DREAM/ING 111

私の中の「ま、いいか」なブラック&ホワイトホール

オルセー美術館展★11/21 世田谷美術館

2009-11-22 | ドラマ・映画・演劇・アート
「アールヌーヴォって何?」
とゆー、オバカ息子をたたき直すべく、ひっぱって行って参りました。ちなみに彼にアールデコのことを聞くと「超人あーるの妹」と即答が;;

オルセー美術館展 パリのアール・ヌーヴォー
アール・ヌーヴォーが花開いた1900年に、パリ万国博覧会の開催に合わせて完成したオルセー駅。この駅舎を改築し、19世紀美術の殿堂として今日公開されているのがオルセー美術館です。本展は、同館の誇るアール・ヌーヴォー・コレクションから、エミール・ガレ、ルネ・ラリック、エクトル・ギマールなど巨匠たちの名品を中心に、選りすぐりの約150点をまとめて紹介する、国内初の展覧会となります。本展では、お客様をお迎えするサロンに始まり、ダイニング・ルーム、書斎、貴婦人の部屋とつづく各コーナーに、当時ヨーロッパの最高水準に達していたというパリの工芸技術によって制作された、豪奢な工芸、家具、装飾品などが展示されます。お客様には、あたかもパリの豪華な邸宅に招かれたかのような体験をしていただくとともに、印象派絵画だけにとどまらない、オルセー・コレクションの奥深さとその新たな魅力をご堪能いただけることでしょう。

ドーム、ガレ、ラリック、ギマール、ミュシャ、代表的な作品が一気に見れるのはお勉強にはいいチャンス。最初に代表的な建築物やインテリアの映像紹介があり、これも初心者にはありがたい。植物・昆虫などのモチーフの特徴を簡単に説明して、展示ルームへ。サロン、ダイニング、書斎と部屋別にしつらえられた趣向がなかなか楽しい。

「こういう妖精モチーフは日本のマンガやアニメにも影響を与えたんだよー」「ファイナル・ファンタジーの天野喜孝さんは金の使い方とか背景の装飾的処理にアール・ヌーヴォーテイストあるよね」などと、サブカルな邪道説明(?)を入れつつ。
え?これもアール・ヌーヴォーなの?という作品もありましたが、「中国や日本の影響もあるね」「ホントにトンボが多いね!」と息子もなんとか基本は押さえた様子。
相棒が息子では優雅さ・優美さには欠けますが、ラリックのすごく緻密な細工を見たり、ドームの代表的なランプ作品を見たり、ニンフをモチーフにしたインク壺等、これぞアール・ヌーヴォーな作品は、やはり見ていて目に美味しい内容でした。

土曜日でお天気のせいか、主婦グループが想像以上に多く作品によっては列ができていました。でもって、館内がかなり暑い;;それが少々残念ではありました。
世田谷美術館は初体験でしたが、世田谷市民の作品展示の場(小中学校の子供たちの作品展等)という施設内容からうける印象より充実していて、ご近所にあれば便利だろうな、という美術館でした。

観賞後、息子にいくつか質問をしたのですが、少しはわかったようなそうでないような;「気に入った作家は?」と聞いたら、ボードに名前があって「でも、その作家の作品って来てなかったじゃん」みたいなのを平気で出すし、あと数回行かないとダメかも;;;で、写真を撮ったのですが、顔に影がかかってうす暗い感じなのを「ドニってる」と表することに。・・・これでドニくらいは覚えるかしら?(ドニさん、ごめんなさい;;・・・いやーナビ派はもともとちょっと苦手なあっしデス;)


その後、学校&バイトに向かう息子とわかれて、私の大学時代の友人とお茶の約束をしていた千歳烏山へ。友人お薦めのカフェ&ケーキショップを2店舗制覇;体重がぁーーーーー;;;
でもおしゃべりもお茶もケーキも極めて美味しかったので、ま、いいか。
友人とは映画、美術、音楽の趣味で、もう打てば響く会話にて、息子とのストレスフルな会話の分を取り戻したのでした。

