日々の戯れ

鈴柩の頼りない脳細胞に代わる記憶

擬瓜葉虫(ウリハムシモドキ)

2008-06-30 | 昆虫

シロツメクサの季節である

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クローバーの葉を眺めていると

そちこちに小さな茶色い虫を見かける

ウリハムシモドキだ

Dsc01474

モドキは似て非なるものに使う言葉だ

カマキリモドキはカマキリでなくアミメカゲロウ目

アゲハモドキはアゲハじゃなく蛾の仲間

 

ではウリハムシモドキはハムシではないのかというと

れっきとしたハムシの仲間だ

Dsc01466

ウリハムシに似ているから名づけられたのだが

ハムシモドキなんて付けられるより

本当は「マメハムシ」とでも呼んだ方が合理的

マメ科の植物を食する

ゆえにこの時期クローバーの上で見かけるのだ

Dsc04835

翅の色は黄色っぽいものから

こんなに黒っぽいものまである

 

・・・名前だけど

「クローバーハムシ」の方がかわいいかな

まあ彼らは名前など気にせず

むしゃむしゃ食って繁殖するだけだが・・・

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分子図鑑目次

2008-06-29 | 分子模型図鑑インデックス

随時更新中

1 大気
  水素分子 酸素分子 窒素分子 二酸化炭素

2 水素化合物
  水 アンモニア メタン

3 炭素
  ダイヤモンド結晶 黒鉛(グラファイト)

4 炭化水素

(1)アルカン

 メタン エタン プロパン ブタン ペンタン ウンデカン

 オクタン イソオクタン シクロオクタン

(2)シクロアルカン
  シクロオクタン シクロヘキサン シクロペンタン
  シクロブタン シクロプロパン

(3)芳香族
 ベンゼン トルエン キシレン ナフタレン アントラセン
 フェナントレン ベンゾピレン ビフェニル

(4)生体内の炭化水素

 リモネン スクアレン リコピン 
 βカロティン ビタミンA

 cis-レチノール trans-レチノール

(5)バイオガソリン
 バイオエタノール(つまりは エタノール 再褐)
 ETBE(エチル・ターシャリー・ブチル・エーテル)

 

5 アルコール

(1)1価アルコール
 メタノール(メチルアルコール) エタノール(エチルアルコール)
 イソプロパノール イソアミルアルコール キュウリオール
 リナロール ネロール シトロネロール グラニオール
 フェネチルアルコール メントール ビタミンD コレステロール

(2)糖アルコール(分子模型)
 エチレングリコール グリセリン エリスリトール キシリトール

 

6 フェノール類
 フェノール o-クレゾール m-クレゾール p-クレゾール
 カテコール レゾルシノール ハイドロキノン
 ピロガロール ナフトール

 

7 ポリフェノール
 アントシアニジン イソフラボン(大豆) カテキン(茶)
 エピカテキン(カカオ) クリシン(果皮) ケンフェノール(ぶどう)
 ヘスペレチン(柑橘) セサミン(ゴマ) タンニン(柿) メラニン

 

8 糖質

(1)単糖類
 リボース デオキシリボース
 グルコース(ブドウ糖) フルクトース(果糖)
 ガラクトース(脳糖) マンノース

(2)二糖類
 スクロース(蔗糖) ラクトース(乳糖) マルトース(麦芽糖)

(3)多糖類
 アミロース(デンプン) セルロース グルコマンナン(こんにゃく)
 アガロース(寒天) ペクチン ヒアルロン酸
 キチン キトサン ニトロセルロース

(4)血液型を決める糖鎖
 H抗原 A抗原 B抗原

(5)代用甘味料
 サッカリン チクロ アスパルテーム
 パラチノース トレハロース ステビア

(6)青酸配糖体
 リナマリン ロタウストラリン アミグダリン

 

9 カルボン酸

(1)短鎖脂肪酸
 蟻酸 酢酸 プロピオン酸
 酪酸 吉草酸 カプロン酸

(2)長鎖脂肪酸
 ラウリン酸 ミリスチン酸 パルミチン酸 ステアリン酸

(3)ジカルボン酸
 マロン酸 コハク酸 フマル酸
 マレイン酸 無水マレイン酸

(4)芳香族カルボン酸
 安息香酸 フタル酸 イソフタル酸 テレフタル酸
 メリト酸 無水メリト酸 サリチル酸 没食子酸 桂皮酸

(5)不飽和脂肪酸
 オレイン酸 リノール酸 αリノレン酸
 エイコサペンタエン酸(EPA) ドコサヘキサエン酸(DHA)

