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日々の戯れ

鈴柩の頼りない脳細胞に代わる記憶

暦(1)2月はなぜ28日なのか

2007-02-28 | 覚え書き(メイン)

今日は2月28日
2月最後の日だ

 

「どうして2月は28日までしかないのか」
と疑問に思ったことはないだろうか

現在使われている暦(グレゴリオ暦)
が、できあがるまでのことをたどって
その疑問を解決しておこう

 

1 ロムルス暦(始まりの暦)

BC753年:古代ローマ:初代の王ロムルス
一年を十ヶ月、304日からなる暦を作った
304日という数字が
どこから来たのかよく分かっていない
このとき名づけられた月の名前は、

 

1 マルティス(ローマ神話の軍神:マルス)
2 アプリウス(ローマ神話の女神:アプロディテ)
3 マイウス(ローマ神話の女神:マイア)
4 ユニウス(ローマ神話の女神:ユノー)
5 クィンティリウス(5番目の月)
6 セクスティリス(6番目の月)
7 セプテンベル(7番目の月)
8 オクトベル(8番目の月)
9 ノウェンベル(9番目の月)
10 デケンベル(10番目の月

 

5月からは
ラテン語の接頭辞がついている
高校化学で習ったギリシャ語と似ている
1 モノ
2 ジ
3 トリ
4 テトラ
5 ペンタ
6 ヘキサ
7 ヘプタ
8 オクタ
9 ノナ
10 デカ
だったなぁ
 モノローグ・デュオ・トリオ
 テトラポッド・ペンタプリズム
 ヘキサゴン・オクターブ
など現在でも使うね

閑話休題
8月がオクトーバーというのは
理屈的に気持ちよく合っているのだが
現在、オクトーバーといえば10月のことだ
さて なぜそんなことになったのか
謎は謎を呼び
次回 ヌマ暦「月が増えた」に続く

1_8

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はっぴばあすでい

2007-02-27 | 遊戯

弟に電話 躊躇う 春の宵
              
今日は弟の誕生日だ
 
弟は小さい時はお調子者だったが
何時の頃からか口数少ない男になった
首都圏に離れて暮らしているので
ちゃんと仕事仲間と会話しているのか心配だ
 
コレクター属性があり
道ばたの石を集めたりしていた
お年玉の袋を集めたりもしていた
きょうだいの中で一番キチンとしていた
地道な仕事も厭わないタイプ
ゲームのレベル上げとか頼むと良い仕事をする
 
妹にトシと仮名をつけたので
弟には総司と仮名をつけよう

 

「トシぃ、どういうことだ。これは」(声:香取慎吾)
「かっちゃん、何を怒ってんだ」(声:山本耕史)
「オレの方がカルピスが少ないではないか」
「へっ、局長はそんなことで怒らずに
 どっしりかまえてりゃいいんだよ」

「近藤さんも土方さんも落ち着いて下さいよ
 私がちゃんと分けて差し上げますよ」(声:藤原竜也)

「総司がそう言うのならな」
という感じで
兄・姉の紛争では中立国の役目を果たしてくれた
 
総司と電話で話すと
こちらだけ一方的に話すことも多く
何だか申しわけなくなってしまう
 
迷惑だったとしても
なかなかそれを言わない男なのだ

「誕生日おめでとう。前厄年始まった?
 体にも気を付けてね」

メールにしておこうかな

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百人一首

2007-02-26 | 遊戯

3人兄妹弟の一番上だったので
物心ついた頃には「兄ちゃん」と呼ばれた
父や母にも兄ちゃんと呼ばれたので
私のアイデンティティは
まず第1に「兄ちゃん」だった
第2は「先生」かな
先生と呼ばれなくなっても平気だが
兄ちゃんと呼ばれなくなったら
自己同一性を保てないかもしれない

 

