日々の戯れ

鈴柩の頼りない脳細胞に代わる記憶

アセタミプリド(分子模型)

2008-09-30 | 分子模型図鑑

三笠フーズシリーズ

汚染米への残留農薬がアセタミプリドだ

メタミドホスはこちら

そしてアフラトキシンはこちらへどうぞ

 

アセタミプリドはネオニコチノイド系殺虫剤である

今までの主流である有機リン系殺虫剤

虫達が抵抗力を獲得したり安全性の面から見直され

欧米中心にネオニコチノイド系殺虫剤の使用が増えて来た

分子構造はこんな感じだ

アセタミプリド

Photo

ネオニコチノイドという名は

「新しいニコチンの仲間」といった意味の言葉で

昔タバコ水で虫を殺したことの延長線上にある

ちなみにニコチンの分子模型も掲げて置く

ニコチン

Photo_2

似ている部分はおわかりだろうか

 

ネオニコチノイド系殺虫剤にも多くの種類があるが

もうひとつだけ紹介しよう

クロチアニジン

Photo_3

近年日本やドイツでミツバチが大量に死ぬという事件があったが

その犯人が日本で開発されたクロチアニジンという殺虫剤だった

害虫のカメムシを殺そうとして

ミツバチを全滅させられては養蜂家も気の毒である

安易に殺虫剤に頼るのは考え物だと

昆虫シンパの私は思うのであった

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朝焼け

2008-09-29 | 覚え書き(メイン)

P1010041

なんだか久しぶりに朝焼けを見たので

通勤途中に撮影しておいた

 

ホントに忙しい学校だ

土曜日の早朝から招集がかかったのだ

PTAの早朝作業は何度目だろう

P1010046

今回は窓ふき

けっこう集まってもらった

さすがに9月末の三陸の午前5時は寒い

半袖ではいられない季節になった

冬の足音が聞こえてくる

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陸上記録会

2008-09-27 | 覚え書き(メイン)

25日は町の陸上記録会だった

夏休み終了後の放課後は

我が校では全て陸上のために費やされる

P1000981

色とりどりのユニフォームを着た町内9校の選手が

投げ、跳び、走る

この日のために消費された努力の数々が

彼らを輝かせる

Dsc04957

学校の名誉をかけたリレーでは

本気で泣く子の姿も見られた

Dsc04976

6年女子・5年男子が 優勝

6年男子が準優勝と

見事な成績も嬉しかったが

何より嬉しかったのはこれで陸上の放課後練習に

リソースを消費しなくてすむようになるということだった

選手達よゴメン

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アフラトキシン(分子模型)

2008-09-26 | 分子模型図鑑

アフラトキシンB1について紹介したばかりだが

ついでにB2・G1・G2の分子模型も作ったので

分子構造と共に載せておこう

アフラトキシンの「B」や「G」はブルーとグリーンの頭文字だ

紫外線をあてたときに発する色(蛍光)が青と緑なので

それぞれアフラトキシンB、アフラトキシンGと名づけられた

アフラトキシンB1

Photo

アフラトキシンB2

Photo_2

アフラトキシンG1

Photo_3

アフラトキシンG2

Photo_4

大まかな形状は変わらないが

端っこの環の水素原子数などに違いが見られる

 

他にアフラトキシンM1・M2などというものもあるが

こちらは哺乳類の消化器などで酸化されたもの

分子模型の姿はB1・B2とほぼ変わらない

裏側にある水素が酸化されて水酸基になっただけのもの

B1を筆頭にどれも史上最高クラスの発がん性を持つ

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露草(ツユクサ)

2008-09-25 | 写真

P1000839

今の時期ではありきたりな雑草「ツユクサ」

「ツユクサの花びらは何枚でしょうか」と聞くと

大抵「2枚」と答えるのだが

実は3枚が正解だ

2枚の大きな花びらの下の方に

白い小さな花びらが付いているのだ

ありふれているが想像以上にユニークな花である

P1000855

この辺の子供達は

ツユクサを見れば「トンボが食べる草だ」という

3つの市町村で勤務してきたが

どの学校の子にとっても「ツユクサはトンボのエサ」であるようだ

もちろんトンボは肉食なのでツユクサを食草としているわけはない

多分

トンボとツユクサが同じ時期に盛んになることから

トンボを捕まえた子供が手近にあったツユクサを与え

トンボが噛みつかざるをえなかったのではないか

P1000857

ありきたりな花なので異名をたくさん持っている

青花、藍花、縹草、蛍草、月草、移草・・・

それからそれから・・・トンボ草

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アフラトキシンB1(分子模型)