(6)エイコサノイド
 ジホモガンマリノレン酸 アラキドン酸
 プロスタグランジンA2 B2 C2 D2 Fα2 Fβ2
 トロンボキサンA2 B2 E2
 ロイコトリエンB4

(7)トランス脂肪酸
 cis-リノール酸 trans-リノール酸

 

10 エステル

 酢酸エチル

 酢酸メチル 酢酸ペンチル 酢酸オクチル
 酪酸ペンチル 吉草酸プロピル
 カプロン酸メチル アンスラニル酸メチル

 11 界面活性剤

(1)陰イオン系界面活性剤
 ドデカン酸ナトリウム ドデシル硫酸ナトリウム
 ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム
(2)陽イオン系界面活性剤
 ドデシルトリメチルアンモニウムクロライド
 ドデシルピリジニウムクロライド
(3)非イオン界面活性剤
 ポリオキシエチレンドデシルエーテル
 ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル
(4)両性イオン界面活性剤
 ドデシルカルボキシベタイン ラウリルグルタミン酸

 

12 脂質

(1)生体内脂質
 トリステアリン トリリノレイン
 糖脂質(ガングリオシド) リン脂質(レシチン)

(2)人工脂質 太りにくい油脂
 エコナクッキングオイル
 ヘルシーリセッタ オレストラ

 

13 ステロイド

(1)植物ステロール
 コレステロール(再掲) カンペステロール シトステロール
 スチグマステロール タラキサステロール ブラシカステロール

(2)ステロイドホルモン
 コルチゾール(副腎皮質ホルモン) アンドロステンジオン
 プロホルモン(ホルモン前躯体) テストステロン(男性ホルモン)
 プロゲステロン(黄体ホルモン) エストラジオール(卵胞ホルモンE2)
 エストロン(卵胞ホルモンE1)

(3)その他のステロイド
 エクジソン(脱皮ホルモン) ソラニン
 ジギトキシン サポニン(ギトニン)

14 アミン
 エチルアミン トリメチルアミン
 アニリン スペルミジン スペルミン (ニコチン)

 メラミン メラミン樹脂 メチロールメラミン

 

15 アミノ酸

(1)小さなアミノ酸
  グリシン アラニン

(2)分岐鎖アミノ酸(BCAA)
  バリン ロイシン イソロイシン

(3)芳香族アミノ酸等
  フェニルアラニン チロシン トリプトファン ヒスチジン

(4)酸性アミノ酸
  アスパラギン酸 グルタミン酸

(5)塩基性アミノ酸
  リジン アルギニン ヒスチジン

(6)中性アミノ酸
  アスパラギン グルタミン セリン トレオニン

(7)含硫黄アミノ酸

 シスチン メチオニン  

 

16 薬物

(1)鎮痛剤
 サリシン サリチル酸 アスピリン(アセチルサリチル酸)
 エテンザミド アセトアミノフェン イブプロフェン
 サリチル酸メチル

(2)抗インフルエンザ薬
 タミフル(リン酸オセルタミビル) タミフル(オセルタミビル)
 リレンザ(薬品名ザナミビル) シンメトレル(薬品名アマンタジン) 

(3)麻薬・覚醒剤

 アンフェタミン メタンフェタミン エフェドリン

 MDMA メチロン メトカチノン
 4-MTA〈エフェドラ〉 メスカリン
 シロシン 2C-T-2〈ホワイトラブ〉 LSD

(4)脳内麻薬的物質

 ドーパミン アドレナリン ノルアドレナリン
 セロトニン ヒスタミン

(5)その他

 サリドマイド

 