そんな私だがゲームが大好きで
妹・弟といろいろなゲームをした
年齢の差があるから普通にやると
兄が勝ってしまう
すると妹や弟はやりたがらなくなる
それを学習した私はいつしか
「勝ちすぎない」ことを覚えていった
負けることも平気になっていった
「ゲームに勝つこと」よりも
「ゲームを続けること」が重要だったから・・・
ゲームが終わることがとても嫌だった
それに比べれば負けることくらい・・・
(ワザと負けているという意味ではない)

 

そんな私が全力で立ち向かえるゲームがある
それが「百人一首」である

 

私の妹(尊敬する宮沢賢治にあやかって
仮名をトシとしよう)
トシは賢く記憶力に優れ俊敏で
百人一首がとんでもなく強かった
小学校の時から現在まで
私は一度も勝ったことがない

 

実はこの度 百人一首に
再チャレンジするチャンスが
やってきた

1_7

5年生がこんなものを買ったのだ

2_6

5色に分けられた百人一首

20枚ずつ習熟していく仕組みなんだね
子供達と一緒に遊んでいれば
いつかはトシに勝てるかも
練習試合は今週から始まる

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TOSS(脳内革命)

2007-02-26 | ニセ科学

Dsc03604

先週金曜日は参観日だった
さすがに先生達はいつも以上に
気合いを入れて授業を組み立てていた

 

その中で一寸気になる指導案があった
道徳だった
__________________
いじめをすると
脳から猛毒が出る
やさしくすると
脳からからよい物質が出る
だからいじめをしないほうがいい
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
まとめると こんな話
こんなバカな話を教えるなと言ったら
上司に薦められたということだった
TOSSという
教育技術の法則化を進めている団体で
下のような形で紹介されていたものだという
http://pws.prserv.net/tomo-n/ijimetotatakau1.htm

 

読んできたかな
さてこの授業の問題点はどこだろうか

 

まずニセ化学を授業の前提においているところである
ノルアドレナリンとエンドルフィンのくだりは
「脳内革命」というトンデモ本を鵜呑みにしたものだ
 ノルアドレナリンやアドレナリンに
 毒性があるのは事実でも
 ノルアドレナリンが出過ぎて死んだ人なんて
 訊いたことがない
 逆にアルコール中毒で死んだっていう人は
 毎年何人もいるのに

 

もうひとつの問題点は
いじめを止める理由が
「ノルアドレナリンが出るから」
でいいの?
ということだ
もっと根源的に
相手の気持ちを思いやる気持ちを
育てていくのが道徳ではないのか
・・・それが
「毒が自分に出てくるのは不都合だから
 いじめはやめよう」では
自分の事しか考えていない点では
何も変わっていないでは無いか

 

そういうことを言って説得して
T先生は授業から「毒うんぬん」を
消すことを了解してくれた

 

参観日の前日になってから
授業の組み直しをさせて申しわけなかったが
見過ごすわけにはいかなかった
ごめんなさいね

 

TOSSは以前もニセ科学前提の授業を
仕掛けていた前科がある
「水からの伝言」
の授業だ
これにも悩まされたが
そのことは後日 記そう

小学校にもニセ科学は

入り込もうは入り込もうと狙っている

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天人唐草(オオイヌノフグリ)

2007-02-22 | 写真

4年生の国語の教科書の一番最初に
こんな詩がのっている
(あ、どういうわけか東京書籍のにはないみたい)

 

春の歌 草野心平
ほっ まぶしいな。
ほっ うれしいな。
みずはつるつる。
かぜはそよそよ。

 

ケルルン クック。

 

ああいいにおいだ。

 

ケルルン クック。
ほっ いぬのふぐりがさいている。
ほっ おおきなくもがうごいている。

 

ケルルン クック。
ケルルン クック。

 

春になった喜びを謳った詩なのだが
さて喜んでいるのは誰でしょう?

