日々の戯れ

鈴柩の頼りない脳細胞に代わる記憶

かき氷

2007-08-10 | 分子模型図鑑

ばあちゃんと買い物に行っていた姪っ子が

こんなカプセルトイを買ってきた

1_14

鉛筆削りのような刃がついていて

実際にかき氷ができるという

喜んで小さな氷を作り

指の先程のかき氷を作って楽しんでいた

 

それを見ていたばあちゃんは

本当の機械があるぞといったばかりに

かき氷大会

2_15

このかき氷器ってワシらが子供の頃からあるような・・・

3_14

単純な器械は長生きするなあ

ちなみに

シロップは新しく買ってきた

4_11

メロンとイチゴだが

果汁が入っているわけはない

中身はほぼ同じで

果糖ブドウ糖液糖、増粘多糖類、甘味料

香料・酸味料でフレーバーを変えているが

一番の違いは色だよね

左の量産型メロンシロップは

合成着色料の青と黄色を混ぜて緑色にしている

青色1号

Photo_294

黄色4号

Photo_295 

合成着色料というと体に悪い得体の知れない化学物質

というイメージがあるが

得体の知れないどころか

現在11種類しか存在せず

徹底的に身体検査されているので

下手な天然の物質よりも安全は保障されているといえる

分子模型としてはごてごてしていて美しくはないね

 

さて右側のシャア専用イチゴシロップの色素は

天然色素だった

コチニール色素

Photo_296

このコチニール色素

茜染めのアカネ色素に似ている

プルプリン(日本アカネ)

Photo_297

アカネ色素は近年、発がん性が認められ

天然色素ではあるが食品には使用できなくなった

その点コチニールは古くから使用されていて

カンパリの鮮やかな赤色もコチニールの手柄だ

 

しかし、安全な天然色素コチニールにも弱点がある

実は昆虫からとった色素なのだ

サボテンに付くカイガラムシの仲間

コチニールカイガラムシ(エンジムシ)を乾燥させてから

アルコールなどで抽出することで作られる色素なのだ

昆虫からとると言うだけで真っ青になる人も居るが

その人の口紅にもコチニール色素が使われていたりする

それに同じ節足動物のエビやカニを

ありがたがって食べているのだから論理的ではない

カイガラムシにも感謝して氷イチゴを食べよう

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする