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イタリアン・プログ・ロック・フェス その1

2011-11-19 | 音楽
2週間たって、ちょっと放心中・・・。

趣味人ではリアルタイム日記で、参加者のみなさまと盛り上がりましたが、
せっかくなので、こちらにも。

イタリアン・プログレッシヴ・ロック・フェスティヴァル

秋の陣2011―夢のまた夢

11月4日~7日の4日間、イタリアンプログレの重鎮が大挙して来日。
チケットが高額なので、プログレ、特にイタプロファンはどなたも苦心・苦慮されたと思います。
日程も平日が金・月とあって、仕事をしてる方は時間調整もたいへん。
(はじまってみてわかったのですが、終電関係もたいへん;)

そんないくつものたいへんを乗り越え、
参加したフェスは、たいへんさなんて、
ぜーんぶぶっとばすほどの素晴らしい内容でした。

私は予算、仕事日程、と、あれこれ悩んだ揚げ句、4日、5日、6日に参加することに。私をイタプロに引き込んだ、PFMが4日と、6日・7日オケつきの2種類のライブをやることになったからです。
8月の野音ではじめてライブを聞いたPFMに、とてつもなく感激したのが昨日のことのよう。こんなに早く再会できるなんて。

そんなこんなで、8月から3ヶ月を経て、行って参りました、夢のまた夢の3日間。

技術的なこと、演奏内容、細かいことは相変わらず書けません。
&チッタ通い3連チャンで、さすがに体力も限界で、いつにもまして記憶があいまいです。が、今残ってるものを文字に残しておこうと思います。主観のつたない内容ですが、よかったらおつきあいください。

11月4日(金)

THE TRIP
GOBLIN
PFM


●C席、右端

●THE TRIP
『PROG EXHIBITION』のDVDで見たことはあるものの、まともに聴いたことのないグループ。DVDで見た限り、ちょっと私にはへヴィかも;でも大好きな『tilt』のARTI & MESTIERIにいた、超絶ドラマーのフリオ・キリコがいるので、それを楽しみに観賞。・・・あのぉ、私の席からはフリオの腕しか見えないんですケド;;

演奏が若々しくて(実際若いメンバーが入って頑張ってるからでしょうが)、イタプロというより、70年代ハード・ロックっぽいというのでしょうか?やっぱり全部聴くとちょっと重かった;でもドラムスの凄さ、本当に圧倒されましたぁ。

●GOBLIN
GOBLINも不勉強で、サスペリア、ゾンビくらいしかまともに聴いたことがなく、慌てて『マークの幻想の旅』をゲット。ん?けっこう好きかも、と思いながら迎えたライブ。しっかりサスペリア、ゾンビ、フェノミナな世界にどっぷりはまりこみましたぁー。

思ったのは、すごくバランスがよくってまとまり感あるなぁ、ということ。オリジナルのクレジットメンバーはクラウディオ・シモネッティとマッシモ・モランテだけだけど、他のメンバーもまったく違和感なく(3人ともボールドなのはちょっと奇異ですが;)。特にベース、超カッコ良かったっす!☆
でもって、カメラ片手に、演奏してる自分や観客をとってばかりなシモネッティ氏、お茶目☆

●PFM
映像とのコラボを狙ったというライブ。一言で言って「いつまでも過去にしがみつくな!」&「年齢をいいわけにするな!」というメッセージを感じる、非常に斬新でアグレッシヴなステージでした。

斬新、といっても決して新しいことをしてるわけではないんだけど、使用してる映像のセンスが半端なくよくって、「やられた!」と思った。ルネッサンスof PFM by PFM。

現代アートの映像ものと比較して、トータルな作品として見た時、絶妙のゆるみというか「隙」があって、それが絵本のように音楽へのゲートになっている。

特に、手書きアニメのものと、ダ・ヴィンチをテーマにしたもの、好きだなぁ。演奏とのシンクロも本当に素晴らしかった・・・。

La Terra Dell'acqua(手描きアニメ)

Il sogno di Leonardo(ダ・ビンチ)

ステージで見るのとは印象ちがうけど、映像作品としてはこっちのほうがよりわかりやすいかも?これを生で聴くのです・・・アグレッシブで、どこか懐かしいでしょ?Il sogno di Leonardoは大好きなグレゴリー・コルベールみたい(私の趣味って、んとにわかりやすいかも;;)

でもって、ライブ映像も~~~!!さすがYou Tube!
Cyber alpha(Prog Exhibition)
これはやっぱり遠景で観たかったなぁ。席、近過ぎました;;

演奏は、最初の数曲は、なんかキーボードが元気ない(?)感じで、バランス悪く聞こえて「?」っと思ったのですが(同行者は気づかず)、そのあとは世界に引き込まれてあっという間に1日目は終わりました。この試み、これからもっと洗練されてくと思うので、完成した時にまたきてやってほしい!!

今回同行者は、興味を持ってくださった仕事先の30代男性。四天王は知ってたけど、プログレライブ初体験(音楽はすごく聴いてるそうですが)。でも3つとも楽しんで、特にPFMにはかなり感動してくれましたー。(゜▽^*)v

終演後、マイフレさんから、とんでもないサプライズド・プレゼントが~~~。バックステージに連れていっていただいたのです☆夢にしても凄過ぎですぅー。T様、言葉で感謝しきれるものではありませんが、3日ともども、一生の宝物をありがとうございました! <(_ _)>

※5日に続きます。

雑感その1:
イタリア人(ミュージシャン?)って、んとにチャーミング!
年齢を重ねて、磨きがかかっていくというか、「老い」とは無縁な感じ。活き活きとしていて、楽しむことに熱心。
チャレンジ精神やしゃれっ気・ちゃめっ気、日本人に足りないものかも。
Mussida夫人みたいな女性、理想です☆

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イタプロフェス 11/5

2011-11-08 | 脱原発

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或る夜の出来事at庭園美術館

2011-11-02 | 写真・スケッチ・らくがき


庭園美術館がしばらくメンテナンスで閉館になるため
28~30日の3日間だけ夜間も建物公開。

大好きな美術館なので、これはなんとしても行かねば!
ということで、徹夜も含めて時間をやりくりー





撮影もOK。ラリックのガラスの扉。







ラリックのシャンデリア。













人がいない写真を撮りたかった



けど、撮ってみたら人がいるほうがよかった。



ほっとする、「おうち」の気配。













美しい、覚めない夢。





夜、ひさびさの賑わいに誇らしく、凛とした空間。



なんだか嬉しそうに見える。部屋。





そして また静けさの中に。













眠る。庭園美術館の夜。

おやすみなさい。


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