LA VIEILLE FRANCE

私:マロンクリームを包み込んだクレープ生地のケーキ

友人:木苺とチョコレートの苦味が絶妙なケーキ

おしゃれな店内はお客様がひっきりなし。男性客も多いのが特徴的かも。


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銀河鉄道の夜★11/18 池袋サンシャインシティ・プラネタリウム

2009-11-19 | ドラマ・映画・演劇・アート
ラッコ庵様がご覧になったのが、とても面白そうだったので、
謹慎開けの外出第1弾として行って参りました。

コニカミノルタ プラネタリウム“満天”
KAGAYA/銀河鉄道の夜

池袋サンシャインシティは、10年以上前にお芝居を見にきて以来なので、ものすっごくひさしぶりです。池袋自体本当に巨大な街で、方向音痴な私はいつも迷子になってるような気が・・・。で、シティに到着してからも、広すぎてどこに行けばいいのかがよくわからないー;;;・・・や、大人なのでちゃんと行けましたが;(そういえば、お芝居の時まさか館内がこんなに広いと思ってなくって、余裕を持っていったつもりが、席に座ったのは上演直前で走って汗だくだったのを思い出しました。)

レディースデーで、シティ内ではいろいろな女性対象のサービスが。“満天”も チケット料金大人900円が750円でした、ラッキー♪
そのせいもあったのでしょうが、上映時間40分の宮澤賢治ワールドへのミニトリップは人気のプログラムらしく、若者のカップルがすごく多かったです。さすが人気のデートスポット♪今週いっぱいで終了、というのもあったのかな?

銀河鉄道は大好きな作品で、原作・アニメ映画版他いろいろな表現で見てきましたが、本作はより星座寄りの視点から物語を読み解いた感じ。作者のKAGAYA氏の、空間を360度自在に活かすスケールの大きい表現が素晴らしく、独特の透明感のある色彩が描く銀河という車窓がすごく印象的でした。
2つの十字架の間を旅する旅・・・ジョバンニとカムパネルラの友情を思うと、胸がいっぱいになり、自然と涙があふれました。

予告編。
この映像が360度頭上に広がる空間いっぱいに展開されます。

おまけ:
大好きなアニメ映画版
細野晴臣さんの音楽がとてもよかった。
化石化したβ版のビデオ&サントラレコードも持っております。

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押井守★アサルトガールズ 12月19日公開

2009-11-16 | ドラマ・映画・演劇・アート
『スカイ・クロラ』以降、ちょっとご無沙汰しておりましたが、
こんな実写作品を完成しておられましたかー。

押井守監督作品 映画『アサルトガールズ』公式サイト

黒木メイサ、菊地 凛子、佐伯日菜子・・・って、
うはー、監督好みの美女三昧ですぅ。
それにしてもすごい面々です。
監督、人生を楽しんでおられますねぇ。

世界観的にはほぼ『アヴァロン』のような印象ですが・・・
でもってさっそくハリウッドからオファーが来てるっぽいですが、
もうこの際、攻殻実写版も押井監督でいいんでわ?

アサルトガールズ 予告編 ASSAULT GIRLS Theatrical traile


記者会見
 ※埋め込み無効なので非リンクで。
http://www.youtube.com/watch?gl=JP&hl=ja&v=cNEakdmLZAs&feature=fvsr

押井監督「珍しく“明るい”映画」 「アサルトガールズ」記者会見
あら、『アヴァロン』とは違って、明るい映画のようですねー。
うーん、あんまりドタバタだと微妙だけど、
とりあえず劇場には伺いましょう。
コメント (2)
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48時間

2009-11-11 | 日記/備忘録/独り言/その他
息子が新型インフルエンザ確定しちゃいました;;

仕事先や知人、ご近所でも、お子様を中心に「発症した」という話が増えてきていて、息子の大学でもここ1-2ヶ月休講が増えているようで、包囲網が狭まってきたなー、と思ってたのですが、ついに;;

昨日21時頃帰宅し、「食欲ない」と、彼的にものすごく珍しい発言が出て、どうしたの?と聞くと「風邪かな、しんどい」と。昨日は私の帰宅が20時で、あまり時間がなかったので、手軽なうどんすきを作ったのですが、いつもは軽く2玉食べる息子が、半玉がやっと。熱をはかったらその時点で37度2分。