もちろんカエルだね

でイヌノフグリである

Dsc03493

SONYα100 + SIGMA100mmMACRO F2.8
ISO:400 f4 1/2500秒

 

1月末から咲き始めていたのだが
今日の陽気でうじゃうじゃ咲いていた
これはオオイヌノフグリ
平凡な花だ

 

いつもなら漢字名でタイトルを記入するのだが
「大犬の陰嚢」と書くのに躊躇したので
「天人唐草」の異名の方で紹介する
小さな小さな花で

 Dsc03417

こんな風に咲いている
隣のハコベの花と見比べても
負けていない小ささだ

 

Dsc03518

 
この小ささと 地べた低く咲くために
撮影するのが難しい花だ
なかなか満足いく写真にならない

 

Dsc03508

これらの写真は自分も地べたに
寝そべるようにして撮っている

 

Dsc03509

オオイヌノフグリのつぼみ
じっくり見たことがなかったが
アサガオのつぼみに似ている

 

Dsc03479

生息環境がほぼ同じハコベの花
春の七草の一つだね

 

Dsc03520
 

これは同じ距離感で撮ったタンポポ
オオイヌノフグリの小ささが
わかっていただけただろうか

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キラゲーム

2007-02-21 | 遊戯

ゲームに関することをここに書くつもりは
なかったんだけどなあ

 

こんな作品が出たのでは
書かない訳にもいかない

 

コナミがやってくれた

DEATH NOTE キラゲーム DEATH NOTE キラゲーム
価格:¥ 5,229(税込)
発売日:2007-02-15

人気コミック「デスノート」をゲーム化したもの
と聞けば
擬似アニメっぽくて
行動を選択してストーリーを
進めていくものを想像しがちだ

 

しかしこのスタッフは
その安易な道を選ばなかった

 

誰にでもお薦めできるゲームではない

商業的には成功するとは思えない
それでもゲーム界にとっての快挙である
何しろ今までに無かったジャンルのゲームなのだ

 

システム
捜査官8人の中で
プレイヤーはキラかLとなる
キラが原作通り夜神月であるとは限らない
Lが竜崎であるとは限らない

 

自分がキラならばLを探し、逮捕するか粛正すると勝利
自分がLならばキラを探し、逮捕すれば勝利
逮捕は1ターンの終わりに多数決で決まる
Lは1ターンに1人誰かを捜査して
その人がキラかどうか知ることができる
キラは1ターンに1人の人を抹殺することができる
人間同士疑ったり信頼したり・・・
またキラの崇拝者も存在し
影からキラを手助けするように行動する

Photo_4

ここまで読んで気づく人は気づく筈
このゲームは
「汝は人狼なりや?」のシステムを使用しているのだ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%9D%E3%81%AF%E4%BA%BA%E7%8B%BC%E3%81%AA%E3%82%8A%E3%82%84%3F
デスノートの知能戦と「人狼システム」は
なかなか雰囲気よく調和している

しかしDSで出すかねえ

 

人狼ゲームとしてみた時には
いささか致命的ともいえる欠陥が・・・
まず
せっかくのDSであるのにWifiに対応していないこと
全国の皆さんと推理ゲームを楽しむことができないのだ
さらに通信対戦には対応しているが
ダウンロード対戦ができないので
各人がこのソフトを購入する必要があること
もう一つは
殆どのキャラが捜査官なので
刑事のおじさん達ばかりなのだ
「さっき疑いをかけてきたのは
 茂木だっけ?相沢だっけ?
 人物の区別がつかないよう(;_;)」
という状態

Photo_5

いやあ
惜しい!
人狼BBSバージョンとかで
http://ninjin002.x0.com/wolff/
分かりやすいキャラ分けをして
Wifi対応で

是非次回作を作ってほしいものだ

 

だったら
パソコンでやってろって?
ごもっとも・・・

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死刑囚100人に思う事

2007-02-21 | 覚え書き(メイン)

死刑が執行されていない死刑囚が
100人を越えるという記事が
今日の朝日新聞のトップに載っていた
「此処にもかぁ」
である

 

死刑の是非についてはここで論じる気はない
深入りしたくない部分ではある

 

