DREAM/ING 111

私の中の「ま、いいか」なブラック&ホワイトホール

管理フェチについて考える

2007-11-05 | NEWS/TREND
「公私混同」原論 「屁尾下郎」氏のツッコミが世の中を詰まらせる (日経ビジネスオンライン) - goo ニュース
糸井 見回ったり、管理したり、何が正しくて何が間違っているのかって仕事は、役人と天下りの元お役人たちとで回していたわけですよ。現役の官僚としてルールを決めたり摘発する側にいた人が、今度は民間に場所を変えて、それが順法かどうかを調べる人になる。こうした仕事のやりとりが、減るどころか、もはやあらゆる業界に存在している。
この仕事のやりとりの何がすごいって、そこから何も生まれてないのがすごいんですよ。
まず、「ルール」っていう、わけの分からない魔物がいて、その魔物のスケッチを描けると仕事になる。「魔物と遊ぼう」でもなければ、「魔物から逃げよう」でもなければ、「魔物をとっつかまえよう」でもなければ、「新しい魔物をつくろう」でもない。

「公私混同」原論 ご機嫌な人を見ると、不機嫌になる社会 (日経ビジネスオンライン) - goo ニュース
他人の「ルール違反」を指摘することに「正義」と「喜び」を感じ、実は自分がとるべきリスク(と楽しみ)から逃げているだけ。見渡せば、テレビの報道も社会も経済の世界も、「ものをつくったり」「消費したり」「楽しんだり」するよりも、なんだかみんながひたすら「管理しあう」ことで疲弊している……。

糸井 世の中を管理する仕組みがなぜかどんどん複雑になってます。すると今度は、管理の仕組み自体を理解するのが、素人では難しくなってくる。
そこで、僕はこの複雑になった管理の仕組みを理解したぞ、ということをを示す資格なんかが登場する。すると、この資格は持っていたほうがいいぞ、と試験を受けて管理の資格を手に入れようとするひとたちがたくさん出てくる……。こういう話を、最近、よく聞きますよね。でも、どうみても世の中のありようとして健康な姿じゃない、と思うんですよ。


うーん、さすがにいいところを突いてくるなぁ、と。
私にとって、仕事的にもプライベート(ネット含む)すごくタイムリーな話題です。

仕事:
非社員の労働環境・意識他、調査中ですが、
なんというか、イマドキな非社員の適度なワーク志向の理由に
適度な管理への要望があるように思います。
管理され慣れてるという印象。
それはとりもなおさず適度な義務と責任でもあるのですが。

プライベート(半分仕事):
ネットでのルール問答がネタとして多いのは周知の事実かと
思いますが(特にはてな族)、管理しあってる、という視点は的を得てる気がします。
ブログは特に基本的には公開されている。
言い換えれば管理したい・一種の管理フェチな人たちにはよき狩り場ともいえる。

問題は人はなぜ人を管理(コントロール)したがるのか(されたがるのか)、
ということ。
何度も何度も書いている「共依存」しかり。
人を自分の影響下に置きたがる輩は思いの外多い。

何かが足りないから他者から奪う(本人的には補う)のだとすれば
そういう行為を好む層は、大幅になにか欠如してるのかな、と。

「管理ワークはなにも生みださない」というすごいヒントをもらったので、
このテーマ、個人的に追いかけたいと思います。
(※またまた精神的余裕がないので、時間をおきつつ)

メモ
●管理されたがる人たち=管理を自分への関心だと思うのか?
●管理されないと不安な人たち=自立できない、依存症?
●管理を特権だと思っている人たち
 ※命令と服従
●ウォッチ(観察)という行為には管理視点が入ってる?
 もしくは管理行為を促進する要素がある?
●上からの管理、下からの管理(糸井氏風腰の低い管理)
コメント (2)
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