日々の戯れ

鈴柩の頼りない脳細胞に代わる記憶

親水性中性アミノ酸(分子模型)

2008-07-19 | 分子模型図鑑

親水性アミノ酸には

酸性・塩基性アミノ酸(紹介済み)以外に

中性のものがある

それを更に細分化するならば

アミドの側鎖を持つものと

アルコールの側鎖を持つものに分けられる

アミド型は次の二種

アスパラギン

Photo

グルタミン

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以前紹介したアスパラギン酸・グルタミン酸

カルボキシル基にアンモニアが脱水縮合をした形状だ

この部分をアミドという

 

アルコール型は次の2種

セリン

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トレオニン

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トレオニンはスレオニンとも呼ばれる

 

これら親水性アミノ酸のタンパク質の中での役目は

タンパク質の表皮のような役である

体内は水分に満ちているので親水性のアミノ酸は

よく馴染んでいるのだが

疎水性のアミノ酸は

生体内では水分に弾かれて内側へと集まろうとする

つまりタンパク質は

親水性アミノ酸を外に

疎水性アミノ酸を内側にして形を作ろうとするのだ

タンパク質の構造を決定するのに

親水性・疎水性の違いは大きな働きをしているといえる

ボールペンの油性・水性よりは重大な違いなのではないかな

コメント
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