鼠喰いのひとりごと

DL系フリーゲームや本や映画などの感想を徒然に

「メイド(冥土)」

2008-01-29 18:08:29 | 映画(ホラー)
「メイド(冥土)」2005年 シンガポール
監督:ケルヴィン・トン
出演:アレッサンドラ・デ・ロッシ、チェン・シュウチェン、ホン・フイファン、ベニー・ソウ

******

シンガポールでも映画撮ってるんだ! 
……なんて言ったら失礼か。
でも、今までシンガポールから映画が輸入されたことってあったっけ?

雰囲気はアジアンホラー独特の、アヤしい感じ。
他国の宗教行事って、なんか妙にみんなアヤしく怖く見えるのは何故だろう。
ヨーロッパ圏の教会行事とかもさりげに怖いし。
外国人から見ると、日本人がキュウリやナスで動物作るのも怖く見えてるのかな。

======
太陰暦の7月は、死者たちがこの世界に戻ってくる月でもある。
その間、生者は身を慎み、タブーを犯さないよう、気をつけなければならない。

「儀式で燃やした灰を片付けてはならない」
「夜、名前を呼ばれても振り向いてはいけない」
「誰もいない場所で知らない人と話してはいけない」
「泳ぎに行ってはいけない」

難病の弟の薬代を稼ぐため、ある家にメイドとして働きに来た
フィリピンの少女ローサ。
雇い主夫妻は優しく、新しい服を彼女に与えてくれるし、
知能障害を持つ息子アスーンも彼女によく懐いている。
この先暮らしていくのに、何一つ問題はないと思われた。

しかし、彼女は知らず知らずのうちに、太陰暦のタブーを犯してしまい、
それから次々と周囲に気味の悪い出来事が起こり始める。

ある日、街で見知らぬ少女に声をかけられたローサは、
自分の前に勤めていたメイドの少女が行方不明になっていることを知る。
今、自分が着ている服が、かつてはその少女のものであったということも…

屋敷に現れる、赤い服の少女の霊が何者なのかを知ったとき、
ローサに、本当の恐怖が訪れる
======

雇われた家は間違いなく中国系。主人公ローサはフィリピン人。
その家の宗教行事は当然わからないので、いろいろやっちゃうわけですが…
映画だけあって、いろいろと要求が無茶すぎる~。
道のど真ん中で迎え火(?)を焚いて、それを踏むなとか。
(道のはじっこでやんなさいって)
道を走っていく霊柩車の影に入るなとか。
(それなら最初から、影のできない真夜中にでも移動すればいいのに)

シンガポールって中国系の国民の多い国なのかなぁ。
その国の常識がわからないってツラいですね。

結局最後は、幽霊よりも生きた人間が怖いってオチになるわけだけど…
うん、まぁ…王道です。

とりあえず、香港でのお盆の様子についての詳しいレポがあったのでリンク。
古い記事ですが、写真入りで読みやすく面白い。

Blog版香港中国熱烈歓迎唯我独尊

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。