今朝一番でかかりつけの病院(赤ちゃん時代からお世話になってます)に電話をしたら、午後にもう一度連絡するようにいわれ、その後18時に行くことになってたのですが、昼過ぎに38度を超えたので、連絡して診察を早めていただきました。
で、私は自宅で連絡を待っていたのですが、着いたかなー?くらいのタイミングで、すぐに先生から「A型です」の連絡が。診察は鼻に綿棒をいれて、すぐに結果がわかったらしいです。「10代なのでタミフルではなくリレンザで」、と言う相談があり、了解。

タミフルは未経験、リレンザももちろん初体験ですが、専用の器具を使って吸引する薬で、ちょっと使い方がややこしい。
セッティングした薬に穴をあけ、口で吸引するのですが、「吸えてるのかな?よくわからない」という息子。確かに容器を見るとまだ薬が残ってるっぽい。何度か吸った結果、穴の開け方が足りてないことが発覚(汗;)。無事吸引できました。

これから48時間監視。
というとおおげさですが、一応1人で留守番等はダメで、保護者がついて気をつけなくてはいけないそうです。1週間は登校できないので、その間の面倒もみなくっちゃで、ちょうど仕事が一段落したタイミングで不幸中の幸いー!

体験者の話だと、兄弟姉妹はほぼ確実に感染、親はまれに感染、ということですが、もしかかるんなら早いうちに(まとめて)かかっておきたい気もする私でした;;

皆様もご自愛くださいね!!

新型インフルエンザとは


追記
12:40現在、36.9度。すごいぞ、リレンザ!
コメント (6)
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レベッカ・ホルン展★11/10  東京都現代美術館

2009-11-11 | ドラマ・映画・演劇・アート

1ヶ月続いていた、フィールド調査が一段落。
最終報告に出向いた後、時間があるのがわかっていたので
美術館に行きたいな、と、昨日いくつかチェックし、
出先の日本橋から場所も近いし、なにか心魅かれるものがあって決定!
この美術館も3度目になりました。

東京都現代美術館
レベッカ・ホルン展-静かな叛乱 鴉と鯨の対話
2009年10月31日(土)ー 2010年2月14日(日)

歯車、小さな細工・ギミック、思いがけない動き
標本、重なる鏡、自然/人工、音、羽、鉛筆、水、光、暗闇・・・
・・・私の大好物な世界でした。
作品はどれも、どこかいたずらっぽくって、天使のオモチャのよう。
・・・でもあとで製作について作者が語る映像(「過去をつきぬけて」)をみたら、けっこうシリアスな(美形の)アーティストで、ちょっとイメージ違ったかも。

どの作品もモーター仕掛けで、動きがある/一定の時間がくると動く、のですが、
「アナーキーのためのコンサート」はけっこう衝撃的でした。
あと、「鯨の腑の光」は大きな真っ暗な部屋をそのまま装置とした映像系ですが、ある地点で立ち止まって、壁の角を見ると、それがどんどん遠ざかっていく(光の文字の速度と流れの効果で)、という完全な錯覚状態に陥って、軽いめまいのような、自分が動く部屋の中にいるような不思議な感覚でした。これはあえて意図したものではないと思うのですが、もし行かれる場合はちょっとトライしてみてほしいかも。
他にも水の波紋を使った「ペソマのためのハートシャドウ」、枝が食虫樹のようにゆるゆる動き、時折枝の先のハサミがチョキンと鳴る「鴉の樹」、どれも私にはストレードど真ん中なキュートな作品たちでした。

映像作品も充実していて、
★「パフォーマンス1」1972年22分
「パフォーマンス2」1973年38分
「ベルリン-9つのエクササイズ」1974-75年42分
★「ダンス・パートナー」1978年47分
「ラ・フェルディナンダ:メディチ邸のためのソナタ」1981年85分
「バスターの寝室」1990年104分
★「過去をつきぬけて」1995年55分
「妖精モルガン」2009年20分
 

「パフォーマンス1」を見ていると、“知覚の拡張装置”として人(アーティスト本人も含む)が道具をつけているのですが、じっと見ているうちに、道具が人を使ってるような錯覚を起します。人が道具に従属しているというか・・・

美術館に着いたのが15時だったので、今回は、レベッカ・ホルンだけに絞ったのですが、それでも時間は全然足りず、映画の途中で閉館時刻が・・・★はなんとか見た作品。残りを見に、会期中にぜひもう一度行きたいです。
(それにしても、映画の途中で打ちきるのって・・・放映時間を逆算しておくべきでは?それにはかなり不満です!!)

