鼠喰いのひとりごと

DL系フリーゲームや本や映画などの感想を徒然に

ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ

2006-01-30 00:00:19 | 映画(ホラー)

「ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ」 2004年
監督:ジョン・ポルソン
出演:ロバート・デ・ニーロ、ダコタ・ファニング、ファムケ・ヤンセン他

公式ページ

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映画なのにマルチエンディング(笑)
特にDVD版では、お好きなラストをお好みで、とばかりに、
特典映像の未収録ラストシーンも合わせて4種類くらいのエンディングが!
物語としては、どれも素直には終わってくれない、
心にモニョっとしたものが残る仕上がりになっています。

今回、唯一惜しかったのは、映画の宣伝文句にある
「シックスセンス」を越える作品、というヤツですね。
これがあると、途中で物語のカラクリが…ゴニョゴニョゴニョ。
何も知らずに見たほうが、面白いと思いますですヨ。ハイ。

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母親の死を目撃したショックで、心を閉ざしてしまったエミリー。
父親のデビットは、彼女の静養のため、母親の思い出のある土地を離れ、
閑静な湖畔の家へ引越しを決意した。
しかし、その家に引っ越してのちも、娘の容態はよくなることはなく、
やがて、誰も見たことの無い「チャーリー」という友人の存在を口にするようになる。
「友人」と言いながらも、悪意のある悪戯をし、自分に剥き出しの敵意を見せるチャーリーに
不安を覚えたデビットは、エミリーにそれはいったい誰なのかと問いただす。
「絶対に見つからないわ。チャーリーは隠れているの」
さっきまで、そこに誰かがいたという形跡はあるのに、決して見つからないチャーリー。
町で出会ったエリザベスという女性に好意を寄せ、家に招いたことから、
その悪意はエスカレートし始めた。
バラバラに千切れた人形。殺された猫。
そして、デビットはついに、エリザベスが窓から転落して死んでいるのを発見する。
「チャーリーがやったの。無理矢理手伝わされたの」
娘の言葉に動揺しながらも、見えぬ存在であるチャーリーとの対決を決意するデビット。
しかし、その後、思いがけない結末が…?

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かくれんぼって…けっこう怖い遊びだな(汗)と思いましたわー(汗)
夜中にひとりで数を数えて、もういいかーい、ここかなー? なんて、
本当に何かが答えたり、隠れていたらどうしよう?!って気分になりません?
かごめかごめや、とおりゃんせが、霊界に通じる遊び…だなんて話はよく聞きますが、
隠れた子供を「鬼」が探しに来るこの遊びも、それに近いものがあるのかも…。

先日の宇宙戦争に引き続き、ダコタちゃんの出演作品です。
モトは金髪の彼女、今回はブラウンの髪の毛にやつれメイクと、ちょっとダークな雰囲気。
ある意味「父親を想う」演技に定評があってのキャスティングなのでしょうか。
無表情な感じは、ちょっと見、アダムスファミリーのクリスティーナ・リッチとも被るかな。

マルチエンディングでは、個人的に映画で公開された「絵」のバージョンが好きですね。
ある意味、どのラストシーンも、事件の後のそれぞれ違う時間を拾っただけで、
表現しているものは同じな気がするのですが、
(事件後ショックで入院→退院して新しい生活中、といった中の部分部分を拾ってる)
多分、このラストが一番「すっかり油断したころに訪れる次の…?」という感じが
出てていいんじゃないかとー。


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