2008-09-24 | 分子模型図鑑

昨日のメラミンに続きニュースに現われた化学物質

三笠フーズの事故米に入っていたアフラトキシンだ

事故米という言葉は変な言葉だ

食用にならない米を工業用として輸入したところで

それは事故ではないだろうし

工業用の米を食用に転売したのは

事故ではなく悪質な故意だったと思うのだが・・・

 

アフラトキシンはカビの作る毒である

「天然の物質だから体に優しい」わけもなく

ダイオキシンの10倍以上

といわれる発がん性を持った危険な物質だ

 

アフラトキシンを作るカビは

「アスペルギルス・フラバス」

米麹が

「アスペルギルス・オリゼー」

だからかなり麹カビに近い仲間

Photo

左がオリゼー、右がフラバスである

まぁ

背景を変えただけなんだけどね

そのくらいに似ているということだ

 

アフラトキシンB1

Photo_2

アフラトキシンには分子構造の小さな違いで

B1、B2、G1、G2などがあるが

このB1が最も毒性が強いといわれる

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メラミン(分子模型)

2008-09-22 | 分子模型図鑑

ニュースになった化学物質シリーズ「メラミン」である

中国の牛乳に混入され・・・(また中国か・・である)

それを使った乳製品が汚染されたらしい

メラミン

P1000923

窒素を含む複素環にアミノ基が3つもついている

この窒素の量がメラミンを牛乳に混ぜ込んだ理由である

1 中国の業者は牛乳を水で薄めた

2 そのままでは薄めたことが検査でバレる

3 検査はタンパク質の量を計測する

4 タンパク質の量は窒素の割合で計測する

5 窒素を増やせばバレない

6 メラミンは窒素を多く含む

7 薄めた牛乳にメラミンを入れよう

という流れのようである

メラミン自体はたいした毒性は持っていないが

体に不要な物質なので腎臓のフィルターに引っかかり

腎不全を起こすということのようだ

 

「メラミン」と聞いて我々が思い出せるものには

メラミン製の給食食器とか

メラミン樹脂フォームのスポンジとかがある

こちらのメラミン樹脂はメラミンとは全く物性の異なるものだが

関係がないわけではない

メラミン樹脂

P1000925

メラミンがたくさん縦横に繋がった高分子化合物である

頑丈なプラスチックに成る

以前、「給食用食器に環境ホルモン」という問題が起こったときに

ポリカーボネートをやめてメラミンに替えようとする学校があったが

メラミン樹脂はホルムアルデヒドが溶出するとかいう説もあり

あの頃の給食担当は頭を悩ませたものだ

それはメラミンからメラミン樹脂を作るときに

ホルムアルデヒドを反応させて

メチロールメラミンという中間生成物を作るからだ

メチロールメラミン

P1000922

結局

国内で作るメラミン樹脂には

未反応のホルムアルデヒドが残ることなどまずなさそうだ

・・・中国製品だった場合は・・・

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金蛇(カナヘビ)

2008-09-20 | 写真

連日の爬虫類の訪問である

Dsc04923

今回の訪問者はカナヘビ・・・

PC室前の廊下を歩いていたのを5年生が捕まえた

カナヘビは「愛蛇」という字をあてることもあるくらいで

P1000901

子供達にも愛されていた

昨日のヤマカガシはまがりなりにも毒蛇だったので

「手を出すな」と・・・見せるだけだったのだが

P1000900

カナヘビには触れることを許したので

手に乗せる子あり、頭に乗せる子あり・・・

爬虫類好きの子も多いことに驚いた

P1000884

教務の私は日に1時間以上

特別支援児の指導を受け持っているのだが

その子はカナヘビにベッドを作ってやるのだといって

粘土で作った寝台に寝かしつけようとした

さすがに尻尾を切って逃げようとするカナヘビに

可哀想になった金曜の午後・・・

追記

ヤマカガシは死んでしまったがカナヘビはちゃんと逃がした

P1000905

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山棟蛇(ヤマカガシ)

2008-09-19 | 写真

P1000834

学校のプール脇の舗装道路を

横断しようとしている小さな蛇を見つけた

ヤマカガシの幼蛇だ

P1000802

黄色い首輪をしているのが特徴

この黄色は大人になると消えてしまう

Dsc04822

ヤマカガシは毒を持っている

毒は奥歯にあるのでマムシほど危なくはないが

毒自体は危ない毒だ(血が止まらなくなる)

Dsc04814

時々チロチロと舌を出すのだが

写真に捉えるのは難しかった

ヤマカガシのカガシは蛇のこと

山蛇という名だが里に現れるヤマカガシ

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祭りの「足」

2008-09-18 | 写真

Dsc04683

Dsc04782

Dsc04792

Dsc04732

別に足フェチというわけではないが・・・   

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