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DREAM/ING 111

私の中の「ま、いいか」なブラック&ホワイトホール

9/10★カメレオン

2007-09-10 | 日記/備忘録/独り言/その他
キライになっていくと加速してしまうので
本当に要注意なのですが
やっぱりキライなものはどうしようもなくキライだな、と。

人間の「品」というと大げさだけど、
「相手」によって態度が変わる人間は基本的に大キライです。

もちろんビジネスでは「それも報酬内」くらいの割りきりはあるし、
相手に合わせた高次な配慮とか、そういう場合もあるわけで、
臨機応変な対応はまたまったく別次元の話ですが。

どちらかというと、相手を「下」に見た途端
舐めてかかるような輩。(その逆もあり)
あと他者依存度高いくせにプライドも高いようなやっかいなヤツ。

最近の事例だと、飲み会に行くのがいやだとダダ(にしか見えない)をこねて
で、こっちとしては「きっと行けば楽しいのになぁ」と思って
あれこれ根回しして、ちょっと仲間内含めて気も使って
で行ったら案の定楽しかったみたいで
ジブンが愚図ったこと全部忘れて、調子にのる・・・
そういうヤツとか。
(その前に「オレみたいなヤツ誰も誘ってくれませんよ」とか
「オレと一緒にいてもつまらないですよ」みたいな
発言なんかもウダウダと聞かされてたとして・・・ふぅ)
まぁこれは場合によってはまだ可愛げもあるけど、
そういうヤツに限って、またしばらくすると愚図って(にしか見えない)、
別の誰かに気を使わせてみたり(自覚あるのかないのか不明だけど)。

他者に対しては超無神経で鈍感で、でも自意識だけは過剰・・・
自分の痛みばかり目が行くけれど、他人の気持ちはおかまいない。
誰かを心配かけさせて悪いと思うどころか、そこで心の安定をとるような・・・

ブログでも、しょちゅう更新止めたり、なんか思わせぶりな記事を書いたり、
何度も心配行動をおこしてしまうブロガーを「かまって君」って呼ぶけど
それに近いのかなぁ。
(いい悪いではなく、あくまで個人の好き嫌いの話です。)

幸運なことに、今まで何度か、
社会的地位もキャリアも極めて高く、
自他ともに認められた人徳のある方々と
お仕事ご一緒できる機会がありましたが、
そういう人だからというのではないと思いますが
(たとえば今や泣く子も通う某有名個人塾経営者が最悪だったこともあるので。)
私からみて共通していることがあります。

ちゃらちゃらしない。
崩れない。
乱れない。
甘えない。
そして、いったことやったことの責任をきちんととる。

たとえばある会社の部長は、自社の新入社員でも、得意先管理者でも
政治家でも、核の部分で誰にでも対等で平等で、
そこに経験含めたスキルが加味され
相手に合わせた最適解なコミュニケーションをされる。
もちろん言葉や内容は相手によって異なるけれど、
その中心にある相手への向きあい方に変化がない。
私の尊敬する大学時代の恩師もそうだったし
他にも数名、そういう方とご一緒する機会があって
その揺るぎない品位のようなものを身近で感じさせていただけるのは
私の大いなる歓びです。

へりくだったり、持ち上げたり、上からでたり、
ウケをねらったり、人の目ばかり気にしたり、
卑下したり、高飛車だったり、
そういう相手によってカメレオンのように
変化するヤツはなんか下品に思える。
「自分」がないように見えるからかな?

まぁ、日本の政治家もかなりヤバイわけですが・・・

なにがどう見えるかは神のみぞ知る、だから
自分もカメレオンってしまわないように
反面教師にしつつ、深く自戒しつつ。

残暑のある日の愚痴でした。(・・・進歩してないかも;
コメント (5)
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成田亨の造形芸術とその後の怪獣美術-展

2007-09-10 | アニメ・マンガ・特撮TV
超地元でこんな美味しいイベントがあったので
行って参りました♪



怪獣と美術-成田亨の造形芸術とその後の怪獣美術-展

そんなに大きなスペースではないのですが
作品の展示数は私が想像していたより多くて
けっこう見応えありました。

怪獣の発想・造詣ポイントが細かく書いてあるのが嬉しい。
たとえば「ダダは阿修羅がモチーフでもともとは3面の顔だった」とか
「ギャンゴの首の部分はトーテムポールをイメージ」とか、
聞いたことのある話やはじめて聞く話、どれも興味深かったです。
成田氏自身が気に入ってるといういくつかの造詣、たとえば
「ケムール星人」は「人間の顔を4つの側面で見たものを合成した」もの。
なんだか氏が目指していた「怪獣」デザインの本質を見る気がします。

さすがプロだと思うのは、他の怪獣の再利用といった制約条件をクリアしたうえで、
中に人がいることを感じさせずに、かつ中に入る人のことまで配慮していたりすること。
そういうデザインと機能面の両立も素晴らしい。
なる@的に、いろんなショートカットのノウハウを蓄積されて、
自在につかいこなせるのがプロフェッショナルだと思うわけです。
(それが氏のアーティストとしてのジレンマであったとしても)

初期の油絵の力強さ、ブロンズ彫刻の独特の表現、
またDVDで見る作品への、コンセプトから細部にまで渡る徹底したこだわり・・・
ウルトラマンやセブンを生みだしたエネルギーの根源を見ました。
個人的には「翼を持った人間の化石」にかなりやられてしまった。
(後で見たDVDだと、型をとるための雛形を利用した彫刻作品だとか。
えぐりとられたような肉体の生々しさはそこからくるのかな、と)

自らを「芸術家ではなくイベント屋であり映像屋」だと
自虐的に称したということですが、
これほどまでに、世代を超えた多くの日本人に愛され
これから先もずっと新しいファンを獲得しながら
生き続ける作品は、そんなには存在しないのでは?

コラムで、芸術家とデザイナーの違いをさして
「芸術家はどことん自分と向きあうが、デザイナーはビジネス優先で
他人にどう見えるかを気にする。
だからウルトラマンに角をつけるみたいなことをやってしまう」と
手厳しい意見も残しておられ、
作品へのプライドそして怪獣たちへの深い「愛」も感じます。

ウルトラQ、ウルトラマンやセブンで
大人たちの「本気」を見せてもらってたんだな、とまたまた実感。
なんだかすごく懐かしい、それでいて深くインスパイアされる
作品展でした。(情報量多くて、少し疲れちゃった;



小さなお子様連れ、20〜50代男性、30〜40代夫婦、学生2〜3人連れ・・・
という感じの会場。(学生含めて女子は少ないっす)
お子様の中には「ビラ星人にはホントは足はないんだよ!」とか、
成田亨原画(第1稿等)にダメだしできちゃう、ちっちゃな怪獣博士たちも♪

※写真はロビー。スクリーンの後ろ側は15席くらいの
DVDエリアで、80分のDVDが定時放映されています。
ここまでは無料エリアなので、ジモティな方は
DVDを見にくるだけでも楽しいかも?
コメント (2)
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