って、ここの企画展って、私にはあたりはずれなく、何度でも行きたい内容なのですが、ちょっと遠いのが難。ご近所だったら週一で通いたい!


おまけ・・・というとファンの方には怒られちゃいますが;
井上雄彦 エントランス・スペース・プロジェクト
面白い試みでした。
作品は近付くと墨のにおいがして、胸にしんと落ちてきます。

普通の日光の中で見るのもよかったですが
帰り際、暗くなって照明がついた作品もまた違った味わい。

も1つ。前回見る時間がなかった
MOT×Bloomberg パブリック・スペースプロジェクト[大西麻貴+百田有希]





関連:
池田亮司展 +/-★4/29 東京都現代美術館
メアリー・ブレア展/伊藤公象 WORKS 1974-2009★8/6 東京都現代美術館
コメント (5)
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11/7★打ち上げin吉祥寺

2009-11-08 | 日記/備忘録/独り言/その他
名古屋の出張に同行してくれた(実際にはクライアントサイドの女性スタッフですが、実務レベルで出張の段取りからスケジュール管理から、本当にすごくよくアシストしてくださった素敵な)お仕事仲間と、「打ち上げしよう!」と言ったまま、なかなかタイミングが合わなかったのですが、紅葉を見がてら吉祥寺に遊びにきてくれました。

手持ちの吉祥寺本、mixi系コミュ含め、 ぐるなび、食べログ、グルメぴあ、グルメウォーカー・・・、あれこれお店を探したのですが、ネットでの評価はけっこうバラつきがあって悩みっぱなし。
ゲテもの以外はなんでも食べれる(♪)、というのと、いくつか行きたいお店(はらドーナツなど)のオーダーをもらったので、そこから案内するルートを考えてお店を絞り込みました。

吉祥寺ロンロンの花火の広場で待ちあわせ。まず最初に向かったのは楳図邸。今や吉祥寺観光の影の目玉です。そこからまっすぐ七井橋通りに出て、ランチを予約したお店に向かいます。
で、今回行ったのは井の頭公園間近の「Primi Baci」。hanako系では有名なお店です。ネットの口コミ評価はあまり芳しくなく「量が少ない」「味に目新しさがない」ということだったのですが、個人のグルメ系ブログなどではそんなに悪くない感じ。
人気のテラスは2日前に予約した時には、入り口付近しか残ってなかったのですが、せっかくなのでそこをお願いしました。
相談して「後でお茶もするし、少なめでもいいかな?」ということで今回選んだのは「おすすめ プチ・フルコース」。でもそんなに「少ない!」という感じではなく、デザートを食べるとけっこうな満腹感。「食」の評価ってどこを重視するかでけっこう個人差あるなぁ、と思いました。(特に口コミ系サイトの問題点は、書き込む人数でガラリと評価点が変ってしまうことだなぁー;)

●前菜:

NAL:ひよこ豆のスープ ローズマリー風味

ゲスト:ゴルゴンゾーラのブリュレ
パッシートでマリネした洋梨とフォアグラのムース添え

●パスタ:

NAL:小柱といろいろな茸のフジッリ トマト仕立て

ゲスト:レンズ豆とフレッシュトマトのスパゲティーニ ラルド添え

●メイン:

NAL:キノコを詰めたホロホロ鳥のロースト 
フォンティーナチーズとトリュフのソース

ゲスト:イモ豚のロースト 白インゲンの煮込みと4種類の胡椒のソース


パスタはしっかりオリーブオイルの効いた正統派のイタリアンでしたが、他のお皿はちょっとフレンチ感覚のものもあったりして、なかなか楽しかったです。サービスもよく、料理の説明も詳しくて、この値段でこのボリュームなら合格点じゃないかな?1つだけ難をいえば、ずば抜けて個性的な味、というのではなかったこと。でも万人受けする食べやすいお料理だと思います。