17 毒物

(1)有毒ガス
 クロルピクリン 塩素 ホスゲン ジホスゲン
 硫化水素 
 サリン VXガス

(2)有機リン系殺虫剤
 PAP フェントエイト クロルピリホス ジクロルボス メタミドホス
 ホレート パラチオン パラチオンメチル

(3)ネオニコチノイド系殺虫剤

 アセタミプリド ニコチン クロチアニジン 

(4)家庭用殺虫剤
 菊酸 ピレトリン アレスリン フラメトリン
 フタルスリン レスメトリン プラレトリン
 トランスフルトリン メトフルトリン

(5)カビ毒

アフラトキシンB1

アフラトキシンB2・G1・G2

18 爆薬
 ニトロセルロース(再掲) 硝酸カリウム(硝石)
 ピクリン酸 ニトログリセリン トリニトロトルエン(TNT)
 ペンスリット ヘキソーゲン(RDX) オクトーゲン(HMX)
 ヘキサニトロヘキサアザイソウルチタン(HNIW)
 ニトログリコール

 

19 色素

(1)藍染め
 インジカン インドキシル インジゴ
 ロイコインジゴ インドアイ インドメタシン

(2)着色料
  赤色3号 黄色4号 青色1号
  コチニール色素 プルプリン(茜)

(3)染料

  マラカイトグリーン メチレンブルー

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大きなアミノ酸

2008-06-26 | 分子模型図鑑

大きなアミノ酸と書いたが

今回は分子量の大きな

芳香族アミノ酸や複素環アミノ酸の紹介

 

フェニルアラニン

Photo

必須アミノ酸であり

体内でチロシンに変化しさらにドーパミンなどの原料となる

フェニルアラニンをチロシンに変えることができない病気があり

患者はフェニルアラニンを含む食品を控えねばならない

 

チロシン

Photo_2

フェニルアラニンに水酸基がついたもの

フェニルアラニンから作れるので必須ではない

ドーパミンやメラニンの材料となる

 

トリプトファン

Photo_3

これも必須アミノ酸

20種の中で最大のアミノ酸だ

セロトニン・メラトニンといったホルモンの材料となるため

不足するときっと安眠できない

(それだけで済めばいいが)

 

ヒスチジン

Photo_4

必須アミノ酸かつ塩基性アミノ酸

ヒスタミンの材料となる

 

今日紹介したアミノ酸は

タンパク質の部品としての役目以外に

ドーパミン・メラニン・セロトニン・メラトニン・ヒスタミン

といった生きていく上で重要な物質の原料(前躯体)となる

大事なアミノ酸だ

ただ大きいだけではなかった

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粉吹象虫〈コフキゾウムシ〉

2008-06-25 | 昆虫

学校駐車場のクズ?の葉にいた

コフキゾウムシ

体長5ミリほどの小さなゾウムシだ

Dsc00689

交尾中のようで・・・

ネットで見かけるコフキゾウムシも多くが交尾中

どんな虫だい・・・と思っていたが

どうやら交尾していなくても

オスはメスに乗っかってしまう虫らしい

ああ

オンブバッタと同じタイプの男女関係なのね

Dsc00686

コフキゾウムシのコフキはコフキイモのコフキ

素肌は黒いのだが

白い粉(鱗片)が全身を覆っている

若さが失われるとともに粉は失われていく

Dsc00690

このカップルはまだ若そうである

2体の粉の色が微妙に異なるのが興味深い

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宇宙世紀の宙舟2

2008-06-24 | 食玩

一年戦争の艦船が再び食玩の世界に表れた

ほぼ一年ぶりではないか→第1弾

マゼラン級戦艦

Dsc00804

サラミス級巡洋艦と共に量産された連邦の航宙艦

もちろんサラミスにジムが付いていたので

マゼランには小さなボールがついている

Dsc00807

 

ザンジバル級機動巡洋艦

Dsc00809

単独で大気圏突入可能なジオン公国の最新鋭艦

ザンジバルといえばランバ・ラルという印象がつよいが

オマケのMSはシャア専用ゲルググが選ばれている

Dsc00813

 

チベ級重巡洋艦

Dsc00796

ジオン公国の旧式巡洋艦

スタイルからして垢抜けない

コンスコン隊で使用され12機のドムがガンダム1機に

やられちゃったエピソードが印象的

なのでオマケも勿論ドムである

Dsc00814

 

とてもよくできたシリーズで第1シリーズでグワジンを

買わなかったのを後悔している

MSの出来が良すぎる

Dsc00819

ほら普通だったら

爪のサイズに入れられるディテールじゃないのに・・・

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分岐鎖アミノ酸〈BCAA〉(分子模型)

