「名前のない夜」 探索ホラーADV・知るほどに惨い
制作者:布目様(布は布屋)
=====================
姉から頼まれた本を受け取りに、お使いに出たシャルル。
帰りに雨にあい、本を濡らさないために雨宿りの場所を探していると、
道で出会った女性から、森の奥の館へ行くことを勧められます。
ついでに頼まれたのは、女性が忘れてきた「赤い鍵のかかった本」を探してくること…
館で出会った、記憶喪失の少女とともに、シャルルは謎の館を探索していきます。
届きそうで届かない。間に合いそうで間に合わない。
何回もプレイして真実を知り、どうにかできないかと活路を探し、
もうこれ以上は道はない、とわかった時…
絶望するのはシャルルでも少女でもなく、プレイヤーであるあなたなのです。
…なんてな!
いやー、制作者様が完全攻略出しておいてくれてよかったよ~
そうでなければ、マッチを使わずにすむルートはないか、
インクを零す前に手に入れられるルートはないか、
悪魔と接触できるルートはないか、きっと必死に探したと思う。
絵もキレイだし、ところどころに入るスチルもいい。
「名前のない夜」を絡めた演出もキレイ。
本がいっぱい出てくるので、文章量は多め。
モノによっては、ちょっと内容が飛んでるように感じる部分もあるけれど、
(子供狩りの本は、途中から繋がりなく彼の話になるのが非常に違和感)
しっかり全部読むことで「あれって、もしかしてこのこと?」と
プレイヤーが自分で真実を組み立てていける感じが気持ちいい。
一見関係なさそうに見える物語も、一部のエンドを見たときゾっとしたりする~
エンディングは全部で6つ。
そのすべてを見て、作中にある本を全て読んで、
やっと全貌が明らかになるので、しっかり全エンド見ることをおすすめしますよ。
エンド0を見ると、少女の日記がメニューから読めるようになり、
こんな感じかなーと想像していた全てのエンドの理由が、
はっきりと腑に落ちるようになります。
エンド0のサブタイトルは、諦め…
その諦めは、少女のものか、それともシャルルのものか。
いろんな意味で心に来ます。
以降は、ちょっと考え込みそうな部分のヒント。
ギロチンの謎解きは、処刑にギロチンを使いだした年代と、
どんな罪の時に死刑になるかを考えると、該当者は一人しかいない。
目を覚ました時の部屋をしっかり探索!
「首を切り落として並べて晒せ」は隣の日記のアタマ一文字を…
(私はここにピンとこなくて、なかなかエンド3が見られなかったっす)
プレイしたあと、改めて思うのは、
途中で出てくる悪魔、いまいち謎が多いなって…
最後の日記にチラっと存在だけは匂わせてますが、
あそこで出てきた意味はいったい…
そしてあの姿は、「脚の無い娘」との関係とか、あるんでしょうか?
シャルルがラリってる時に話せる亡霊が、
鍵の魔法は悪魔がかけたって言ってたのも気になりますね…
あと、やけに意味ありげだったピアノの部屋は…
事情を考えれば、音楽好きな悪魔が拾い集めて修理したってことなんだろうけど。
見方を変えれば、名前の無い魔女が、
最終的にやりたかったことへの暗喩のようにも思えます。
悪魔はこの物語の中で、どんな立ち位置&役割だったんでしょう…
後日追記:悪魔についての説明が、制作者サイト様に追加されました!
なるほど…あの子の味方だから、冷たくすると襲われるのね~
エンド0と1の後は、遺された短い時間を二人一緒に過ごすのかなぁ…
シャルルと少女の仄かな出会い、みたいな話だと思っていたけれど、
悪魔視点だと、また違うせつない物語ができそうな気もするね?
制作者:布目様(布は布屋)
=====================
姉から頼まれた本を受け取りに、お使いに出たシャルル。
帰りに雨にあい、本を濡らさないために雨宿りの場所を探していると、
道で出会った女性から、森の奥の館へ行くことを勧められます。
ついでに頼まれたのは、女性が忘れてきた「赤い鍵のかかった本」を探してくること…
館で出会った、記憶喪失の少女とともに、シャルルは謎の館を探索していきます。
届きそうで届かない。間に合いそうで間に合わない。
何回もプレイして真実を知り、どうにかできないかと活路を探し、
もうこれ以上は道はない、とわかった時…
絶望するのはシャルルでも少女でもなく、プレイヤーであるあなたなのです。
…なんてな!
いやー、制作者様が完全攻略出しておいてくれてよかったよ~
そうでなければ、マッチを使わずにすむルートはないか、
インクを零す前に手に入れられるルートはないか、
悪魔と接触できるルートはないか、きっと必死に探したと思う。
絵もキレイだし、ところどころに入るスチルもいい。
「名前のない夜」を絡めた演出もキレイ。
本がいっぱい出てくるので、文章量は多め。
モノによっては、ちょっと内容が飛んでるように感じる部分もあるけれど、
(子供狩りの本は、途中から繋がりなく彼の話になるのが非常に違和感)
しっかり全部読むことで「あれって、もしかしてこのこと?」と
プレイヤーが自分で真実を組み立てていける感じが気持ちいい。
一見関係なさそうに見える物語も、一部のエンドを見たときゾっとしたりする~
エンディングは全部で6つ。
そのすべてを見て、作中にある本を全て読んで、
やっと全貌が明らかになるので、しっかり全エンド見ることをおすすめしますよ。
エンド0を見ると、少女の日記がメニューから読めるようになり、
こんな感じかなーと想像していた全てのエンドの理由が、
はっきりと腑に落ちるようになります。
エンド0のサブタイトルは、諦め…
その諦めは、少女のものか、それともシャルルのものか。
いろんな意味で心に来ます。
以降は、ちょっと考え込みそうな部分のヒント。
ギロチンの謎解きは、処刑にギロチンを使いだした年代と、
どんな罪の時に死刑になるかを考えると、該当者は一人しかいない。
目を覚ました時の部屋をしっかり探索!
「首を切り落として並べて晒せ」は隣の日記のアタマ一文字を…
(私はここにピンとこなくて、なかなかエンド3が見られなかったっす)
プレイしたあと、改めて思うのは、
途中で出てくる悪魔、いまいち謎が多いなって…
最後の日記にチラっと存在だけは匂わせてますが、
あそこで出てきた意味はいったい…
そしてあの姿は、「脚の無い娘」との関係とか、あるんでしょうか?
シャルルがラリってる時に話せる亡霊が、
鍵の魔法は悪魔がかけたって言ってたのも気になりますね…
あと、やけに意味ありげだったピアノの部屋は…
事情を考えれば、音楽好きな悪魔が拾い集めて修理したってことなんだろうけど。
見方を変えれば、名前の無い魔女が、
最終的にやりたかったことへの暗喩のようにも思えます。
悪魔はこの物語の中で、どんな立ち位置&役割だったんでしょう…
後日追記:悪魔についての説明が、制作者サイト様に追加されました!
なるほど…あの子の味方だから、冷たくすると襲われるのね~
エンド0と1の後は、遺された短い時間を二人一緒に過ごすのかなぁ…
シャルルと少女の仄かな出会い、みたいな話だと思っていたけれど、
悪魔視点だと、また違うせつない物語ができそうな気もするね?