食事後、「いせや」の混雑を横目に公園を散策。残念ながらまだまだ紅葉しきっていない感じで、その代わりカモを見たり鯉を見たり。吉祥天でおみくじをひいたあとは、吉祥寺通りに出て、そこから井の頭通りを抜けて東急裏エリアをめざすという今回開発したコース。
お茶するにはまだまだおなかがいっぱいだったので、とりあえず中道通りの雑貨店をひやかしながら、端っこにある「はらドーナツ」をめざすことに。途中、産地直送野菜やインテリアショップや蛙の専門店につかまりつつ。お互いに「可愛いー!」「面白い!」というポイントが違うので、アレコレつっこみあいつつの楽しい珍道中でした。

「はらドーナツ」は10人待ちくらい。いいお天気なので、お店の前の公園で食べてる人も多いけれど、今回ドーナツはおみやげ用にして、そこから昭和通りを逆行。おしゃべりしてのども乾いてきたので、そろそろお茶しよう、ということで「どちらかといえば紅茶の方が好き」というオーダーを受けて「多奈加亭」へ。ここでは禁煙席・5組待ちくらい。


お茶のあとは、大正通りにある北欧系ショップの集積エリアへ。
ここで検索していて気になってた「ダンディゾン」のパンを買おうと思ったのですが、なんと店内にパンが全くなく、焼き上がりを待つお客様が、お店の外・中に20人近く・・・;;。うーん、残念だけど、パンは改めてゲットすることにして、いよいよ(?)最終コースのハモニカ横丁へ。
ここは20年ほど前に来たことがある、というので中には入らず。でもたいやきの「天音」がまだ売りきれてなかったので、思わずまたまたおみやげゲット♪

11時半集合で解散は18時。充実した吉祥寺巡りの1日でありました。
(何度も案内してる場所の解説は、ちょっとうまくなってきたかもー♪)

過去記事:
土曜日な吉祥寺
吉祥寺の新名所?

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マイケル・ジャクソン THIS IS IT★11/4 109シネマズ港北

2009-11-06 | ドラマ・映画・演劇・アート
マイケル・ジャクソン THIS IS IT

私は、特にマイケル・ジャクソンファンというわけではないけれど、MTVがメジャーになってきた頃で、パフォーマンスを最大限に活かしたビジュアルなPVは魅力的で新鮮でした。『スリラー』『BAD』、聞くと身体が自然に動きだす部分あります。ムーンウォークもそれなりに練習したし(全然できなかったケド;)。

訃報を聞いた時、いろんな意味で限界だったんだろうな、と思ったのだけれど、リハーサル風景としてこのフィルムのさわりが流れた時、はじめて素晴らしい才能を失った喪失感を強く感じました。

作品は、エンタティナーとしてのマイケルの徹底したアーティスト魂を感じる内容でした。このライブが実現していたら鳥肌ものだっただろうなぁ。

個人的には、環境メッセージがちょっといきなり感があるというか(編集のせいもあるかもですが)、いきなりお説教色がでるのが全体の盛り上がりの中では、やや違和感でした(舞台の演出は面白かったですが)。
でもライブ映像としてすごく楽しめるし、マイケルを中心に世界各地から多くの才能が集まって、最高のライブを作っていこうとする高揚感を味わえました。

観賞後、同行した元上司と「彼はこの作品で完全に伝説を完成させたね」という話になりました。まさに伝説は一夜にしてならず。元上司は「いつ死ぬのかは難しい。伝説になるべくして生きてきた彼らしい凄すぎる幕引き」と評していましたが、実際“最後のライブを終えた後”ということを考えた時、このタイミングである意味よかったのかな、と思う私でした。永遠に終わることのないライブ・・・

ミュージシャン・マイケルと最後にこういう形で再会できて、よかった。
ステージ用の映像作品はDVD特典になるのかなー?

Michael Jackson's This Is It/マイケル・ジャクソン THIS IS IT/JAPAN TRAILER

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