ここで言いたいのは
読売テレビの辛坊さんが言っていたこと
 大臣がハンコを押さなければ死刑執行はできない
 押さないというのは、本来の職責を果たしてない
 長い裁判の結果である司法判断を
 個人の一存でひっくり返すことが許されるのか
 法務大臣が法律を守らないのはいかん

「裁判は死刑と決めたけど
 わし死刑廃止論者だからハンコ押さないよ」

という話に対する考察である

 

我々はこの話に似た話を知っている
「法律では賞味期限は昨日までだけど
 まだまだ食えるよ、大丈夫使っちゃえ」
のペコちゃん

 

「法律ではもっと柱を立てなきゃいけないんだけど
 大地震が来なけりゃ、この強度で十分だよ」
の建築士

 

「学習指導要領では世界史も教えなきゃないみたいだけど
 入試に必要ないや、えいやめちゃえ」
の高等学校

 

「放送倫理には抵触するかもしれないけど
 効果があるっていう実験結果を出さなきゃ
 番組が成立しないぜ」
と健康番組

 

「憲法では軍隊持てないことになってるけど
 自衛隊っていう名前にすれば持ってもいいじゃん」

「法律では20才まで酒を飲んじゃ駄目なんだけど
 正月だからいいんだ、飲め飲め」

「制限速度40キロの区間だけど車の流れを
 乱さず10キロオーバーで走ろう」

「給食は食べさせてるけど

 給食費ははらわん。義務教育だから」

「津波警報出たけど

 いつも来ないから逃げないよ大げさだなあ」 

日本にはこんな話があふれすぎている
ルールより自分の勝手な考えを優先してしまうのだ
この日本人の遵法精神の無さは
何に由来したものなのだろう

 

すでに聖徳太子の時代から
日本人は本音と建前を使い分ける
国民性だったのではないか
宗教という面だけ取っても
八百万の神に、さらに仏を連れてきて
アッラーだろうがキリストだろうが
自分に都合のいい部分だけを取り入れてきた

 

太平洋戦争中、日本軍の捕虜になった兵は
ひどい虐待を受けた例が知られている
だから捕虜になるのを恐れていた日本兵は
米軍につかまると国際法に則った待遇を受けていた
日本は兵に国際法を遵守させる気がなかった
国際法を教えてすらいなかった

 

日本の場合、証人喚問で宣誓しても
平気で嘘をつくだろうが
欧米では神に誓って証言したら
嘘はありえない
神との約束を守る文化であり
契約社会でもある

 

日本人の遵法精神の無さが
守っても守らなくても大差ないルール
守ることが不可能なルール
守るべきでないルール
などを平気で作らせ
それがさらに
法を守る意欲をなくしていっているように思う

 

小学校で教えるルールの一つに
自転車の手信号がある
右に曲がる時、左に曲がる時、止まる時、
それぞれ片手を離して合図をする
子供達は乗れるようになったばかりで
ヨタヨタ蛇行しながら手信号を練習する
これは「守るべきでないルール」ではないだろうか

 

実際、路上で手信号をしている大人は少ない
そうして日本の子供達は
「決まりは守らなくてよいのだ」
ということを学習していくのだ

「守るべき決まり」を
「決める時にきちんと議論」して
「きちんと守る」必要があるのではないか
ああ
今日もぼやきで終わってしまった ○| ̄|_

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荒神社

2007-02-20 | 写真

日曜日の徘徊先は海だった

O槌町のショッピングセンターで立ち読みの帰り

太平洋を写す

 

1_6

SONYα100 + SIGMA16mmFisheyeF2.8
ISO:400 f13 1/640秒

ファミリーレストランの駐車場である

ちなみに食事はしていない

 

2_5

SONYα100 + SIGMA16mmFisheyeF2.8
ISO:400 f13 1/640秒

駐車場から50m程山道を降りていくと

水平線が大きく広がってくる

だが、この50mの間に

私は4回ほど立ち止まり

ひざに溜まった乳酸と粗い呼吸を

整えなければならなくなった

年令か?運動不足か?

