親水性アミノ酸には
酸性・塩基性アミノ酸(紹介済み)以外に
中性のものがある
それを更に細分化するならば
アミドの側鎖を持つものと
アルコールの側鎖を持つものに分けられる
アミド型は次の二種
アスパラギン
グルタミン
以前紹介したアスパラギン酸・グルタミン酸の
カルボキシル基にアンモニアが脱水縮合をした形状だ
この部分をアミドという
アルコール型は次の2種
セリン
トレオニン
トレオニンはスレオニンとも呼ばれる
これら親水性アミノ酸のタンパク質の中での役目は
タンパク質の表皮のような役である
体内は水分に満ちているので親水性のアミノ酸は
よく馴染んでいるのだが
疎水性のアミノ酸は
生体内では水分に弾かれて内側へと集まろうとする
つまりタンパク質は
親水性アミノ酸を外に
疎水性アミノ酸を内側にして形を作ろうとするのだ
タンパク質の構造を決定するのに
親水性・疎水性の違いは大きな働きをしているといえる
ボールペンの油性・水性よりは重大な違いなのではないかな