2008-06-23 | 分子模型図鑑

今日紹介するバリン・ロイシン・イソロイシンは

分岐鎖アミノ酸(Branched Chain Amino Acids )と呼ばれ

「BCAA」という名称で

栄養ドリンク サプリメント等によく引っ張り出されている

 

筋肉を作るタンパク質「ミオシン」等は

アミノ酸の約三分の一がBCAAなのだそうだ

 

共通する特徴は側鎖が分岐したアルカンであるということだ

タンパク質の部品としては

水をはじきガッチリとした組織を作る役目があるのだろう

もう一つ共通するのは

必須アミノ酸であるということ・・・

前回のアラニンなどは

体内で炭水化物などからも作ることができるのだが

必須アミノ酸は体内で作れないので

食事によって他の生物のタンパク質を摂る必要がある

バリン

Photo

ロイシン

Photo_2

イソロイシン

Photo_3

俗に「筋肉をつくる」、「疲労を抑える」といわれているBCAAだが

脂肪燃焼を促すというダイエット効果に関しては

信頼できる充分なデータが見当たらない。

必須アミノ酸とはいえ

通常の食事で不足することはまず無いので

サプリ等での過剰摂取の方を心配するべきだろう

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塵蜘蛛(ゴミグモ)

2008-06-22 | 昆虫

Dsc00927

ごく普通のクモの巣の中央に

縦に長くゴミがついているのを見たことがあるだろうか

それはゴミグモという種類の蜘蛛の網だ

Dsc00928

ゴミの中をよく見ると

部屋の主がゴミに囲まれているのが分かる

ゴミはエサの食べカスだったりするのだが

ゴミグモはそのゴミにそっくりの配色をしている

Dsc00929

自分の姿を隠したくてゴミだらけにしているだろうが

残念ながら

クモの巣自体が非常に目立ってしまう結果になっている

ともあれ

ゴミの中で暮らしているという点では私も一緒だ

非常に共感できる蜘蛛である

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生きろ…そなたは美しい

2008-06-21 | 昆虫

Dsc00581

鱗粉が取れて羽もぼろぼろになりながら

必死で生きようとしているベニシジミ

大丈夫

まだまだ大丈夫だよ

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小さなアミノ酸(アミノ酸分子模型1)

2008-06-20 | 分子模型図鑑

グリシン

Photo

20種類の中で一番単純かつ軽量のアミノ酸

タンパク質の部品としての役目は

「タンパク質を長くする」といった程度のものなので

ほとんど含まれていないタンパク質が多いのだが

繊維性のタンパク質ともいうべきコラーゲン(ゼラチン)には

3割も含まれている

アラニン

Photo_2

グリシンの中央の炭素にメチル基がついただけのもの

ゆえにグリシンの次に小さなアミノ酸である

だがグリシンと違ってほとんどのタンパク質に含まれている

光学異性体(後述)を持つ最小のアミノ酸だ

体内の糖分が不足するとタンパク質が分解されて

このアラニンなどを材料にしてブドウ糖が作り出される

「炭水化物ダイエット」なんて言っていると

身体(タンパク質)を壊すよ

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アミノ酸(分子模型)

2008-06-19 | 分子模型図鑑

2日連続で更新できなかった

今週は何故かあっという間に寝てしまう

疲れているのかもしれない・・・

そんなときはアミノ酸だ

というわけで前回に引き続きアミノ酸の話

・・・こんな導入でよろしいか?

 

アミノ酸が体に必要な最大の理由は

それがタンパク質を形作る部品だからである

1種類の部品からは限られた製品しかできないので

タンパク質も何種類かの部品からできている

 

タンパク質を形作るアミノ酸は

20種類である

Photo

20種いっぺんに写真をのせたが

それぞれに特徴のある部品なのである

自分勝手に大きく分類すると写真左上から右に

1 親油性の小さなアミノ酸

2 親油性で大きなアミノ酸

3 親水性でアルカリ性のアミノ酸

4 親水性で酸性のアミノ酸

5 親水性で中性のアミノ酸

6 硫黄を含んだアミノ酸

というふうに分けられる

 

次回よりくわしく紹介するが

食品や栄養ドリンクでよく聞く名前が出て来るはずだ

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