うん

両方だ

 

3_6

SONYα100 + SIGMA18-200mm F3.5-6.3 DC
ISO:400 f16 1/4000秒

勢いづいて荒神へ・・・

この前まで土砂崩れで行けなかったのだが

いつの間に開通したのだろう

 

4_5

SONYα100 + SIGMA16mmFisheyeF2.8
ISO:400 f13 1/60秒

ここは砂浜から面白い位近くに神社がある

海が荒れないように睨んでいるのだろうか

 

5_6

SONYα100 + SIGMA16mmFisheyeF2.8
ISO:400 f13 1/320秒

情景としても一寸面白い

 

6_6

SONYα100 + SINY135mmSTF T4.5
ISO:400 f4.5 1/2000秒

この砂浜でセキレイが

波とたわむれているのを目撃

何度も何度も、波に近よって行っては

「キャー!」

と言って飛びもせずに逃げる

かわいい子供のようである

 

7_3

SONYα100 + SIGMA18-200mm F3.5-6.3 DC
ISO:400 f13 1/1000秒

ここには、このような街灯も立っていた

夜になると点灯するのだろうが

一体何を照らすというのか

灯台代わりなのだろうか

謎である

 

8_2

SONYα100 + SIGMA18-200mm F3.5-6.3 DC
ISO:400 f13 1/160秒

自分らしい写真も一枚

つくづく近視眼な人間なのだ

 

9_1

SONYα100 + SIGMAAPO 70-300mm F4-5.6 DG
ISO:100 f16 1/20秒

帰る途中で海鵜を発見

ずっとこの調子で左右を見ながら休んでいる

冬の鳥達は一人上手だ

 

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チグリスとユーフラテス

2007-02-19 | 読書

「どこかの国の大臣が「女性は産む機械だ」と発言した」
と どこかの国のマスコミが騒ぎ
どこかの国の議員さんが「やめろやめろ」と大合唱
 
私は大臣さんにもマスコミさんにも議員さんにも
含むところはないので
できるだけ客観的に考察してみようと思う
 
まず発言の全文を確認しなくてはなるまい
この大臣さんは少子化対策を担当しており
人口の現況についての話のなかで
 
|特に、2030年にたとえば30歳になる人を考えると
|今、7,8歳になってなきゃいけない。
|生まれちゃってるんですよ、もう、
|あとは生む機械と言っちゃなになんだけど、
|装置の数が決まっちゃった ってことになると、
|機械っていっちゃ申し訳ないんだけど、
|機械って言ってごめんなさいね、

|あとは生む役目のひとが、一人頭でがんばって
|もらうしかない。
|2030年はもう勝負は決まっていると
|よく役人に言われる
 
という発言をした。
「女性は産む機械だ」と直接は言っていないねぇ
彼の言いたいことは
「2030年に子供を生める人の数は既に決まっている」
ということだ
 
それが、こんな大騒ぎになったわけを考える

 
①マスコミの事大主義
前述の発言を
「大臣は女性のことを『産む機械』だと発言した」
と報道する姿勢は明らかにセンセーショナリズムだろう
文意をまとめる能力が無かっただけだとしたら
それはそれで問題だ
「視聴率を稼ぐためなら遣らせも捏造もかまわない
 まして誇張することや
 都合のいい所だけ使う事なんて捏造とは言わない」
というマスコミの姿勢がここにも出てきている
 
②比喩に対する狭量さ
比喩表現として人間を機械にたとえることが
それほどいけないことだとは私には思えない
「男は種出し機械だ」
「お前は役に立たない種出し機だね」
別に腹は立たない
「いい例えじゃないな」と思うだけだ
パスカルは「人間は考える葦」だと言った
筒井康隆は「人間は歩く糞袋」だと書いた
比喩表現に狭量になるのは
ただのことば狩りである
 
③議員さんはどこに怒っているのか
特に議員さん達を見て思うのは
彼女らは機械だという発言に怒っているのではない
「機械」発言無しに
「女性が子供を頑張って産まないと少子化になる」
と言われても、やっぱり怒っていたのではないか
 
女性が子供を頑張って産まないと少子化になる
というのも当然の話で
男が子供を産めない以上
女が子供を2人以上産まないと
算術的に人口は減るばかりなのだ
 
だが彼女らは出産について非常に敏感に反応する
女は不可侵な存在になりつつある
問題や創価学会の問題に似てきた
マスコミは女性を腫れ物に触るように扱わねばならない

これも「女性をデキモノ扱い」したことになるのだろうか
議員さん達がヒステリックに騒げば騒ぐほど
女性の品位が地に落ちていくようで悲しい
 
こんな騒ぎの間に
肝心の少子化の問題が
議論されずに時が過ぎて行くことが残念だ
勿論、もしかすると少子化というのは
議論や対策なんて必要ない
必然的なものなのかもしれないけれど・・・
 
さて本の紹介をせねば
思慮の足りない大臣さんや
ヒステリックな議員さんにも
読んでもらいたい

チグリスとユーフラテス〈上〉 チグリスとユーフラテス〈上〉
価格:¥ 720(税込)
発売日:2002-05
チグリスとユーフラテス〈下〉 チグリスとユーフラテス〈下〉
価格:¥ 600(税込)
発売日:2002-05

文庫判も出てたのね・・・ 
チグリスとユーフラテスは
宇宙港を舞う蛍の名前であって
古代史の話ではない
1999年の日本SF大賞を受賞している
 
あらすじは詳しく述べない
原因不明の不妊症のために
滅び行く植民星の年代記である
滅びの約束された世界で子を産むことに対して
一人一人の女性が
それぞれの形で苦しみ足掻く姿
人類の最後に生まれた子供の苦悩と
それを叱りとばして救ってくれる女性
「レイディ」の目覚め
ああ
新井素子だ
 
誤読を恐れずに言えば
このお話は
作者が「自分の不妊」という無念を
自分への鎮魂歌として
更には全ての女性/人類への鎮魂歌として
昇華させた作品である
文体に好き嫌いはあるだろうが
私はラストシーンを泣きながら読んだ

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誕生記念楯

2007-02-18 | ものづくり

田舎に住むホビーストにとって

東急ハンズの名は憧れの対象である

何でも売ってるんだろうなあ

ワケの分からん発泡スチロールの玉とか・・・

何に使うか判らんような曲がった針金とか・・・

うっとり・・・

というわけで

東急ハンズのオンラインショップ会員になってしまった

 

とりあえず何か買おうかという事で

1_5 

届いたのは透明レジン

昆虫でも封入したら楽しいだろうと思ったんだよ

ところが季節は冬。虫はいない・・

別のものを作ってみることにした

2_4 

こんな容器も用意した

購入した二液を紙コップで混合し

容器に入れて一晩置くと

次の日には固まっている

封入したいものを寝かせて

上からもう一度レジンをかける

3_5 

今回は写真を封入

今回は大好きな二人の子供達の

誕生時の写真を選んだ

一晩固めて取り出してみる

4_4 

気泡が入ってしまった

初めてだからしょうがないか・・・

次回は泡をつぶす工夫を考えよう

角をなくすためにサンドペーパーでみがく

5_5 

目の粗いものから始めて

6_5 

最後は1200番くらいの耐水サンドペーパーで念入りに

7_2 

このままではうまく立たないので

足をつけるために再びレジンを使う

8_1

書き忘れていたが

サンドペーパーの後でピカールでみがくと

このように透明になってくる

9 

大きすぎる足を糸のこで切り取り

切り口を更にみがくと完成だ

95 

しょこ面/そた面の両A面のできあがり

今回は本当に気泡が不本意だった

気泡が入ると透明度が落ちる

次回気泡を消すためには

ドライヤーの使用を考えている

 

それにしても二人ともかわいいなあ

 

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